手頃なSUVとしてベストバランス - ヴァンガード

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手頃なSUVとしてベストバランス

kappanohe
トヨタ / ヴァンガード
240S_4WD(CVT_2.4_5人乗り) (2008年)
- レビュー日：2016年1月14日
- 乗車人数：１人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 5

デザイン：無
走行性能：無
乗り心地：無
積載性：無
燃費：無
価格：無

満足している点: 十分にゆとりあるパワーとそれを活かしてスムーズな走りが楽しめる。
背中を押すような加速はないが、終始滑らかで快適。
静粛性もそこそこ高く、乗り心地もSUV特有のばたついた感じはない。
走り方次第でそれほど燃費は悪化せず、レギュラー仕様も経済的。
プラドクラス並みのラゲッジスペースを持ち、床下収納やリアシートを
倒すギミックなど数々の工夫が便利。
不満な点: ソリッドブラック(202)に乗っているが、もう少しカラーリングに品が欲しい。
インテリアに散りばめられるメタル調の塗装も耐性が低く剥げやすい。
ドアロック開閉時の警告音がうるさい。
燃費計が無く、メーター内のシフトインジケーターも見にくい。
総評: プラドのような本格的なオフローダーには及ばないが
それなりに走りやユーティリティを活かして多目的に使える。
エクストレイルやフォレスターより室内空間にゆとりがあり、
30系ハリアーより廉価で全体に新しいのでむしろ質感が高い。
スタイリングや機能性も優れていて、このクラスのSUVとしてはコスパも高い。
燃費だけは走り方次第で少しばかり改善できる余地はある。
是非後継モデルの発売を望みたい。

走行性能: 無評価; パワーを味わう走り方はしないので、もっぱらエコドライブ。
動き始めのクリープが弱く、結局アクセルを踏み足して発進。
その後は非常に滑らかに加速するしエンジン音も静か。
幅のある車体の割にはキビキビとした軽快な走りが印象的。
乗り心地: 無評価; 高級サルーンではないので、圧倒的な静粛性はないものの、
SUVとしては静かなほうで高速運転時も疲れにくい。
継ぎ目などの小さな段差は拾う方だけど不快感はない。
ロールはあるしピッチングも車高の高いクルマらしさはある。
ただし全体に安定感も高く緊張は伴うことがない。
積載性: 無評価; 最近流行のクロスオーバータイプに比べると遥かにたくさん積める。
リアウィンドウの傾きも少なく、床下にも大きな収納があって便利。
半分から折れるデッキボードもナイスアイデア。
ラゲッジネットは標準装備の必要がない。
代わりにグローブボックスが浅く、上下に分ける意味がない。
運転席の右側にも小物入れが欲しかった。
燃費: 無評価; リッター10キロ程度と聞いていたのでそれほど燃費は求めなかった。
ただしゆとりをもったエコドライブを続けているせいか、平均12キロ以上はいく。
発進・加速を緩やかに、アベレージスピードは控えめに、
マニュアルモードでエンジンブレーキを多用し、高速道はクルコン常用。
アクセルを踏み込まずにタイヤを転がす感覚で走ると楽に燃費を稼げる。
故障経験: 今のところ無し。