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究極のハンドリングマシンと評された車 - 944
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44love
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ポルシェ / 944
944S2 (1990年) -
- レビュー日:2024年8月17日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 4
- 満足している点
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ポルシェが設定したFRクーペの手本と言われた車。FRハッチバッククーペ+オーバーフェンダーのスタイル、トランスアクスルFRの重量配分、3L DOHC水冷エンジン。
- 不満な点
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操縦が難しいトランスアクスルのFRレイアウト。スピードを出さなければ楽しめないアウトバーン生まれのスポーツカー。日本の交通下ではストレスが溜まります。大柄なドイツ人向けシートレイアウトや操縦性は小柄な日本人にはフィットが難しい。実は生まれて初めて自分の足が長くないのを恨んだ(^^;;
- 総評
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FRクーペのお手本と評された前後重量配分50:50のポルシェ製トランスアクスルクーペの最終型。スタイルと血統は美しいが操縦性はかなり癖があり乗りこなすには難しいスポーツカー。
- デザイン
- 5
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FRクーペのお手本と言われた美しく戦闘的なスタイル。どの角度から見てもカッコいい。
内装も安くて古臭い素材を使いながらも当時新車で900万円の価格に相応しい高級感があった。
- 走行性能
- 3
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ハンドリングは高速では無敵。トルクフルと言われた3L DOHC水冷エンジンは、実際は4000回転からが本領。高速で4000回転以上で踏むと「クォーン」というフェラーリのようなDOHCのカム音に豹変する。これは944S2の特権。バリオカム化した968では、カムの音が「ブオーン」と濁ってしまった。
しかし日本の街中では使い辛い。街中で毎回4000回転以上回すわけにもいかないし、サスペンションもアウトバーン用なのでゆっくり走るとストレスが溜まる。
トランスアクスルFRのハンドリングは、前後重量配分50:50だが、コーナリングは長い棒の両端に同じ重さの重りをぶら下げて振り回しているような独自の感覚。最初はアンダーだが急にオーバーステアに変化する。コントロールが難しい。このハンドリングを乗りこなせる人は相当の腕前の持ち主だけだと思う。これが最後まで好きになれなかった。当時ベストハンドリングと評した評論家たちのどれくらいの人が本当に乗りこなせたのか。レーシングドライバー並みの腕がないと難しいと思う。
- 乗り心地
- 4
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特に固いわけでもなく日本の街中でも問題がない。高速でスピードを出すほどさらに安定する。
- 積載性
- 3
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見た通りの大きなガラスハッチ。スポーツカーとしては不満はない。2人での長距離旅行には全く困らない積載性。
- 燃費
- 3
-
東京の街中で6km/L、高速で10km/L。
- 価格
- 3
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右ハンドル完全ディーラー記録簿付き5万キロを不人気な頃に300万円で買って、最も価格が下がったころに置き場所がなくなったのでタダ同然(実走行7万キロ、記録簿完備、不具合なし車検付きで15万円)で自動車屋さんに引き取ってもらった。
同じ程度の車が今は500万円以上の価格で売られているのに驚いています。
- 故障経験
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特に大きな故障はないが、ハーネスが経年劣化でパリパリになった。簡易ガレージ保管なのに車歴10年未満で、ある朝、サンバイザークリップのプラスチックが割れて落ちていた。ルームミラーが窓から脱落した。
予備整備でパーツ交換したが当然国産車より高い。記録簿付きの完全整備された車を買うのがコツ。
長年ミツワとポルシェジャパンで整備していたが、正規ディーラー以外の専門店は得意不得意があり、ユーザーが判断して場合により選択しなければ危険。時効だから言うが、大阪の空冷系のショップの神奈川店でエアコン故障を誤診され、エバポレーターなど一式数十万円の無駄な費用を支払うことになった(実際はOリングの劣化でガス漏れしているだけだった)。整備にも疑わしきはセカンドオピニオンが必要。ショップ任せだと誤診される可能性もある。
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