ボルボ V70

ユーザー評価: 4.09

ボルボ

V70

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2000年 MODEL V70 CLASSIC、2004年 MODEL V70Ⅱ PREMIUMに続きて3台目のボルボとなりました。ボディが大きくなっ - V70

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2000年 MODEL V70 CLASSIC、…

おすすめ度: 3

満足している点
①シートがパーフォレーテッド・レザーになり肌触りも柔らかく、以前の像の肌の様な質の悪いザラザラしたチープなものではなくなりました。炎天下のレザーシートの暑さを凌げると期待しています。シートヒーターも3段階になりました。
②パワーテールゲートは便利です。開け方は3通り、安全を考えて閉め方は1つです。サンダーバード見たいで格好良いです。トノカバーも標準になりました。因みに、V70Ⅱのオプション品のラゲッジルームマットはそのまま使用できます。
③2010年モデルから、ステアリングがシルクメタルタイプになりました。以前の安っぽいウッド調のインテリアより洗練されており高級感もあります。ステアリングの各スイッチは使いやすいですが、オーディオの切り替えができないのが唯一の不満です。またホーンを鳴らすには、親指を思いっきり伸ばさないと無理です。片手で簡単にクラクションを鳴らせないのは疑問です?
④乗り心地は、ドイツ車に近いセッティングになりました。逆にボルボらしさは無くなり、マイルドからソリッドに変わりました。道路の段差、舗装の継ぎ目、マンホールの蓋の段差等を拾い吸収してくれません。但し、速度が上がるにつれ抜群の乗り心地に変わります。ボルボオーナーで、しゃかりきに飛ばす方は少ないですが、自然と飛ばす気にはなれず、淡々と流す運転に変わる筈です。飛ばそうと思えばいつでも飛ばせるよと言う余裕から生まれるドライバー心理なのかも知れません。
⑤ボディは全長で約10cm長くなりましたが、ステアリングが良く切れるで、ボディの長さは相殺されます。全幅の拡幅は車内でも実感出来ますが、狭い道路でのすれ違いでは、大きなドアミラーも含めて流石に気を遣います。後席の足元も広くなりましたし、前席のパワーシートの稼動域も非常に大きくなりました。
⑥ドイツの3大ブランドと比較しても競争力も高まりました。Eクラスワゴンや5シリーズツーリング・A6アバントと、客層は被らないとセールスマンは言いますが、車格を上げ装備を充実し、価格を下げたので比較するユーザーは多いと思います。「どうせボルボなんか期待していないよ」と思っている方は、是非一度試乗をお薦めします。ディーラー情報では、直5ターボのV70は2011年モデルが最終です。2012年からは、2.0L 4気筒GDIエンジンに変更されるそうです。

不満な点
①購入後長距離の走行が無いため、街中の燃費は7.5km位です。ドライブコンピューターの平均燃費も同様です。ガソリンメーターが、デジタルの棒グラフ式になり消費量がリニアになりました。燃費は正直 V70Ⅱと大差ないと思います。排気量が2434ccから2521ccへアップ、しかもターボつきなのでこの燃費はどうなのでしょう?せめて街中でも8Kmは走って欲しいと思います。
②オートマチックトランスミッションについては不満が多いです。エンジンルームを覗くと「AISIN」のシールが貼ってあるので、従来通りアイシン製のATだと思われますが、スムーズさがありません。ターボエンジンとのマッチングが悪いのか、低速域でのギクシャク感が多いです。ターボ独特の一瞬の息継ぎからの加速時にもギクシャクします。静粛性、乗り心地が改善されただけに、この躾の悪さにはがっかりしました。ギヤトロニックと呼ばれる、マニュアル操作可能なギヤなのですが、ハイギヤードなセッティングなのか、5速=55Km以上 6速=75Km以上の速度にならないとシフトアップしません。エコ運転をしようと思っても、意のままに操れるマニュアルではありません。スノーモードがなくなりましたが、2~3速の発進はマニュアルモードで可能です。5→4→3のエンジンブレーキは以前より良く効きますし、変速ショックも少ないです。
④センタースタックのメニューボタンから、ミラーやエアコンやリモコンキー、ウィンカー・ヘッドライトの設定等が出来ます。ボルボもコンピューター制御されてしまいました。
⑤ブレーキは良く効きますが、相変わらずブレキーパッドダストの多さにには閉口します。2~3日走るとフロントのホイールは真っ黒です。週1回のこまめな掃除は欠かせません。後付のナビゲーションは、ダッシュボード上にありますが使用時はポップアップするのでは視界を妨げます。ボンネット左前部が死角になってしまいますので、センターコンソールに埋め込んで欲しいものです。しかも、ポップアップ・ダウンは手動式で動きもスムースさがありません。
⑥標準タイヤは明らかにミスマッチです。コンチ・SPコンタクト3の225/50/17を履いていますが、この車にはハード過ぎます。タイヤ内の空気の共鳴音が煩いです。スポーツタイヤよりもコンフォート寄りのタイヤの方が車に合っています。
総評
2000年 MODEL V70 CLASSIC、2004年 MODEL V70Ⅱ PREMIUMに続きて3台目のボルボとなりました。ボディが大きくなったことで取り回しが心配だと、最後まで家内に反対されましたが、購入して良かったと思っています。2011年モデルの発売開始で、2010年モデルは条件も良く、多数のオプションサービスもあり、金利も0.1%と好条件が重なったのも購入のきっかけとなりました。前車のV70は純正のフルエアロキットをつけており、非常に気に入っていたのですが、来年の車検で税金・自賠責以外で30万円以上の見積もりが出ていたので、思い切って新車に乗り換えましたのは正解でした。2010年モデルからは、最高出力も231psにパワーアップされた上に、燃費も若干改善しました。一番気にしていた取り回しも、最小回転半径が5.5mになったことで前車よりも小回りが利き、家内もびっくりしています。片側2車線の道路では冷や汗もの(失敗すると切替し必要)だったUターンも、安心して回れます。車庫入れや狭い駐車場での出し入れで一番違いを感じます。家内が嫌がっていた、狭い駐車場のスーパー・病院への買物や通院、狭い道を通るゴルフスクールへの通学等にも、嫌がらずに乗って行く様子を見るたびに正直驚いています。購入後、約2ヶ月が経過したので、私の印象を購入予定の方に読んで頂き、新型への買い替えの参考にして頂ければと思いレビューしました。私自身は国産車2台、ドイツ車4台のツーリングワゴンばかりを乗り継ぎボルボに乗り始めて約10年です。ボルボに乗り始めてから、購入サイクルが長くなりましたので、私のライフスタイルに合っている車だと思っています。車格は間違いなく1ランクアップしました。ボルボにステイタスを求めているオーナーは少ないと思いますが、外観・内装・動力性能・装備を含めてちょっとだけ自己主張が強くなりました。これで500万円なら割安感はあると思います。インタークーラー付ターボエンジンとなりのV70 Ⅰ~Ⅱの様に、信号グランプリで国産リッターカーに置いて行かれる事もなくなりました。高速道路の追い越し車線で品の悪いスリーポインテッドスターやキドニーグリルに煽られてもきっと大丈夫です。ボディ剛性も格段に向上しました。ドアの開閉時の音で実感出来ます。音は「パフッッ」から「ドスッッ」に変わりました。コーナリング時にもミシリとも言いません。静粛性も改善され、走行時の室内も非常に静かです。アイドリング時のエンジン音も静かで、振動も少なくなりましたが、5気筒エンジンの宿命かこれ以上は無理でしょう。ボルボもここまで良く頑張りましたね。ただ、加速時には相変わらずショボイ音を聞かせてくれます。そう、あの「ボボボゥ~」という、ボルボ5気筒特有の情けないエンジン音です。車重が1560Kgから1750Kgになりましたが、ボディの重さを感じる場面もありません。従来オプションだった装備が標準装備され、更にお買い得感が強まりました。但し、値引きが当たり前のボルボの売り方には疑問が残ります。最初からノルディックのプライスタグを2.5T LEに設定すれば、間違いなく販売台数は伸びると思います。少しボルボに対して、ひいき目の評価になるかも知れませんが、是非参考にして頂きたいと思います。個人的にはドイツ車の武骨で真面目な車作りも嫌いではありませんが、ボルボオーナーならお分かりの通り、なかなか他車に乗り換えられないのがボルボの良さなのですね。21台目にしてようやく長くつきあえる車に出会った気がしています。
おすすめポイント

スタイル

お洒落、品がある、個性的

ドライビング

運転が楽しい、静粛性が高い、運転しやすい、乗り心地がいい

インテリア

ラゲッジルームが広い、快適装備が充実、安全装備が充実

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