蝶になる日
新しい時代へのおけいこ
吉丸房江・著
地湧社
1995年刊 より
生きていることは、何かを食べ続けていることです。
また、人間は食べたものの化身ともいわれます。
生きるために食べるという感覚からぐんと離れてしまって、現在では、
よりおいしいもの、めずらしいものを腹いっぱい食べようという飽食の時代になりました。
この飽食、いわゆる食べ過ぎから病氣は生まれているといっても過言ではありません。
今こそ食の原点に返る時です。
人間の体は、七大栄養素(糖質、脂質、蛋白質、ビタミン、ミネラル、水、空氣)で生きていると学んできた現代栄養学も、ちょっとおかしくなってきました。
その七大栄養素の向こうにあるもの、分析しても数値に出ない宇宙の素粒子こそ光であり、生命であるということをみんな知るようになりました。
現代栄養学的に食事をしても、本当の健康体にはなりません。では、どのような食べ物がパワフルな肉体とパワフルな心を生み出すのでしょうか。
食べ物を食べることは、結婚することと同じことです。
食べ物を食べることによって細胞が生まれます。
次の新しい生命を生み出すための結婚ですから、理想的な結婚と、してはいけない結婚があります。
血族結婚がいけないのです。血族結婚をすると血が濃くなりすぎて障害児が生まれる率がとても高くなります。
食べ物もこれと同じです。血族結婚のような食べ方が一番いけません。
たとえば、人間に一番近い獣(牛や豚)を食べると血が濁るのです。
血液が酸性に傾きます。
したがって獣を食べるより鳥のほうがいいのです。
鳥よりも魚のほうがもっといいのです。
この魚よりも虫がいいのです。魚は海藻やプランクトン(虫)を食べます。
その虫よりももっとすばらしいのは草(野菜、穀類、豆類)です。
この宇宙こそ神(創造主)であり、この神に一番近いのが野菜(草)です。
人間にとって一番良い食べ物とは草、すなわち野菜、穀類、豆類です。
人間から一番遠くて、宇宙(神)に一番近い存在です。
宇宙エネルギーは草が一番もっているのです。
自分から一番遠い所のものを食べることは血をきれいにすることです。
牛のあれだけ大きな体、カルシウムいっぱいの骨、蛋白質の宝庫である肉、そして栄養たっぷりのミルクは、全部牛が草を食べてできあがったものです。
(注) 現代の工業化された畜産システムでは、効率を重視するあまり、餌に動物性原料(共喰い)や、病気を抑え込む抗生物質が大量に投与されており、不自然極まりない状態になっています。
草食動物と肉食動物を比べてみましょう。
体の大きさ、力の強さ、寿命、持久力、頭の良さ、やさしさ、すべて草食動物が優れています。
草食動物の王様の象は、とても小食です。

そしてあの大きな体でなんの苦もなく百年以上も生きるのです。
一方、肉食動物の代表であるライオンやトラは、わずか7年の寿命といいます。
こう考えますと、私たちの食べ方として一番よいのは穀物菜食です。
それは、玄米、麦、粟(アワ)、稗(ヒエ)、黍(キビ)、豆、野菜ということになります。
今、地球には宇宙からすばらしい浄化のエネルギーが降りそそがれているそうです。
新しいリズムが動き出しています。そして宇宙からのエネルギーも高くなっています。
やがて、あれやこれやと栄養を考えてお料理をして食べる必要がなくなります。
たべてもほんの少し。それで大満足。
大食しないと食事をしたような感じがしないという人は、そろそろ新しい時代に向けて、小食に慣らしていきましょう。
小食にすれば、体のそれぞれの臓器が疲れないので、病氣もしません。
細胞はどんどん若返っていきます。
宇宙からのエネルギーがどんどん高くなるので、大きく深呼吸を三度くらいしたら、今日のエネルギーはOK。
(注)
不食を実践されている方は、この地球上にも既にたくさんいらっしゃいます。
新しい時代には、時々は20世紀を思い出して食事ごっこをしましょう‥‥
などと、趣味みたいな楽しみごとに食事をとるかもしれません。
現在は食べるために生きています。
過去を振り返っても、食べるために働き、食べるために争い、醜い日々を重ねています。
今もちっとも変わりません。
もうそろそろ、これも卒業の時がきました。
もっと読んでみたい方は元記事をどうぞ
http://www.h2.dion.ne.jp/~apo.2012/chouninaru.html

2015.6.27 長野県南佐久郡南牧村にて
本日もご覧頂きありがとうございました。
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Posted at
2015/07/01 02:26:28