質実剛健で渋いSUV - フォレスター

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質実剛健で渋いSUV

KW909
スバル / フォレスター
XTエディション_AWD（CVT_1.8） (2022年)
- レビュー日：2023年7月31日
- 乗車人数：３人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：3
走行性能：5
乗り心地：5
積載性：4
燃費：2
価格：5

満足している点: スバルならではの安全性能！所有してじっくり運転するとよくわかる快適さ、運転しやすさが素晴らしいです。また、短期で消滅した限定色のガイザーブルーは実物見ないで契約したため納車まで少し不安でしたが、周囲の明るさや光の加減で見え方が変わり、惚れ惚れするほどいい色です。
不満な点: 燃費が悪い。信号や渋滞、狭い道も多い都内の走行メインだとリッター10kmなんてとても行きません…。それと、内外装ともぶっちゃけデザインはダサい部類ですね。その無骨なところもコミで好きになるタイプの車かと。最近のトヨタ車みたいな、尖ったスタイリッシュなデザインがいいなら選ばないでしょう。
総評: アウトドアに向いていてたくさん荷物が積めて、運転しやすく、装備がそこそこ充実していてしかも安い新車で買えるSUVとなると、SKフォレスターがぶっちぎりです。e-boxer車も街乗りならいいかもですが、自分はほぼレジャーや長距離移動ばかりなのでガソリン・ターボ車の方が魅力を感じました。

デザイン: 3; 一般的な感覚ではダサい部類だと思います。無骨さの中にイマドキっぽさも入れようとして失敗したような。正直、デザインのまとまりはC型までのフェイスの方がありました。インテリアも、個人的には割と好きですが、一般的には古臭くオタクっぽいと受け取られそう。ただ、何でもスクリーン上で操作して未来的なコンソールにまとめようとするより、つまみやボタン、メーター類がたくさんあるこの車の内装デザインの方が究極的には実用性が高くいいようにも思います。最新のクロストレックやインプレッサを見ているとスバル車もそっちに向かっているので、フルモデルチェンジしたらフォレスターも（今よりさらに）評価さがりそうですが。
走行性能: 5; 車の大きさの割に取り回しもしやすいし、運転席からの視界も抜群で、これはこだわって車作りしているスバル車にして良かったと思った点。まだそんなに悪路には出ていませんが、AWDの安定性も、ターボの効いた加速・トルクも気に入ってます。
そして何よりアイサイトの性能の良さが素晴らしいです。上級装備の「X」ではないのでそこはマイナス点かもしれませんが、十分すぎる働きしてくれます。クルーズコントロールはこれまで積極的に使ったことがなかったのですが、初めて安心して車に頼れると感じました。特に高速での追従性、レーンキープ、車速のコントロール等びっくりするくらいよくできてます。渋滞時もとても楽ですね。
360°ビューのカメラが付いてないのが残念ではありますが、オプションでアイサイト拡張をつければ、フロント、サイド、リアは表示されますし、そういう装備が何もない古い車に乗っていた身としては十分すぎるとも感じます。あまりアシストが優秀すぎると技術や勘が衰えてしまうかなと。
乗り心地: 5; 比較的静かだと思いますし、運転席の乗り心地はとてもいいですよ。また、車酔いすることの多かった子供（主に後部座席に乗車）がこの車を買ってからは全然問題なくなりました。
ただ、試乗で少しだけ乗ったSTIスポーツは異次元の乗り心地でしたね。価格差とルーフレールが設置不可なので断念しましたが、あれに長く乗ってしまったら、他のグレードには乗れなくなりそう。
積載性: 4; これまでキャンプに行く際はカーシェアのミニバンを借りることがほとんどだったので、それと比べてしまうと全然たりません…。ただ、都市型のSUV、ハリアーやCX-5、もしくは少しサイズの小さいXVやヴェゼルに比べれば、積載性は高いですし、アウトドア中心の人は基本ルーフに積むことを前提にしてるはずなので、そこは自分でニーズを考えて工夫するしかないですよね。
燃費: 2; たぶん年間1万kmも乗らないので車両価格の高いPHEVなんかを選んでも燃費でクルマの価格差をカバーできないと考えました。なので基本燃費の悪さは気にしないと思って買ったわけですが、リアルタイム燃費を表示させて、ずっと10km/lを切る状態だとツライ気持ちになるのも事実です。前に乗っていたカローラは20年落ちくらいのボロでしたが、それでも平均12km/lくらいでしたからね。
価格: 5; 装備が充実している割に安く、この車の良さがわかればすごくコスパは高いですね。例えば、X-TRAILなんかも検討しましたが、乗り出しで100万も違っちゃうし、納期が長すぎて比較対象にならない感じでした。
故障経験: 現状特にないです。