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300台のハズレ? - ポロ
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RT141N14
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フォルクスワーゲン / ポロ
ブルーモーション_RHD(DSG_1.0) (2015年) -
- レビュー日:2024年9月5日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:通勤通学
おすすめ度: 3
- 満足している点
- モデルライフを通して変わらない優れたパッケージングくらいしか見あたりません。それとて凡百のBセグメントにはなかなか望めない資質ではありますが…。
- 不満な点
- まとめるなら、燃費と表面的な商品性に振られて「俗っぽく」なってしまったことでしょうか。
- 総評
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代車として2016年式・走行約8万6000kmの個体を3日間お借りしました。
以前に同じく代車で乗った前期型(2014年式)TSIコンフォートラインもちょうど1年前にレビューにしておりますので共通する部分についてはそちらを参考にしていただければと思いますが、残念ながらこちらはそれとは「似て非なる」と言ってもいいくらい、動的な印象は芳しからざるものがありました。
やはり、効率(燃費)指向が過ぎると無味乾燥なクルマになってしまうのでしょうか。
- デザイン
- 3
-
外装は前期型と大きく変わるところはありませんが、空気抵抗軽減のためかグリルがグレーの化粧板でほぼ埋められています。標準装着のアルミホイールも空気抵抗軽減を念頭においたデザインとのことです。
内装は前期型では質実剛健さを失わず最小限の装飾が効果的に働いていましたが、この後期型ではステアリングホイールが下端を切り欠いたいわゆる「D型」になるなど変に気取った感があるかと思えば、シフトゲートのパネルは黒いプラスチッキ―なものとなったり中央に布地を張っていたドアトリムも一面ハードプラとなるなど(その代わりかアームレスト部が布地ですが)、質実剛健を通り越して「安っぽい」部分が目につくようになりました。
メーターパネルのデザインも変更され時代に逆行するかのように水温計と燃料計はアナログになりましたが、中央のインフォメーションディスプレイはドットマトリクス式になって表現の自由度が上がった割には一度に表示する情報量が少なく、「一等地のむだ遣い」のような感じを覚えました。 - 走行性能
- 3
-
エンジンは1.0L直列3気筒DOHCターボのCHZ型で、最大出力とトルクはそれぞれ95PS/5000-5500rpm・16.3kgf-m/1500-3500rpmです。同じエンジンを積んだ初代アウディA1(8X型)の1.0TFSIと印象は変わらず街中で不足を感じることはありませんが、車重は1100kgと前期型1.2TSIと同じで(A1より40kg軽い)速度域が上がると200ccと15PS分の差は歴然です。全開加速では5000rpmを超えたあたりから勢いが鈍り、高速道路での追い越しは後続車のペースをしっかり見極める必要があります。メーター読み100km/hは7速で約2200rpmです。
ちなみに、発売当時の紹介記事で「1.2Lより5PS強力」と書かれていたので不思議に思ったら、マイナーチェンジで1.2Lのエンジンは新型に切り替わったもののパワーは105PS→90PSにダウンしていたとのことでした。
「歴代ポロ最高燃費」が謳い文句のためかスロットルの反応はやや「ジキルとハイド」的で、少し踏み足したくらいでは「えー、ガソリン使うの?」と渋るかのように鈍い反応しか示しませんし、一定のギアで低めの回転数から加速するとターボラグも見て取れます。
トランスミッションは内製7段乾式DCT(DSG)で、発進時の半クラッチを含め変速マナーは前期型1.2同様洗練されています。100km/hくらいで有効なエンジンブレーキを得ようとすれば4速まで落とさないといけないあたりも同じです。
このモデルはシフトパドルが標準で、D/Sポジションでパドルを使って一時的に手動変速モードにしても右側(+)を2秒ほど長引きすると任意で自動変速に戻すことができるのは、それがないA5SB(8T型前期。後期には備わるらしい)乗りとしては羨ましく思いました。
マスターシリンダーもきちんと右側に移設した4輪ディスク式のブレーキの扱いやすさは前期型と同様でした。
操舵感については「6Rポロは(電動ポンプ)油圧式パワステだから」と全く心配していなかったのですが、いざ乗ってみるとどうも変です。切り込むときの手応えが薄く、戻すときもセルフアライニングトルクの増減がどうも作為的に感じます。
まさかと思って調べてみると、ああ何たることか、2014年8月の後期型へのマイナーチェンジでアシストはモーター式に変わってしまっていました。
サスペンションはFF小型車のスタンダードである前ストラット式・後トーションビーム式です。
前期型のコーナリングは後ろをしっかり落ちつかせる「実用車は安定重視だ文句あるか」的なものでしたが、このクルマはそれよりも回り込もうとする動きが強い感じでした。FFとしてはちょっと不自然なくらいにも思えたので、「XDS(ブレーキLSD)でも付いてる?」と思いましたが、調べてもそれらしい話は見あたりませんでした。
視界のよさは当然ながら前期型と変わりなく、小柄なボディと相まって取り回しは楽々です。 - 乗り心地
- 3
-
タイヤはなんとミシュランのPrimacy 4(前後ともサイズは185/60R15、2020年中頃製造)という"高級品"を奢られていましたが、あいにく空気圧を測り損ねました。車検証記載値上の前後軸重は前700kg・後400kgで前後重量配分は64:36です。
乗り心地はいかにも容量の大きなタイヤが上下方向の入力を概ね飲みこんでくれるような感じですが反面若干曖昧な印象があり、「いいタイヤ」なのはわかりますがポロの性質とはズレを感じたのが正直なところです。
1.2L直4の音振には高い評価をつけましたが、それに比べると1.0は直3だけあってどうしても分が悪くなります。特有の音はよく抑えられていますし振動も直3にしては上出来な方とは思いますが、優れた直4を知っていると正直落差は大きいです。また、スナッチもこの1.0の方が気になりました。
右ハンドル仕様への適合がきちんとなされた運転環境を含むパッケージングの優秀さは、当然ながら前期型と変わるところはありませんでした。 - 積載性
- 5
- これに関しても前期型と変わらず、Bセグメントとしては水準以上かと思います。
- 燃費
- 4
-
383.4km走行し(割合はだいたい高速3/4・市街地1/4)、ハイオクガソリンを25.94L給油して満タン法での燃費は14.8km/Lと出ました(エアコン・アイドリングストップ使用)。オンボードモニターが示す平均燃費13.3km/Lを1割以上も上まわるのは、だいたい1割ほど甘いVWアウディ車の通例からは考えにくいですが…。
前期型1.2でも高速主体の使い方で14km/Lほどの数値は出たので、動力性能上の我慢と引き換えの恩恵にしてはささやか過ぎるように思います。
燃料タンク容量は45Lと、当時のBセグメント車の標準的なところです。 - 価格
- 2
-
新車当時の価格は269万9000円という設定でした。
300台限定で専用装備も付くとはいえこれは何と1.2LのTSIコンフォートラインから約40万円高(228万4000円、262万9000円のアップグレードパッケージとの比較でも7万円高)、しかも同じエンジンで格上ともいえるA1スポーツバック1.0TFSI(269万円)よりもわずかに高いという強気の設定で、1.2TSIやA1を差し置いてまで選ぶ理由が見あたらないというのが正直なところです。
実際、2015年9月に発売されたにもかかわらずこの個体は翌2016年5月の登録でした。実用車にもかかわらず、さばくのに苦労したと想像されます。 - 故障経験
- 短期間の使用にて、不具合はありませんでした。
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