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2021年01月30日

お前の時代だ

お前の時代だ いつもブログをご覧いただきありがとうございます。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言で外出を控える日々が続いています。
自粛生活が続きますが皆さんお変わりありませんか?

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言|内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言




ライバルであるトヨタ・コロナをも凌駕し、27ヶ月連続して1600cc~2000ccクラスの小型車市場で登録台数第1位を記録するベストセラーカーで、歴代ブルーバードの中でも人気のあった910型ブルーバード。

コロナウイルスに打ち勝つには910ブルーバードのネタかな〜って思っていました(^^)
コロナウイルス終息の願いを込めて、今回はその910型ブルーバードの話です。

 

日産を代表するモデルであり、日産の柱となる主力車種であったブルーバード。
トヨタのコロナと同様に日本を代表する小型乗用車と言っても過言ではありません。

 
◆《5代目-810型ブルーバード》◆
5代目の810型ブルーバードは、オイルショックや排気ガス規制対応のため登場が遅くなり、販売不振のため次期モデル910型系の登場を早めたと言われる。



○1976年(昭和51年)7月に発売し、わずか3年4ヶ月の発売期間に留まった。
排気量は1600/1800/2000の設定で、610型ブルーバードUや同時期のスカイライン(ケンメリ・ジャパン)と同様のラインナップであった。
エンジンは51年排出ガス規制に適合した直列4気筒のL16 / L18型、直列6気筒のL20型。
ロングノーズの6気筒2000ccモデルはG6シリーズとして続投。




○1978年9月 - マイナーチェンジで811型となり、全車53年排出ガス規制適合となる。角型4灯ヘッドライトを採用。


(上:ブルーバード 左:前期810  右:後期811)
(下:ローレル   左:前期C230 右:後期C231)

810型ブルーバードの6気筒モデルは同時期のローレルに近づけた雰囲気で高級感もあった。
(今思えば、ローレルとブルG6のキャラクターを被らせるところに日産の迷走の一端が見えなくもなかったか? でも数年後にU11マキシマで6気筒を再導入して他社でもFF/V6を追従しているのもあり一概に否定はできないか…)

____________________
★国内新車登録台数を調べてみた(wikipediaより)
[ブルーバード]
610型 52万6491台(71.8〜76.6)
810型 55万4168台(76.7〜79.10)
910型 68万3885台(79.11〜83.9)
U11型 48万2896台(83.10〜)
U12型 49万56台(87.9〜91.8)

[コロナ]
5代目T100系 80万5528台(73.8〜78.8)
6代目T130系 45万3295台(78.9〜81.12)
7代目T140系 17万7374台(82.1〜83.9)
8代目T150系 63万5185台(83.1〜87.11)
9代目T170系 49万2918台(87.12〜92.1)

⇒ 販売時期・時代や期間も考慮する必要はあるかと思いますが、810型ブルーバードは610型ブルUやT130コロナ(殿下コロナ)よりも登録台数が多いのです。

日産の迷走は否めなかったかもしれないが販売不振と片付けずに、もっと評価しても良いと思うのですが…。
モデルライフの途中でL型→ツインプラグのZ型エンジン(NAPS-Z)に変更し53年排出ガス規制を乗り切ったし。
(810型についてもネタとして取り上げてもよいのかな〜なんて改めて思いましたね)
____________________


日産自動車は排出ガス対策にある程度の目処がついた1970年代中盤になると、滞っていた新型車の開発を積極的に推し進めるようになる。とくに主力車種である次期型ブルーバードの開発には、大いに力が入れられた。 

新しいブルーバードを企画するに当たり、開発陣は“原点回帰”を試みる。
ブルーバードの設計理念は「つねに先進的なクルマであること。そして、最高水準のメカニズムをもつこと」。こうした開発方針のもと、「80年代を代表する高性能、高品質の本格乗用車」の完成を目指した。

 

◆《6代目-910型ブルーバード》◆
■5代目の810型系の発表からわずか3年4カ月後の1979年11月、6代目となる910型系ブルーバードが登場する。


 



ボディ展開は2ドアハードトップと4ドアセダン、5ドアワゴン(車名はADワゴン)、5ドアバンの計4タイプを用意(ワゴンとバンは同年12月から販売)。
810型系で用意していたロングホイールベース版は廃止された。

スタイリングに関しては、「シンプル&クリーン」をデザインテーマに掲げる。
当時は直線基調のシャープなデザインが流行しており、このブルーバードの他、同じ1979年に登場した430セドリック/グロリア、シルビア/ガゼール(S110)なども直線基調。
トヨタ/70系カローラなどが同様のデザインを採用しているし、三菱/ランサーEXも直線基調であった。

 



メカニズムについては、従来の810型系で他車との共用化や省資源を徹底していたが、910型系では新機構を積極的に取り入れる戦略を打ち出す。




「高性能&省資源のZエンジン」
「ハイキャスター・ゼロスクラブ・サスペンション」
「ラック&ピニオン式ステアリング」
「ベンチレーテッドディスクブレーキ」
という4つの技術トピックを創出した。


エンジンに関しては、
燃焼効率を良くするために1シリンダーに2本の点火プラグを備えた、2プラグ「急速燃焼方式」のZエンジン。
・Z16型系1595cc直列4気筒OHC
・Z18型系1770cc直列4気筒OHC
・Z20型系1952cc直列4気筒OHCを設定。

Z18型については、最新の過給器であるターボチャージャーの組み込みも仕様検討された。

1980年3月 - 
・1800EGIターボ (Z18ET型 135馬力)
・2000ディーゼル(LD20型 65馬力)を追加。

 

【参考】
ブルーバード・セダン・1800SSS-E
全長×全幅×全高 : 4510×1655×1385mm
ホイールベース : 2525mm
車両重量 : 1090kg
エンジン : Z18E型 水冷直4 1800cc OHC EGI 115ps


直線基調のシャープなスタイリングに、先進の足回りを採用した910型系ブルーバードは、たちまち市場の大人気を獲得する。


販売台数はウナギ登りで、1979年12月には1600cc~2000cc小型乗用車クラスの月間トップセールスを記録。それ以後も、同クラスの首位に立ち続ける。

また910型系はその走りの良さから、自動車マスコミ界で「510ブルの再来」、「ブル本来の走りが蘇った」などと絶賛された。

 
■好調な販売を続ける910型系ブルーバードは、1980年3月にスポーツ仕様が追加される。

日産にとっては1979年12月に登場した430型系セドリック/グロリア2000ターボに続くターボモデルの第2弾となる「ブルーバード1800SSSターボ」が登場したのだ。

搭載エンジン型式はZ18E-T(135ps/20.0kg・m)。

ターボモデルの追加によって人気に拍車がかかった。






■ジュリーのCMが印象深い「ザ・スーパースター」



"いいなCM 日産 ブルバード ザ・スーパースター'80 沢田研二" を YouTube で見る



 


910型系ブルーバードの人気の背景のひとつには、積極的な広告展開があった。

イメージキャラクターは当時、ヒット曲を連発していたジュリーこと沢田研二。


シングル曲『TOKIO』の
B面の『I am I(俺は俺)』 
 (作詞:仲畑貴志 作曲・編曲:井上堯之)が
CMソングとして使用された。


「ザ・スーパースター」、「ブルーバード、お前の時代だ。」というキャッチコピーも大好評だった。

  

"BLUEBIRD 910型 CMソング Full by I am I (俺は俺) 沢田研二" を YouTube で見る



 

______________________

〜【910型:モデル改暦】〜

○1979年11月 - 発売。
○1979年12月 - バンとワゴン(名称はADワゴン 1800GS / GL)を追加発売。
○1980年3月
- 1800EGIターボ(Z18ET型 135馬力)、
セダン2000ディーゼル(LD20型 65馬力)を追加。
○1980年10月 - 1800 SSSターボとセダン1600GL / GFにAT車追加。
○1981年1月 - 2000 キャブレター仕様(110馬力)の2000 GL / GF / SSS-Lを追加。

○1982年1月 - マイナーチェンジ。内外装変更。
同クラス初のピラーレスの4ドアハードトップモデルを追加。
2ドアハードトップは1800ターボSSS / ターボSSS-Sの2グレードに整理。
セダンに2000ターボディーゼル(LD20-T型 81馬力)を追加。
○1982年10月 - 一部改良。
自然吸気の1600 / 1800ccガソリンエンジンをCA16、CA18 / CA18E型に変更。
ターボ車は4速AT化。
○1983年3月 - スーパーエクストラシリーズ発売。
○1983年10月 - 営業車モデル(タクシー、教習車)を除き販売終了。

 

510型系以来の人気モデルとなり、1979年12月から1982年2月まで1600cc~2000cc小型乗用車クラスの月間販売台数首位を連続27カ月も守り続けた910型系ブルーバードは、1983年10月になるとフルモデルチェンジが実施され、7代目となるU11型系に移行する。そのU11型系では、伝統のFRからFF機構へとレイアウトが一新された。結果的に910型は最後のFRブルとなった。 

 

910の成功はスタイルだけではない。
動力性能と低燃費を両立した時代の先端を行く高性能エンジン、
足回り、ステアリング、ブレーキ、
過剰品質とも考えられるメカニズムや最先端技術を採用し、
『走る・曲がる・止まる』=クルマの基本性能や快適性を高いレベルで実現しているからではないだろうか。

____________________


ブルーバード、特に1980年代にヒットした910型の話は尽きませんね(笑)
実はカタログの紹介も考えていたのですが、長くなりそうなので今回はやめておきます(苦笑)

最後までご覧いただきありがとうございました
m(_ _)m
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Posted at 2021/01/30 12:39:28

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この記事へのコメント

2021年1月30日 22:57
こんばんは。今回も流石の情報量で、最後まで楽しく読ませていただきました^ ^

910のお話でしたがその前の810についても興味深かったです。不人気車として扱われる事が多いですが結構売れてたんですね。カタログのSSSの装備を見ると、4独サスや4輪ディスクブレーキ、タイヤサイズやリアワイパー等々、ケンメリGT-ESを連想させるのが面白いですね。

この頃はブルーバードにもローレルにもそして勿論スカイラインにもL型6気筒が搭載されてて、プリンス系に対する日産系、モーター系のメンツがぶつかり合ってる状態で、社内で忖度しながらクルマ作りしてた様子が伺えますね。向いてる方向が違うって言うか…思えばターボ化も280馬力もスカイラインは後回しですもんね^_^; しばなりさんも迷走と言う表現をされてましたがまさにその通りと思います^ ^

そうそう910と言えば、小学校高学年の頃、用務員のお兄さんが赤黒ツートンの4ドアHTのターボ(ホイールはミケロッティ)に乗ってて写真撮らせてもらったりしました。カッコ良かったですね(〃ω〃)

オフ会などでリアルにお会いするのがなかなか難しいですが、またいろいろお話し出来るのを楽しみにしています。

長々と失礼しました^ ^
コメントへの返答
2021年1月31日 0:56
コメントありがとうございます
m(__)m

910ネタ、以前からやりたいと思っていたので楽しんで頂けて嬉しいです。
今回910ネタを投稿するにあたり810についても少々調べたら新たな発見もあり、新たに810も取り上げてみたくなりました(笑)

その810ブルですが、コメント頂いた4輪ディスクブレーキ、タイヤサイズ、リヤワイパー等々はSSS-E・Sに装備されていたもので、ケンメリGTX-E・Sを連想しますね。この辺りもケンメリから影響を受けていたのかも。

1+1=2になることもベクトル方向が違うと2以下になりますし、真逆であれば打ち消して0にもなるわけで。旧プリンス系と本家日産の融合が取れていれば違った商品展開もできたのかもしれませんね。。。

本題の910ですが、私の小学校の教頭先生が白い910ブル1800GLに乗っていたり、弟の小学校の担任がグレーツートーンのセダンのターボSSS-Xでした。

ミニスケさんのコメント、私の旧車ブログには欠かせない存在です!
いつも感謝しておりますm(__)m

コロナ禍でなかなかお会いできませんが、オフ会で楽しくお話しできるのを楽しみに待ってます。
私のほうこそ長々と失礼しました(^_^ゞ
2021年1月31日 10:18
こんにちは。初めまして失礼いたします。
初めてコメントさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
この頃のブルーバードは好みですのでついつい。
810ブルーバードは130コロナに10万台も差をつけていたのですね。
両者も不人気と言われていたのですが、意外でした。
U12と170はいい勝負。
U14ブルーバードを購入した時見たカタログに310、510、910が載っていました。あの頃をもう一度とメーカーも思っていたのでしょうね。
実体験では、母方の叔父がいずれも新車で610の2000GT-X、811の2000G6-ELを購入し乗せてもらった事があります。あまり注目されないモデルたちですが、だからこそ興味をそそられます。
つたないコメント失礼いたしました。

コメントへの返答
2021年1月31日 13:42
こんにちは。初めまして。
コメントありがとうございますm(_ _)m

810ブルーバードと130コロナは偶然にも販売期間が3年4か月と他モデルより短命でしたね。
130コロナは昭和53年9月登場して約1年ちょっと後に910ブルーバード出現でしたから大苦戦だったと思います。
U12と170は販売期間もほぼ同じくらいでバブル期でもありましたね。
U14のカタログの記憶は無いのですが、過去のヒット作が載っていたんですね。
良くも悪くも過去のヒット作の束縛から逃れられなかったのでしょうか。。
今回のブログで振り返ったみたブルーバード6気筒モデルですが、誕生の背景を探るのも楽しいかもしれませんね。

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