平　敦盛

平清盛の弟経盛の子で1184年「一ノ谷合戦」時は16歳。
平氏の流れをくむ源氏の武将　熊谷次郎直実に舟に乗ろうと馬を波打ち際まで寄せたところを
呼び止められ、一騎打ちとなり討ち取られました。

笛(^-^;)多分横笛…
の名手で平家物語では、際だった美少年として描かれています。
位は従五位の下で官職に就いていなかった為無官の大夫と呼ばれることも(･_･、)

信長公記等での幸若舞「敦盛」は有名(*^^*)

思へばこの世は常の住家にあらず………省略(^-^;)
「人間五十年　化天(下天*外天)のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け滅せぬもののあるべきか」
の一節は知ってる人も多いですよね(o^^o)
平家の敗走から一ノ谷合戦、敦盛を討ち取ったことで、直実は無常を感じ出家(・・;)

同じ歴史を題材にしていても世阿弥の能では、直実のその後、出家してからの物語。

平家物語でのエピソード等は省かれ、出家した直実は蓮生と名乗り敦盛の菩提を弔う為、一ノ谷を訪れます(｡･ω･｡)
そこに敦盛の霊が、笛の音と共に現れ自分を弔う蓮生を許し、平氏一門の衰勢から自分が討ち取られまでを舞って
過去は敵でも、仏縁により真の友となった蓮生に回向を頼み去って行くと云ったストーリーで
心の在り方に焦点を置いた内容に(^-^;)

立木に空蝉を見て、蝉時雨の声に(￣｡￣;)何となくお盆を考えたメイ治郎でしたm(_ _)m