お久しぶりです、tanomaruです。
みんカラブログを書くのは2年以上振りですよ。
ここ数年は箱替えの時くらいにしか書かないので、
今回もきっとそんな感じの内容になるので、早速まいりましょう(笑)
毎回クルマとの出会いには不思議なご縁を感じることの多いtanomaruですが、
今回も自分でもよくわからない展開で話が進んでいきます。
さてさてこのタイトル、
始めと終わりが開くクルマ
一体なんのこっちゃ?と思われるでしょう。
答えを先に言ってしまうと、この度クルマを乗り換え、
なんと晴れてMAZDAロードスターオーナーになることになったというお話です。
クルマの免許を取得したのは、今をさかのぼること42年前の高3の冬、18歳の時でした。
最初に買ったクルマは2シーターオープンカーのホンダBEAT、27歳の時。
そこからかれこれ10台ほど乗り継ぎ
再び2シーターのオープンカーに戻ることになったので、
このようなタイトルにしました。
年齢的にも諸事情的にも、おそらく今回の乗り換えが人生最後になるだろうと思うので
「終わり」と表現した次第です。
実を言うとBEATを手放して以来、
ロードスターや他のオープンスポーツカーへの憧れみたいなものは、
これまでほとんどありませんでした。
BEATが発売される2年ほど前の1989年、
ユーノス・ロードスターの初代NA型がデビュー。
当時非常に話題になっていたクルマで、
タミヤの1/24プラモデルだけはなんとなく買って組み立てたものの、
実車に関してそれほど興味が湧かず、小さなクルマが欲しかったのもあって、
同じ頃発売が噂されていたホンダの軽スポーツカーや
オートザムの軽スポーツカーを待ち望んでいました。
あれから30年以上の月日が経ち、還暦も迎え、
もうクルマを買い替えることはないだろうなと漠然と思っていたのに、
一体どうしてこうなってしまったのかをお話しします。
私はディーラーで頂いたMAZDAの2025年のカレンダーを自宅の寝室に飾っています。
2ヶ月で1枚の構成になっていて、3月4月のページをめくると、
そこにはこれまで見たことのない美しさとカッコ良さのオーラを放つ、
ワインレッドのロードスターが「鎮座」していたのです。
この得も言われぬ麗しき佇まいを見た瞬間、
「一目惚れ」などという陳腐な表現では表しきれないような、
自分の中では久々に衝撃的な感覚を覚えたものです。
カレンダーを見た大阪出身の嫁さんも
「ホンマにカッコええなぁ!」と共感してくれました。
しかーし、この時点では「欲しい」とまでは感じず、
単に「イイなぁ」という憧れにとどまっていました。
そのワインレッドのロードスターの事を調べてみると、
アーティザンレッドプレミアムメタリックという専用色を初めてロードスターで採用した、
ロードスター35周年記念車だという事が判りました。
これまで全くと言っていいほど歴代ロードスターに興味が無かった自分が、
初めて今回「カッコイイ」と思えたのは、
この深いワインレッドのボディカラーだったからこそと言えます。
ただ、このクルマは35周年記念車というだけあって、
受注期間はとても短く、締切は3月3日。
いくら衝撃を受けたとはいえ、
もし買いたい!と心の底から思ったとしても
この3日間で購入を決意して契約まで漕ぎ着けるだなんて
さすがの武勇伝tanomaruといえどあり得ません。
カッコいいけど自分には全くご縁のないクルマなんだろうな~と思っていました。
それから数日後の3月6日の早朝、
仕事で国道50号線を走行中のことでした。
右車線後方からあずき色のロードスターRF
(リトラクタブル・ファストバック・電動ハードトップ車)が近づいてきました。
まだ夜明け前だったのであずき色に見えたそのクルマこそ、
カレンダーで見たアーティザンレッドのロードスター35周年記念車だったのです。
信号待ちで並んだ時にふと周りを見ると、
なんとそこは北関東マツダ小山店のすぐ目の前で、
しかもショールームには
ソフトトップ版のロードスター35周年記念車が展示されているではありませんか!
帰宅後にその事を嫁に話すと、
「面白いシンクロやなぁ!なんかのメッセージやで!きっと♪」
(※シンクロニシティ=意味のある偶然)
と、私より興奮してました(笑)
この日から急にこのクルマのことが氣になりだした私は、
改めて実車を間近で見てみたくなり、
お世話になっている北関東マツダ佐野店にも同様に展示車があるのか問い合わせてみたところ、
「ソフトトップ版の35周年記念車の展示がございます。是非遊びにいらして下さい」
とのことで、見に行ってみようかな?と、
ほんの少しだけワクワクしました。
しかし待てよとここで一旦我に返り、
2年前にデザインに惚れてCX30に乗り換えたばかりだし、
30こそが最後のマイカーになるんだろうと漠然と思っていた私は、
またクルマなんぞにお金を掛けるよりも、
3年使用してバッテリーが劣化してきたiPhone13Proを刷新し、
カメラ性能の高い最新モデルに自己投資したいなという氣持ちが急に湧いてきて、
3月8日にアップルストアでiPhone16Proを購入していたのでした。
そうこうしているうちに、CX30の夏タイヤへの交換シーズンになりました。
18インチのタイヤ交換ともなると、
いくら自宅に道具が揃っているとはいえ、
自力で行うと足腰への負担が大きく、
数日間は後遺症に悩まされるようになっていたので、
身体を労わるためにも最近はディーラーに持ち込んでお願いする事にしています。
問い合わせると3月の末に空きがあるとのことで、早速予約を入れました。
タイヤ交換の当日、
ロードスター35周年記念車の受注締切はもうとっくに過ぎているし、
さすがにもう展示車は置いてはいないだろうと思いながらも嫁と2人で入庫してみると、
なんとまだ展示車があるではありませんか!
(この時点で購入するつもりは全くありませんでしたが)
動画や画像で見るアーティザンレッドとはまた違い、
まさに美術品とも呼べるような美しいオーラを放つ実車を見て、
やっぱイイ色やなぁ♡と惚れ惚れしてしまいました。
担当の営業マンが
「良かったらロードスター試乗して行きます?」と提案してくれて、
内心(過去に試乗するとほぼ必ずそのクルマを買っちゃう自分が怖いんだよなぁ)と思いながらも、
用意されたスノーフレイクホワイトパールマイカのSスペシャルパッケージの試乗車を借りて、
嫁と2人で初めてロードスターに乗り込みました。
その日は晴れて結構暑かったのでオープンにこそしませんでしたが、
ビート以来の2シーターオープンカーです♪
着座位置の低さやコックピットのタイトさなどが妙に懐かしく、
素直で意のままに操れるハンドリングと小気味良く決まるシフトフィール。
パワーこそ控えめながら、高回転までスムーズに吹け上がるエンジン。
短い試乗時間でしたが、移動のためにクルマに乗るのではなく、
運転そのものを楽しむクルマなんだという事を実感。
永年に亘って愛されるロードスターの魅力を垣間見た氣がしました。
試乗を終えて営業マンと談笑しながら、
35周年記念車のボディカラーは手入れが大変そうだけど、
「もしロードスターに乗るならやっぱり一目惚れしたこの色だよなぁ」
との思いを新たにすることに。
その日はカタログだけ頂いてお店を後にしました。
そして4月3日、
メーカー公式サイトからお試しで見積もりでも出してみようとロードスターのページを開くと、
なんと、まだおすすめグレードに35周年記念車があるではありませんか。
1ヶ月前に受注を締め切ったはずなのにおかしいな?と思いつつ、
そのまま販売店あての詳細見積もりを申し込み。
おそらくですが、
全国のディーラーで見込み発注していた分や展示車両の在庫があるうちは、
見積もりや商談はまだ間に合いますよ、ということだったのでしょう。
コレを書いている5月5日時点でも、
公式サイトではおすすめグレードに35周年記念車が存在していて、
カンタン見積りが出せる状態です。
ディーラーからの詳細見積もりがメールで届き、
下取り予定のCX30を査定させて欲しいとのことだったので、2週続けて佐野店に。
しかしながら30を下取りしてもらったとしてもあとの2百数十万円の資金をどうするか。
残価設定ローンはあまり好きではないし、
ディーラーローンも金利の面では…だし。
既に受注を締め切ったクルマの申し込みは不可能。
やはり銀行のマイカーローン一択か?
ここ数年はクルマを買う時は銀行ローンを利用していたのですが、
今回果たして60過ぎて契約社員になっている自分が審査に通るのかは正直微妙なところ。
でも今回のこのタイミングを逃したら、おそらく35周年記念車はおろか、ロードスターに乗るチャンスも来ないかもしれないよな。
もし融資が不可ならロードスターへの乗り換えはご縁が無かったと思って潔ぎよく諦めようと決心し、銀行のマイカーローンに申し込んでみました。
今は事前審査から本申込まで全てWEBのみで完結するので、
銀行に出向く手間が省けて便利な世の中になったもんです。
事前審査の結果が届くまで、
少し日数がかかったので今回は通らないんだろうなと諦めかけていたところ、
なんと審査に通ってしまいました。

資金のメドがついたからには、
もうあとは乗り換えに向かってまっしぐらです(笑)
3週続けてディーラーに出向き、無事に契約を済ませました。
このあと書類を届けに4週目も行きましたが(笑)
私が購入したロードスターは今年2月頃から展示車として飾られていた個体なのですが、
メーカーの指示か何かで4月13日迄は店頭に展示車として置いておく義務があったらしく、
その間にもこの展示車でいいから売って欲しいというお客さんが何人かいらしたそうです。
受注締切1ヶ月後に動き出したという、
完全に出遅れた感のある私がすんなり購入出来たということは、
やはりこの展示車両とのご縁を感じずにはいられません。
クルマの乗り換えに限らず、
人生にはタイミングというものがとても重要だと思います。
このロードスター35周年記念車は、
メーカー側の発表によると当初ソフトトップとRF合わせて
1,000台程度の受注を見込んでいたらしく、
それがいつのまにか1,000台限定という話で一人歩きしていたようですが、
メーカーとしては3月3日までに申し込んだ人には
全て行き渡るように生産するという計画に変わった?ようで、
最終的には2,500台以上の受注があったみたいです。
MAZDAロードスターの昨年の平均月販台数は
あるデータによると平均800台ほどのようです。
2024年12月25日から2ヶ月ちょっとの受注期間にこれだけの注文があったということは、
それくらい
この35周年記念車でロードスターの潜在需要を掘り起こした
と言えるのではないかと。
大幅に魅力がアップした車両をベースにしたモデルである、
という点もあるでしょう。
実際私もそこは大きなポイントでした。
因みに私のところに来る予定のロードスターのシリアルナンバーは、
展示車がそのまま来るとすれば300番台になるはずですので、
ある意味貴重なのかな?とは思います。
氣になる納車日は今月末までには、という話です。
なぜそんなに遅れるのかというと、
どうも電装系(リアバンパーセンサー?)に不具合があったらしく、
いったん広島の工場に戻され、
手直しが済んだ個体から再び販売店に、という流れだそうで、
35周年記念車の納車は全体的に遅れていて、
しかも展示車両が手直しされるのは一番最後になるということらしいです。
大型連休を挟んでのことなので尚更遅くなっちゃうようですね。
季節的にも今がオープンにして氣持ち良く走れる時期なので、
1日も早く納車になればいいなぁと待ち遠しく過ごす日々です。
CX30と共に過ごせる期間もあと少しですが、
次のオーナーさんにも大切に乗ってもらえることを願っています。
余談ですが、先程のカレンダー画像、
5月6月はCX30になっていました。
なんとなくこれも意味深ではあります。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。