ブラジルの車ピューマGT

私が22、23歳の頃だったか、地元の中古車販売店で整備をやっていた時に巡り合ったブラジルの車です。この時の営業課長が中々お洒落な方で、ブラジルの自動車メーカーが日本に代理店を募集していると言うことを聞きつけ、九州での代理店を引き受けました。

最初にクローズドボディーを3台、オープンボディーを1台入庫させ、代理店なら車を知らないといけないって言うことで、社員全員で試乗会を行いました。
最初に目にしたときは、なんじゃこりゃフェアレディーZを短くした様だねと言う印象でしたね、二人ずつ乗って行きと帰りで運転を変わっての試乗、先輩の運転の横に乗り、ほーなるほどね～、エンジンは軽く吹けますね～と言いながら乗っていました。
さぁ帰りは私の運転です、私は何でも試してみる癖がありまして、しょっぱなからエンジンを回してしまいました（＾　＾ｖ　これには先輩もビックリ！“おいおい”って言われてしまいました。
試乗なら回さないと解りませんもんって返事したら笑っていました。

試乗の後はリフトに上げて色々と見ましたが、見てもカブトムシの下回りなので目新しさは無かったです、でも一箇所だけ有りました！なんとフロアーが切断されてくっ付けられていました。ホイールベースを短くしているのでした～・・・・・・・
キャブはダウンドラフトのウェーバーがついていて、タイヤはブラジル産のピレリチンチュラートCN36が付いていました。懐かしいタイヤです。