【映画】インビクタス/負けざる者たち

先週末観て来ました。

反アパルトヘイト運動のため、30年近く投獄されたネルソン・マンデラ。

彼を賛美する伝記的な映画。南アが注目されるラグビーのワールドカップという機会を使って、国の進むべき姿を作り出すマンデラの手腕が見物でした。マンデラは家族とは疎遠になりながらも、自分の信念を貫きます。人を叱らない、ただただ褒める。他人を信じる自分を信じます。イーストウッド監督の控えめなというか、バランスの取れた（人種に対して立ち位置も含め）素晴らしい演出でまったく退屈しませんでした。

例えば、ラグビーチームのキャプテンを呼び出して、それとなく力づけ、チーム内の和が進むように仕向けたり、ここぞという時にヘリコプターで乗りつけ、覚えたチームメンバーの名前を呼び上げながら激励し、いかに期待しているか、彼等にそっと分からせたり。

ラグビーの激しい肉弾戦の描写も上手かったですし、実話にもとづいているから、南アが勝つけど、そこまでの盛り上げ方も上手かった！

終始、涙腺が緩んでしまいました^^;

この映画は、今年南アで開かれるサッカーワールドカップへの大きなエールになることでしょう。無事に開催されることを祈ります。

現題：INVICTUS
製作： 2009年アメリカ
監督・製作 ： クリント・イーストウッド
出演： モーガン・フリーマン 、 マット・デイモン 、 トニー・キゴロギ 、 パトリック・モフォケン 、
マット・スターン