オトナのハズシグルマ - Eクラスクーペ

マイカー

オトナのハズシグルマ

サンデ
メルセデス・ベンツ / Eクラスクーペ
E300 クーペスポーツ_RHD(AT_2.0) (2017年)
- レビュー日：2019年11月13日
- 乗車人数：４人
- 使用目的：買い物

おすすめ度： 4

デザイン：5
走行性能：5
乗り心地：4
積載性：4
燃費：3
価格：3

満足している点: W204系Cクラスのシャシーを使った先代C207Eクーペから変わって、W213系Eクラスセダンのシャシーを使った「名実共にEクラス」のC238クーペ。

先代から大きく伸びた２ドアボディの流麗なルーフラインと美しいフォルム。
クーペなので気恥ずかしくならない巨大な「クーペグリル」

Cクラスセダンを凌ぐ後席の空間、と居住性。
ホイールベースもCセダンより35mm長い。
センターピラーレスに加えクォーターガラスが完全に下り切るので、高原とかで「全開」したときの開放感もなかなか。

自動運転、自動駐車、オートハイビームLEDライト、シートヒーターは勿論ベンチレーションからマッサージ機能まで、快適装備安全装備も至れり尽くせりのフル装備でケチの付けドコロなし。（E300OP装着車）

ギリで日常使い出来るサイズ。
アラフィフ夫婦が共有するのに持って来いのキャラクター。
不満な点: デカ過ぎるホイールに太過ぎ、薄すぎのタイヤ。
難しすぎる液晶パネル操作系、てんこ盛り過ぎる機能。w
不自然な制御をするレーンキープアシスト。
総評: サイズ的にギリ持て余す事も無く、2ドアながら4人乗車でも使える後席スペースを持ち。
ハイクラスに値するステータスを堅持しつつ取り回しと日常性を確保し。
安全性と信頼性も担保する優等生グルマ。

しかも小粋でオサレと来らぁ！w

ドイツ車にありがちなヒエラルキーと型落ちの恐怖から、上手く外せるミドルサイズのパーソナルクーペ。
10年スパンで乗れそうです、実際乗るかは判らんけど。w

兎に角ね、安心ですよ。
「ベンツのE」という印籠の信頼性、安心感。
全部おまかせでいいよね？

※2023/8加筆
4年乗ってみて、その間にC238はフェイスリフト+MC。
次期型にEクーペは無く、新たにCクーペと統合されて「CLE」となることが発表されました。
コレらに「目移りするか？」と問われれば個人的には「全く目移りしない」ｗ

先ず第一にカオが良い。
C238前期の「逆台形グリル」が台形の後期や細目CLAヅラ+Cクーペ寄りのサイドウィンドキックバックの新型CLEに比べて圧倒的にカッコ良く感じます。

メルセデスの歴代デザインの中でも僕的にはパーフェクトに近い前後造形とシルエット。

軽くて主張しない2L四気筒ターボは「良い黒子」で、思った通りのパワーを提供してくれて痛痒ナシ。

ぶっ飛ばしたければ930カレラがあるし、快適至極ならレンジローバーがあるので、夫婦共用のおされグルマとしては長く乗れてエレガントな相棒となりそうです。

コレよりカッコ良くて色気のあるクーペはアストンくらいなので、しばらく乗ってそう。

デザイン: 5; 先代クーペから車台が変わり、ロー＆ワイドが強調され、さらに伸びやかになったスタイル。
歴代M-Bでも最高と謳われるデザインジェネレーションのEクラスクーペ。

リヤフェンダーのショルダーの出し方は、ポルシェに通ずるカッコよさ。
水平基調で上屋が低く、ボンネットの2本のパワーバルジと相まって「いかにもクーペ」といったスポーティー感を出してます。
走行性能: 5; 直列4気筒ガソリンターボエンジンは「9速トルコンAT」の助けもあって、ビックリはしないけど必要にして十二分の動力性能を発揮。

色気は無いがメルセデスベンツらしい黒子的な動力源で、ビーエムみたいに「エンジンキャラクターを主張」して来ないトコロがドライバーを疲れさせなくて良い。

ターボで出足も良く、加速も力強いし1.7tのボディを引っ張って街中7ｋｍ/L、ツーリング10km／L、高速フツーに流して13km／Lは及第点。

FR4気筒はスッキリと鼻先が軽く、フロントサスが柔らかくしなやか。
AMGパッケージの割に、思った以上に滑らかにスイスイ走る。

試乗した「E53AMG4マチック」みたいにハイパワーでは無いが、重くギクシャクした感じもなく女性的でスィート。

個人的にメルセデスAMGは「無駄の美学」と「ギャップ萌え」以外に存在価値ナシだと思っているので、ひたすら快適でスムーズな標準車により惹かれます。

飛ばすなら911乗ればいい。
何ならAMGラインですらなくていい。ｗ

高速道路の路面に吸い付く収まりの良さと適度な重さは数百kmを一気に走る様なシチュエーションにも難無く対応、さすがメルセデスベンツEクラス。
乗り心地: 4; アバンギャルドスポーツ仕様なので基本硬め。
と言って、そこはベンツ。
2ドアクーペとして「ギリギリ許容出来る」範疇。
そして高速道路自動運転の楽チンさは驚異的。

※個人の責任でタイヤサイズを細くしてハイトを上げた非ランフラタイヤにしましたが、これぞメルセデス！という足捌きを披露。
ベストバランスになりました。＾＾

マッサージシートが眠いときに有効。
500ｋｍくらいイッキに走れるのはメルセデスならでは。
積載性: 4; 後席は大人が「寛げる」広さを確保している。
W463系Gクラスロングやマカンより広い。
トランクも2人で旅行は余裕、ゴルフをしなければ4人で2〜3泊の旅行は出来ると思われ。
このスタイルでサイズなりの積載能力を有しているのは評価出来ます。

クーペとしては120点。
燃費: 3; 市街地のみ7km／L前後
郊外に出て5速以上に入り出すと10km／L
高速道路を法定速度で走って13km／L
遠乗り11km／L+
と言ったトコロ。

Ｅ220ｄの4発ディーゼルが在れば死ぬまで乗っても良かった。ｗ
価格: 3; 試乗車があふれるメーカーだけに、値崩れ時を狙い撃ちすればカナリお得。
ウチのはコミコミ1000万オーバーのクルマが、1年3000ｋｍで総支払い550万円。

ウクライナ戦争前の一番安い時に手に入れたので、今より3割くらい安く買えたっぽい。
いやー良い買い物をしました。ｗ
故障経験: トランクオートクロージャーの引き込みが甘くて修理。