現在も続く大ヒットの礎を築いた使いやすい車だと思います。 - セレナ

マイカー

現在も続く大ヒットの礎を築いた使いやすい車だと思います。

obouChama
日産 / セレナ
20G (2006年)
- レビュー日：2020年5月29日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：通勤通学

おすすめ度： 4

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 取り回ししやすい5ナンバーサイズで室内は十分以上に広い。3列目も問題なく使える。
1列目～2列目に自由に移動できるマルチセンターシートが本当に画期的。（なぜ他の競合が取り入れないのか不思議でならない。現行C27でe-POWERだとバッテリーの絡みでマルチセンターシートにならないのが残念。乗り換えで続けてセレナを選ばなかった理由のひとつ。）
不満な点: セレナに限らず、ミドルサイズミニバン全般に言えることだが、1列目がそれほど広くない。決して狭くはないが上方の解放感に比べて足下の左右幅にもう少し余裕が欲しい。ちなみにカップホルダーを出した際は左膝がぶつかるのが嫌だった。でもこの車体サイズで2・3列目の広さを確保するには1列目を前方に追いやる必要があるだろうし、仕方ないとは思う。
総評: 日本的ミニバンの良い部分、基礎体力みたいな部分が充実していると思う。1列目からのウォークスルー、荷室の床下収納の大きさ、スライドドアを採用していながらも室内幅が十分広いことなど、セレナに限らない部分もあるが欠点らしい欠点がなく、大方のニーズには応えられるバランス重視型優等生。1列目のサイドウインドウ下端にある大きなインナーハンドルは持ちやすく非常に使いやすいことなど、細かい使い心地が積み重なっている。
普段のホールド性が犠牲になっているのは確かながら、車中泊をする向きには非常に好都合なフラットなシートも自分には魅力だった。単純なベンチシートではなく、マルチセンターシートによるアレンジも多彩。
ヒットした分、中古車の球数が多いので相場も安め。とりあえずミニバンが欲しければ候補に挙げるべき1台かと思われます。CVTの不具合はC24型で出し切った感があり、そのあたりの機械的な不安も特に問題はないと感じます。（私の車両では特にトラブルは起きませんでした。）

走行性能: 無評価; CVTのためパワー感はありません。コーナリングはミニバンとしては平均レベルで、首都高等でも怖いと思ったことはありません。個人差がある部分ではありますが、昔の1BOX（デリカスターワゴン、100系ハイエースなど）に比べたら、ミニバンでもこんなに安定して曲がれるんだ…と乗り出した当初感動した記憶があります。もちろん、セダンやハッチバックのような走行性能はありませんが、ミニバンってこういうもんだよね、と理解のある方なら及第点以上だと感じるはずです。
乗り心地: 無評価; 柔らかめだと思います。静粛性は結構静かだと思ってました。高級車と比較する車ではないので、ハイエースやNV200のようなバンよりきちんと遮音されており、足回りとシートの厚みで乗り心地はわりといいなぁ！という感覚です。アルファードやオデッセイなど1クラス上のミニバンには劣ります。当然ですよね。
積載性: 無評価; 座席の厚みがあるので、畳むよりフラットに倒したほうが積めると思います。普段積みっぱなしにするものは床下収納にほとんど収まるので便利でした。
燃費: 無評価; 市街地で普通に気にせず走って8Km/L、タコメーターを1500回転以上回さないように走って12Km/Lくらいでした。古い人間にしてみたら2000ccクラスでは走るほうだと感じます。
故障経験: 特になし