日産 ノート e-POWER

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2020年式ノートe-POWER X感想文 - ノート e-POWER

試乗

2020年式ノートe-POWER X感想文

おすすめ度: 2

満足している点
1.エンジンの始動タイミングの適正化
2.後席も荷室の広さも十分
3.5ナンバー枠を守ったこと
不満な点
1.インテリジェント?なセットOPT仕様設定
2.停車発電時のこもり音
3.起動時にECOモードに自動設定される
総評
2020年11月、日産はBセグメントの日産ノートをFMCした。

先代は発売から4年が経過した2016年には突如e-POWERを追加。電気自動車用のモーターのみで駆動し、その電力を1.2L直3E/Gで発電する日産独自のメカニズムを採用した。HVの一種である事、高速域で燃費悪化することや純EV走行できる時間が短いことには触れないまま「電気自動車の新しいカタチ」と銘打ってさもEVのような広告展開をした事も記憶に新しい。(CMではヒュイーンとモーターの音が流されるが 実際の車輌ではすぐにE/Gがかかるため、 常にエンジン音を意識しなければならなかった)

しかし実際に運転してみれば「ひと踏みぼれ」は伊達ではなく、本来の技術的にあるべき姿から離れている事が気にならなくなる出来栄えの気持ち良い加速性能を持っていた。e-POWERの追加によりマイナーチェンジモデルとしては異例のヒットを記録し、B12系サニー以来30年2ヶ月ぶりに日産車が月間販売台数で1位を記録するに至った。乗れば誰でも分かる魅力が人気を後押しした一例である。このようなヒットの後のFMCであるから、当然気合の入ったモデルになることは想像に難くない。

2代目ノートに追加されたe-POWER以降、日産自動車を取り巻く環境は決して好ましいものではなく、期間従業員による未発表モデル情報の流出、工場の無資格者検査、排ガス性能検査結果改ざん、元首脳の逮捕、海外逃亡、最も新しい例ではスカイラインのエアコン不具合のオーナーを裏切る対応など往年のファンたちですらウンザリするような状況下にあった。(少なくとも少年時代に日産車と過ごした私は呆れた)

新型ノートは新生日産を象徴するアリアを髣髴とさせるスタイリングで登場し、エンジンラインナップをe-POWER一本に絞るという決断をした。

ボディサイズを比較した。
ノート
4045mm×1695mm×1505mm、軸距2580mm
フィット
3995mm×1695mm×1515mm、軸距2530mm
ヤリス
3940mm×1695mm×1500mm、軸距2550mm
マツダ2
4065mm×1695mm×1500mm、軸距2570mm

新型ノートは見事に扱いやすい5ナンバー枠を守ってくれた。今後、何となく車幅1800mm程度が新しい実用的な車幅として浸透しそうな気配を感じているが、そうなると旧い住宅地などの方はいよいよ予算があっても軽自動車しか乗れなくなってしまいそうだ。

閑話休題

先代のノートはマーチとのカニバリゼーション(シェアの共食い)を避けるためにややユーティリティ指向のキャラクター設定だったが、新型は少々パーソナルカー的な立ち位置にシフトした。明らかに前席優先のヤリスやマツダ2と較べて後席の快適性や荷室容量にも一定の配慮が行われているが、ドアの短さやドア開口などを考えるとデビューしたばかりのキックスに配慮し、更に商品性を失った状態で放置されているマーチの受け皿になりたい希望も垣間見える。

乗ってみると、意外なほど運転席は囲まれ感が強く、その代わり大型ディスプレイやフル液晶メーターなどハイテク感が楽しめる点は競合と差別化できている。

走らせると初代のような溌剌としたフィーリングが影を潜めたと感じるが、原因の一つが始動時に強制的にECOモードを選択してしまうことにある。(見かけのカタログ燃費を良くする為の常套手段)NORMALモードも試したが、先代のような刺激的な走りが無くなっている。しかし、EV走行感が楽しめるようE/Gの始動タイミングが改善されたことは直ぐに体感できたが、停止発電時にエンジン由来のこもり音は圧迫感が強く、もう少しレベルアップされなくては辛いものがある。(アクティブノイズキャンセラーなどを採用してはどうだろうか)

E/Gラインナップをe-POWERに絞った結果、これによりスタート価格は税込み202.9万円に上昇した。Xグレード同士の比較では下記の通り約20万円以上の値上がりである。

先代e-POWER X:195.9万円(税抜き181.4万円)
新型e-POWER X:218.7万円(税抜き198.8万円)

カーテンエアバッグや踏み間違い衝突防止アシスト、渋滞制御を可能とするEPBなど時代が要請する装備は標準化されたが税抜きでも17.4万円のアップはセグメント的にも少々高い。新型ノートの中のグレード格差も普及版と上級版の装備差の割りに価格差も大きく、かつオプションがセットオプションのみのため高額で実際に好みの装備を追加しようとすると不要な装備も装着されてしまう。

特にひどいのは日産が全社的にアピールするプロパイロットだ。単独追加できず、セット価格約42万円である。

こうしたことから、どうしても欲しい顧客は本来8万円弱の装備を42万円で買わされる事になる。この点、トヨタヤリス(トヨタセーフティセンス)やホンダフィット(ホンダセンシング)でもアダプティブクルーズコントロールと車線維持支援システムが標準装備されており、プロパイロットに近い体験は出来るが、日産の場合標準でインテリジェントLI(車線維持支援システム)の装備があってもアダプティブクルーズコントロールが無い(=プロパイロットに含まれる)のでプロパイロットを付ければ他社より高機能になるが、付けなければ他社に劣る仕様となる。ここが大変意地が悪いというかユーザーに対して不親切な部分だ。

原理的に高速走行時の効率が劣るe-POWERは高速道路をあまり走らない方にオススメしたいユニットなので、ノートでは高速道路で活躍するプロパイロットは不要と判断する。

ただ、価格の項で触れたとおり新型ノートは難しい仕様設定をしており、決してお買い得には購入できない仕組みになっている。(2021年なりの装備内容でざっくり300万円オーバー)

それでは先代の自然吸気1.2Lが擁していたユーザー層(総額220万円以内)をどうするつもりなのか。買い替える車がなくなってしまう。まさか10年以上放置されているマーチを勧めるのか。或いはせっかく普通車を買ってくれていた顧客にデイズを勧めるのか。「貧乏人はノートe-POWERの中古を買え」ということなのか。

厚生労働省の2019年の調査によると、国民の平均所得が552.3万円である。年収の3割程度で車を買うとすると184.1万円であるが、旧型ノートはこの金額で買えたし、競合車も買える。しかし、新型ノートではそれが適わない。お客様目線というより会社目線に感じられ、こういう姿勢がノートを知人・親戚に薦めようと思えない理由だ。

もしe-POWERに絞りたいなら、しっかりコスト管理をやった上で従来型のガソリン車オーナーでも手が届く廉価グレードを準備すべきだった。電動化・自動運転化を推進するリーダーを自認しながら、せっかく自社テクノロジーの魅力を伝えられたはずの新型ノートを短期的な目線で仕様を組み立てたことが全く理解できなかった。キックス同様今後のE/Gバリエーション追加と仕様設定の改善に期待。(e-POWERに絞って価格が上がっていくとますます軽ばかりに偏ってしまいホンダの様に苦しむ事になる)
デザイン
3
新型ノートのエクステリアは、2021年内に発売予定のEVクロスオーバー車アリアのエッセンスを詰め込んだ新生日産のデザインが先行で織り込まれている。



LEDを組み込んだヘッドライトに幾何学的なラジエーターグリルがキックスやアリアの様に新しさを感じさせる。かつてのVモーショングリルよりも落ち着いていて個人的には好感を持った。



また、ラジエーターグリル奥には目立つ銀色の部品が無く、見栄えも配慮されている。(他社だとマツダ2も頑張っているが、銀のねじやA/C部品が見えるヤリスやフィットは配慮が無い)

エンジンフードの見切りが一般的な縦見切りではなく、N_BOXのような横見切り(クラムシェルタイプ)を採用し、スッキリとした継ぎ目のないフロントマスクになって高級感がある。



新型ノートは全体的に落ち着いたデザインで元気一杯のヤリス、癒しのフィット、背伸び高級感のマツダ2と較べても日産らしいハイテク感が楽しめる。ただし、寸法的に余裕がないのでエクステリアは前後方向に寸詰まりな印象を受けてしまうのが玉に瑕である。



Rrドアの前後長が短いのも寸詰まり感を強調してしまう。5ナンバー枠に入れるためボディサイドの断面に余裕が無く、ドアベルトライン下が少々退屈な印象だ。競合車はここにレリーフを入れたりして錯視効果を狙うのだがノートはその点が少々素っ気無い様にも感じられる。



リアビューは先代までの90年代後半からのRV系コンパクトカー的な流れを断ち切り大人っぽい落ち着きを売りにしている。バックドアにライセンスガーニッシュを配置しナンバー灯を隠す構成は少々古典的ではあるが、NISSANのロゴや両サイドを繋いだリアコンビランプはセダン的な風格も漂わせている。惜しいのは中央付近で左右のコンビランプの合わせ目が存在していることだ。展示車や試乗車では建付けに問題なく端末がぴったり合っているが、ばらつきで段差が出ても面白くないので、一般的には私が落書きしたような部品構成にすることが多い。



部品点数も変わらないし物流コスト的にも有利ははずだが、別の隠された意図があるのだろうか。



更に私だけかもしれないが、ガーニッシュに輝くNISSANのレタリングの中央部分「S」と「S」の間とRrコンビランプの中央見切りが一致していない点も何故だか心がかき乱される。遠めに見るとバランスが良く見えるのだがどうしたものか・・・・。



インテリアも新しい日産を思わせる出来栄えだ。電制シフトやEPBを立派なセンターコンソールに配置し、現代的な流行も抑えつつ、シングルステッチを入れるなど質感的な見せ場となっている。フルTFTメーターと視覚的に連続してカーナビ画面が配置されるのは2代目エルグランドを思い出したが、日産ブランドのヘリテージを有効活用できている。



センターコンソールとドアトリムは意匠のみならず触感も合わせてある点は素晴らしいが、あと一歩、両腕を置いた時の高さが合っていないのは少々勿体無い。センターコンソールの方が高い。

加えて少々残念なのはインパネ本体の質感の演出がないこと(カチカチ樹脂)、グローブBOXをあけるとガタンと落下して勢い良く膝に直撃する点だ。後者に関してダンパーまでいらないが、直撃しない位置関係で止まるようにヒンジの設定が出来ないだろうか。



面白いと感じたのはAピラーガーニッシュである。
現品は特にAピラーが細いわけでもない普通のAぴらーなのだが、ガーニッシュにラインが入っていて広い面がシュっと見える。性能が上がっているわけでは無いがスッキリと見せるいい意匠だ。




ノートの内装は比較的好感が持てる。紙のようなドアトリムが採用されたヤリスと較べるとノートのインパネの方が高級感は感じられる。フィットと比較すると方向性が違うので良し悪しは論じられないが、黒一色の内装が少々重苦しい点はカラバリが豊富なフィットの方が優位か。

試乗車は上級グレードのXだがステアリングがウレタンであったり、アルミホイールではなくフルホイールカバーであったり上級仕様として装備的な不満もある。ミニ・アリアとしてのノートの場合、アルミホイールより樹脂キャップの方がアリアの意匠を再現しており、むしろ日産としてのお勧めはこちらにあるのかもしれない。
走行性能
3


乗り込んで起動ボタンを押し、コックピット装置の説明を受けた。現代の一般的なクルマと何も変わらず、起動SWを押し、電制シフト横のボタンを押しながら手前にスライドさせるとDレンジに入る。そしてEPBボタンを押し下げると走行が可能になる。

種々の操作説明を受けている際に発電の為E/Gが起動した。あれ、こんなにうるさかったっけ?という大きなこもり音が発生した。音が気になりつつ、それと悟られないよう営業マンの話を伺う。

新型ノートは先代譲りのユニットを踏襲しつつも、モーターの性能が先代の109ps(80kW)/254Nm→116ps(85kW)/280Nmに向上した。Xグレード同士の車重比較だと先代が1210kg、新型が1220kgであるから、動力性能にどうしても期待が膨らむ。



残念ながら店舗敷地からの一発目の加速で期待は裏切られてしまう。「オトナっぽい洗練された加速フィール」と別の意味でオトナなメディアは表現するかもしれない。決して遅くは無いのだけれど、EV的なシュイーンな加速体験が出来なくなった。下手したら傘下のメーカー擁していたミニキャブMiEVより走らんのでは無いかと。

実は新型ノートe-POWERは、起動した瞬間ドライブモードがECOでスタートし、ノーマルモードはスイッチ操作が必要になっていたのだ。カタログ燃費の為に全然走らないECOモードを設定し、それをデフォルト設定した低燃費ビュンビュン系の亡霊をここに見た。

走らないと最初から分かっているアクアなら諦めもつくが、市街地最強の電動駆動としては個性が薄れたと言わざるを得ない。

上記の不満はあれど、確かに洗練された部分もある。とくにe-POWERとしてはE/G始動頻度が目に見えて減った。カタログでもアピールされているが、ロードノイズが大きい路面を検知し、ロードノイズの中にE/G音を隠すことで音を目立たせない制御を新規導入。また、停車時に充電する場合もちょっとだけではなく、思い切ってしっかり充電することで煩雑なE/G始動を抑制し、定速走行時にEV感覚の持続に寄与する。こういう地道な改良現行ユーザーには刺さるだろう。

信号が青になり、交通の流れに乗ってじわっとアクセルを踏んでやると、発電せずに時速60km程度でスーッと滑るように走ることが出来る。セレナでは心底がっかりしたが、キックス、ノートと再び印象が好転してきたことはまことに喜ばしい。

また、乗り心地に関してはBセグとして取り立てて悪く言うほどでは無く標準より少々良いかなというレベル感である。

制御は遥かによくなっているし先代の不満点も解消されており、始動時にECO固定になる点と、停止時の発電音のみ不満点として残った。
積載性
4
ノートのラゲージと言えば「驚くべきトランク」なんて昔のコピーを思い出すが新型ノートのラゲージは取り立てて特徴は無い。

容量的にマツダ2やヤリスより広く、フィットより劣るというレベルだ。ラゲージは先代より10L容量が増えて340Lとなった。この容量はフィットを10L凌ぐものでバックドア開口はフィットより四角く間口が広い。また、キックスの様に6:4分割のシートヒンジがラゲージに張り出す様な事も無くスッキリと積み易い点も奇を衒わずに良い。



ノートならベビーカーを搭載した上に週末のスーパーの食料品くらいなら余裕で積み込めそうだ。その際に気になるのは用品設定のトノボードに紐がないため、バックドアを開けても追従せず非常に使いにくい。以前レビューしたマツダベリーサの様に上に荷物が置けるようなトノカバーでもなく、コスト以外で紐をつけなかった理由があるのなら教えて欲しい。用品設定なのでどうせ顧客に追加費用を払わせるのだから紐くらい設定するべきだ。
価格
1
基本グレードはX(税抜198.8万円)とS(税抜184.5万円)の2種類がある。もう一つF(186.8万円)があるが、カタログ燃費だけを訴求したグレードであり、先代の様にエアコンが装着されないなどの暴挙は無くなったものの、燃料タンク容量削減、NVアイテムを省くなどして等価慣性重量を1190kgに合わせ込んだ相変わらず馬鹿馬鹿しいグレードだ。(価格は断りが無い限り税抜き価格)

総評でも触れたが、先代ノートと較べると17万円程度の値上げがされており、先代ユーザーはその値上げ分の価値が体感できるかどうかよく吟味したほうがいい。

少々乱暴に書くとSに対して16吋スチールホイールやミラー自動格納、ステアリングスイッチ、インテリジェントキー、合皮アームレスト、ピアノブラック加飾、シャークフィンアンテナ、メッキインナーハンドル、シート生地、Rr席リクライニングが備わる程度の差しかなく、12万円の差があるのかどうか少々微妙な雰囲気だ。

また、Xになると、MOPの選択肢が広がり、プロパイロットを筆頭に置くだけ充電、日産コネクトナビ、アルミホイール、本革シートなど魅力的な装備が加わる。

問題は、SもXもオプションがセットオプションの嵐で、例えばSに本革巻ステアリングの設定があるから、選ぼうとすると寒冷地仕様と抱き合わせの為6.7万円。

Sにインテリジェントキーを着けようと思ったら、アラウンドビューモニター、電子ルームミラー、サイドターン付電格ドアミラー、BSW、RCTAがセットで10.8万円。

せっかく日産独自のe-POWERを買うのだから同じく日産独自のプロパイロットを試してみたい、と一般的な人は自然に考えるだろう。

そうなると必然的に上級のXを選ぶ事になる。プロパイロットは日産コネクトナビ、アラウンドビューモニター、BSW(ブレーキ制御着)、RCTAがセットで約42万円。

上記セットオプションはプロパイロット無しがあり価格が34.8万円のため、約7.15万円がプロパイロットの隠された単価になる。

そうであれば、42万円のセットオプションでしか販売しないのか。客単価を上げようとしている以外の理由があるのだろうか。

加えて、Xの価格を考えるとアルミホイールや本革ステアリングが欲しいなどと思おうものなら、本革ステアリング+16吋アルミ+本革シート+LEDヘッドライト関係一式で30.5万円なり。単独オプションで選ばせない嫌らしさが常にノートに付きまとうのである。

営業マンの方からお勧め仕様の見積もりを頂いた。

ノートXの車輌本体価格は198.8万円。2トーンカラー(5万円)、LED一式(9万円)、ナビ+プロパイロットなどなど(38.2万円)で251万円になる。税込価格は276.1万円。

付属品はメンテパック(15.5万円)、コーティング(12.1万円)など込みで30.5万円。諸費用を加えると支払い総額332.8万円という素晴らしい金額になった。

あれこれつけると価格がとんでもなく上がる現象はヤリスでも指摘したが、ヤリスは単独オプションが可能なので仕様を厳選して自分の本当に欲しい装備だけをつけることも出来る。ノートの場合、あれもこれものてんこ盛り仕様しか選択肢が無い点は、あまりに不親切だろう。

例えば中高年の女性のお買い物用にノートを検討するなら、S(184.5万円)を選択する。これに日産オリジナルナビPKG(2.5万円)を追加して9インチナビ(13.32万円)を選択するのが最も安い。(上記条件ならカーナビすら要らないかもしれないが)

ところが、上記状態では普段使いで便利なインテリジェントキーが着かない。そこでインテリジェントキーを追加しようとすると、サイドターンランプ付電格ドアミラー、BSW(左側方車輌検知警報)、RCTA(後退時車輌検知警報)、インテリジェントアラウンドビューモニター、インテリジェントルームミラー、インテリジェントBSIに留まらず、LEDヘッドライト、アダプティブヘッドライト、LEDフォグランプまでがセットで装着されて22.3万円と相成る。(もちろん、単品でLEDヘッドライトが欲しいなぁという場合も上記セット金額である)

「今乗ってる車にもインテリジェントキーが着いてるし、新しいノートにも着けたい」というだけで単品価格2.4万円のインテリジェントキーを22.3万円で買わせようとする日産はなんとインテリジェントな会社なのだろうか。

そうであるなら、最初からインテリジェントキーが備わるX(198.8万円)を買った方がインテリジェント(物分りがよい)という判断になる。

Xを選択した場合もBSWやRCTAを追加したいと思った瞬間、MOPナビ一式とセット(31.7万円)になるインテリジェントな仕組みが構築されている。

かつて私はヤリスの事を「あれこれつけるとすぐ高くなる」と指摘した。ヤリスもカタログ表紙仕様にしようとすると、32.3万円のOPT追加が必要になるが、それらは単独オプションできるので、予算に合わせて欲しい装備だけ選択できる。

結果が一緒とは言え、全て抱き合わせのにノートよりも納得感があり、親切であるとも言える。安く買わせないという一点においては極めてインテリジェントだ。(カタログ表紙を飾るXは標準状態に約53万円分!のオプション)

値引き込みで250万円くらいで買えたノートe-POWERだが、値上がりしすぎだろう。

今後、更に上級のオーラなるグレードが追加されるようだが一体幾らで販売するつもりなのか。旧型ノートからの買い替えで来店した顧客もこれではびっくりしてしまうのではないか。特にセットオプションの単位が大きすぎるので同じ金額で買ったとしても「アレコレ欲しくて高いの買っちゃった」ではなく「アレが欲しいだけなのに高くなっちゃった」という似て非なる印象になってしまう。

最近の安全デバイスはどれも技術力を持ちパッケージ販売する実力がある巨大システムサプライヤから部品を買うため内容がブラックボックス化され、競争力ある価格になるよう交渉することも難しいだろう事は日産に限らず想像できる。しかし、セットオプション設定は別で、こんなものはメーカーのエゴである。ノートには素晴らしい面もたくさんあるが、価格設定、仕様設定において全く評価できない。

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