ランチア ストラトス

ユーザー評価: 1.5

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クルマレビュー - ストラトス

  • マイカー
    • トプ・ガバチョ

    • ランチア / ストラトス
      HF (1975年)
    • おすすめ度:
    • レビュー日:2011/12/14
    • 満足している点

      やはりWRC好きには強く印象に残る車ですから、走りだけではなくスタイリングやコンセプトそのものに強烈な個性を持っている点が第一に挙げられます。山間の狭い峠道をすいすい走る感覚は、後のデルタや国産の4WDラリーカーの方が実速は上回るでしょうが、乗っていて楽しいのはストラトスならではでしょう。良く尾ひれが付いて言われることですが、コーナーですぐスピンするような暴れ馬ではありません。かなりの速度でコーナーに入っても、そうそう大きく尻が流れることはないです。これはタイトなコーナーでも同じですから、噂はサンドロ・ムナーリのような腕のある人が振り回して乗ればそうかも知れませんが、ちょっと腕に覚えがある程度の人ではそんなことはまずないです。それどころか、かなりコーナーで粘りがあり、ニュートラルなハンドリングでクイッと曲がってくれます。
      エンジンのレスポンスも良く、中低速寄りのセッティングとギアレシオのおかげで、山間部のドライブは本当に楽しいものです。意外と燃費も良好で、高速道路をからめるとリッター8km以上は走ってくれますが、さすがに渋滞路では燃費が落ちます。

      不満な点

      とにかく最低限の作りで、当時のイタリアンカーの工作程度が大雑把なこともあって、35年以上経過した個体ではさすがに細かいところが悪くなります。ただし、その反面、かなりシンプルなので、そこそこ自分でいじくれる点は良好。デルタではエンジンルームにとても手を入れる気にはなりませんが、ストラトスはかなり手を入れるスペースがあるので、作業は楽です。
      タイヤはワークスの15インチホイールに合うものが最近極端に少なくなりました。こんな点からも古い車なのだなと変に実感しちゃいます。
      運転していて最も困るのはその暑さ。サイドウィンドーが半分しか開かないのは仕方ないとして、風がほとんど入ってくれないので、夏場は地獄としか言いようがありません。そのくせ隙間が多いため、フロントのラジエーターの熱風がじわじわ入り込んだり、後ろのエンジンの熱を背中で感じたりする訳ですから、トンでもない暑さになります。フロントガラスが強く傾斜しているのももちろん影響しています。視界が広いように言われますが、寝ているため上下で狭く、左右も細いながらもピラーが入っているので、他車に比べてさほど良いとは思えません。ただ、フロントが低い位置にあってそれが見えないため、広く見える気がしないでもないです。リアはそこそこ見えますが、斜め後ろがほとんど見えないので、車線変更時は面倒です。

      総評

      その特異なフォルムも含め、走りに関しては本当にトータルバランスに優れた車だと思います。今となってはほとんど見かけなくなりましたが、未だに雑誌やミニカー等で姿を見ることがあって、そのおかげで認知度はまだまだ高く、自分でも35年前の車とは思えない位です。
      最近はイギリスのバックヤードビルダー製のレプリカや、それを使った国産のレプリカ等も存在しますが、やはりランチアと言う自動車メーカーがしっかり設計して作った車だけに(ベルトーネの工場でほとんど手作り状態での生産だったんですが)、基本的にバランスは良いと思います。ディーノのエンジンで設計されたフレームで、初めから過酷なラリーで使われることを想定していますから、足回りも含めて走りに直接関わる部分はかなり頑丈です。
      細かいところを見たら話にならないんですが、それを気にすると古い車はどれも乗れませんものね。惜しむらくは、これが売られていた当時、ホモロゲーションの500台もまともには作られず、492台の生産に止まったとか。そのうち、現在生き延びているのは380台強で、日本には20年前で38台あったそうですが、いかんせん少ないので、そのイメージばかりが先行している風がありますね。しかし、実車は挙動も安定した乗りやすい車です。
      運転していて本当に楽しめる車であると、確信しています。

    満足している点不満な点総評

 

 

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