AudioControl EQX  

オーディオコントロール社の
グライコ兼チャンデバです。

古き良きアナログオーディオ時代の名機です。

私は、システム構成の要として
活用しています。

RCAピン入力、ハイレベル入力
どちらにも対応しており
出力はフルレンジ1系統
ハイパス1系統、ローパス1系統
位相反転ローパス1系統の
4分配で出力出来ます。
メイン利用は3系統ですかね。

ただ外国産にありがちな
電源とハイレベル入力端子が
ユーロブロックなのが個人的に
いけてません。

イコライザーは13バンドで
カーブはキツめだと思います。
極端に絞ると間の帯域がピーク気味になる傾向があります。
イコライジングはカットが基本です。

ゲインをあげると波形の頭が
潰れます。所謂音が歪みます。
そのままで音量を上げて聴いていると、スピーカー飛ばしますのでご注意を。

私はボイスコイルが焼き付き2台飛ばしました。



私ぐらいの素人が扱うには
十分過ぎる機能かと思います。

クロスポイントはソケット式で
抵抗を組み合わせて自作出来ます。現在は150hzに設定していてハイパスはフロント系統へ
ローパスはサブウーファーへ
振り分けています。

デフォルトは90hzだったと
思います。


オリジナルでもPPフィルムコンデンサが諸処に配置されており
価格以上の効果が期待できますが、沼な方はかなりチューニングできます。

フィルムコンデンサだけで
50箇所程度交換し、電解コンも
オーディオグレードへ。
平滑コンは低ESR+容量強化
ファストリカバリダイオードは
シリコンカーバイトに交換。
各セクションのトランジスタは
メタルCANへ。
オペアンプは、10箇所
アナデバのADA4075へ換装しています。

但し基板がかなり脆く、熱でパターンダメージが結構きますので、ご注意を！

ところで、ADA4075はコスパ最強のオペアンプです。SOPで
ハンダは面倒ですが、同価格帯では一択だと思います。

MUSESやTHS 4631、OPA627
その他評判の良いものは
色々聴きましたが、コレに落ちつきました。

ホントイイです。
ホント教えたくありません。

オペアンプはエージングがありますのでご注意を。
ホント交換直後は酷い音です。
イラつきます。
2日程度で本気出してきますので。