コージーライツ オイルクーラーキット・ストリート16段(MADE BY WORKS IZUMI)
このオイルクーラーキットは、ワークスイズミ製のオイルフィルター移動キットを元に、バイパスを介してサークスピード又はモカール製オイルクーラーコアをドッキングさせたもので、使用しているフィッティングやステンメッシュホースはグッドリッジ製みたいです。
調べてみると、サークスピード(SERCK SPEED)はイギリスのINTERNATIONAL RADIATOR社のブランドで、欧州自動車メーカーの純正品やモータースポーツブランドのOEM品を多く手がけている汎用メーカーです。ちなみに、モカール(MOCAL)社のオイルクーラーコアはサークスピードと同一のコアを使用していて、性能及び形状共にまったく一緒で、ブランド名が違うだけのようです。グッドリッジ(GOODRIDGE)も同じくイギリスのブレーキ関連、各種ホース、フィッティング、アダプター、バンジョーボルト等の製造メーカーですね。両社とも高性能&信頼性が高いが値段はそんなに高くないのが特徴、またモータースポーツとの係わりも長く、F-1やWRC等のカーレースだけでなくバイクレースにも採用されていて、二輪用のオイルクーラーキットやブレーキキットでもよく見かけますね。
つまり、車体への取り付けブロックなど日本の誇る金属加工技術品と英国の信頼出来る汎用品をコラボさせたもので、ひと目見ただけでその品質の高さには納得です。また見た目だけでなく機能的にもエアコンコンプレッサー下部にオイルフィルターを移動したことで、車体の下を覗いて手を伸ばすだけでフィルターの交換が出来る様になりましたし、移動ブロックにはメーター取り付け用のポートが装備されてるので油温、油圧計メーターのセンサーが手軽に取り付けできます。
装着位置がラジエーターとエアコンコアの前なので水温に対する影響が心配ですが、水温は85℃~95℃(クーラントはF-16を使用)装着前に比べて約2~3℃高めを表示してました。油温はまだメーターを付けてないので判りませんが、コージライツさんのデータでは、真夏のストリートで85℃、エアコンONで78℃、サーキットでMax106℃位だそうなので十分過ぎる性能ですね。サーモスタットがないのでオーバークールが心配ですが、小さめのコアを使用しているお陰で冬場の通常走行で常に70℃以上をキープしているので心配ないそうです。
尚、取説にはメンテナンスについて詳しく書かれていなかったので直接コージラーイツさんに質問したところ、、、
①普段のメンテは基本的に、「オイル漏れ」が無ければ問題なく、オイル交換の時にフィッティング部分からの激しいオイルにじみなどが無ければ大丈夫。また、劣化しやすいというイメージのホースも、5万キロ乗ったからといって破裂、損傷してしまうものでもないので、目視で漏れを確認する程度で大丈夫。
②但し、バイパスアタッチメントにエンジン保護の為にリリーフバルブがあって、その内のスプリングとピストンは長期間の使用によってヘタってくるので、メンテナンスで交換するのであれば「理想」は2~3万キロ、限度はおよそ4万キロが目安だそうです。耐久性の高い部品を使用しているのでよほどの事が無い限りは大丈夫とのことですが、より良い調子を維持するためにも、メンテナンスという意味では上記距離で交換するのが間違いないそうです。
③また、ホース、Oリングをはじめとして、補修部品など全てのパーツが単品購入可能とのこと。
まっ、どんなオイルクーラーでもバルブのメンテや、サーモスタット等のOHが必要なので、手間は同じですね。
※備忘録:走行距離30,000km
関連情報URL:http://www.cozy-lights.net/co-oc.htm
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