
遂に、というかやっぱりというか………
先週、私の60プリPHEVも補機バッテリー上がりとなりました。
朝からちょっぴりカスタムでリアドアやリアガラスゲートにドアモールをつけるため、開けたり閉めたりを繰り返すこと数十回… プリウスはリアドアもバックゲートも電気がないと開かない仕組み。バッテリーに負荷をかけない様に、電子キーは持たずに、ルームランプも点かないようにオフにしてと色々と気をつけながら作業しました。
作業も無事に終わってお昼も食べて、午後から出かけようとしました。普通に鍵も開いて、普通にシステムも起動して、シートも動き、READYも点灯。 さて走り出そうとシフトをDに入れようとすると… オーディオが点滅、音楽が途切れ途切れ、ワイパーがガタガタ動いて…メーター全体が何回か明滅を繰り返した後、完全にブラックアウト。元々エンジンは始動しないので静かな車ですか、更なる静寂に包まれました。まるでBTTFでマーティが1955年から1985年に帰る直前のデロリアンじゃないかって感じでした。
これは何事? まさか壊れた? モールを付けると何かのセンサーが働いて車が壊れるのか? バッテリー上がりかもしれないけど、システムの止まり方が不自然な感じ。
こうなると何を触ってもうんともすんとも言わない。パソコンみたいにもう一度初めからやり直そうとしてみたけど、そもそも鍵も反応しない。
今日のお出かけは諦めるしか無さそうということで、ディーラーに電話してみると、システムの停止状況からは、バッテリー上がりなのかシステムの不具合なのか分からないので、取り敢えず入庫して確認したいから持ってきてほしいとのこと。車は手で持って行くわけにもいかず、JAFにも入ってないので、初めて自動車保険のお世話になってレッカーに来てもらいました。自動車保険ってこういう時にも役立つのですね。
レッカーを待つ間に、ヒューズボックス内の救援ポートからバッテリー電圧を測ると、なんと4.2V! これはバッテリー上がりっぽい? レッカーが来たので、状況説明して、まずはジャンピングスターターでの起動を試そうということになりました。この時にバッテリー電圧を再度測ると、3Vに低下してました。
ジャンピングスターターを繋いでスタートボタンを押すと…… 何事も無かったかのように、READY表示が出ました。 取り敢えず、このままだとまた同じことになると嫌なので、折角なのでレッカーに載せてもらってディーラーに入庫することにしました。
そのままディーラーにて3日程検査する事になりました。幸いディーラーの代車があるようなので、数日間代車のアクアで生活する事にしました。
検査の結果、システムとしては全く異常無しで、補機バッテリーが上がっていただけ、という結論でした。
補機バッテリーは、納車後一年程度なので性能的にも健全な状態であり、充電で復活したとのことでした。
その時に整備士の方に色々と尋ねました。
ハイブリッドシステムは、充電のプログラムとして、短時間走行が多いと補機バッテリーからの電力の持ち出しが多くなり、徐々にバッテリーの電力が低下するそうです。私の車は極近距離2〜10km程度の走行が多く、ここ半年くらいで電圧が徐々に下がってきていたようです。これはトヨタのサーバーに送られていた走行ログから分かったそうで、短距離走行の割合が85%なので放電過多になっていたとのことです。ハイブリッドシステムは、電源を入れてREADY状態が1時間程継続すれば、補機バッテリーへの充電が充分になるようにプログラムされているので、週に一度程READY状態で放置する運用を試してほしいとのことでした。READYで放置するって、鍵も閉められないのでかなり不用心なことですね。放置は難しいので、洗車の時にでも試そうと思います。PHEVなんだから、走行バッテリーの充電時に補助バッテリーも充電してくれればいいのにと思いました。そもそも我が家の車の運用は、日常の買い物などごく近場への運用が多いのでPHEVを買ったのに、短距離走行が良くないとは困りものです。充電プログラムについては改善してほしい旨を、トヨタの整備士の方にはお願いしておきました。
バッテリー上がり防止対策として、外部からの充電方法について、整備士さんに聞きました。
・外部からの補機バッテリーの充電は、バッテリーは車載状態で良いので、家庭用の低容量充電器をバッテリー直結で充電します。ボンネット下のヒューズボックス内の端子は、救援を受けるための端子なので、充電には使わないでください。
・過充電或いは急速充電をすると、補機バッテリーから水素ガスが発生することがあるので、換気を十分にして下さい。低容量のゆっくり充電であれば、心配は無いです。
2025/04/16 追記
先日、モールの取り付け作業の1時間、電源オンでREADY状態というのを試しました。
補機バッテリーが充電されたかは分かりませんが、オペレーションとしては可能なことが確認できました。
ただ、エンジンルームを開けると、ジーという音が鳴り続けていて、ちょっと中を触ったりするのは憚られる感じでした。また、作業後にEV走行可能距離を確認すると、1km減っていました。 まぁ当然なのでしょうが、電力を無駄に浪費している感じで、余り適切な対応方法ではない気がしました。
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2025/04/11 16:50:02