ホンダ(純正) マスターシリンダーセット(フロントディスクブレーキ用、45530-MA4-671)
・2023年02月13日: 店頭注文
・2023年02月15日: 受け取り
・2023年02月19日: セット部品の一部を使用
・純正部番: 45530-MA4-671(6部品のセット)
■概要
フロント・ダブルディスクブレーキのマスターシリンダー構成部品です。6つの部品をセットにしたメンテナンスキットです(いずれもホンダ純正部品)。
■特徴
マスターシリンダーをオーバーホールする際に、必要な部品が一式セットとなっています。逆に言うと、構成部品は単品では販売設定されておらず、これらの部品の中でひとつだけ欲しい場合であってもセット販売となっています。
■経緯
フロントブレーキレバーのタッチが次第にスポンジーとなった(軟化)ことから点検開始。ブレーキレバー根元のピストンを覆うシールブーツ(正式名称不明)が経年劣化により破損し、そこからブレーキフルードが徐々に漏れ出していることを発見。
急きょシールブーツの交換が必要となり、部品を緊急手配→DIYメンテ(新品に交換)した次第。
■インプレッション
実際に使用したシールリング?シールブーツ?(正式名称不明)に対するインプレです。
円筒状の部分は単なるゴムブーツですが、根元の円環部分には金属製のストリングが3重巻きになった構造体が内蔵されており、この部分がゴムを介して緊迫力を発生してブレーキフルードを密封する仕組みです。
また、先端部分もリップ構造になっており、ピストン先端の円周溝に覆い被さるようになっており、こちらでもフルード漏れを防止するようになっています。
当初、シールリング部の圧入緊度が分からなかったのですが、マスターシリンダーボディ(の内径に)意外にスルッと挿入可能でした。F(抜け荷重)=P(フルード圧)*S(通路断面積)の関係から、通路断面積が小さいことが起因してシールリングの脱落が防げているのかもしれません。
新品交換後はブレーキタッチが激変!カチッっという剛性感を伴って非常に安心できる機能に復元できました。安価な部品代かつDIYで工賃もかからず完治して良かったです。
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メイン部品。ピストンとセットスプリング(いずれも正式名称不明)。前者は先端外周にスパイラル溝がある。
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別角度から。ピストンの画像手前側がブレーキレバーの操作部と接する部分。ここが押し込まれて液圧が発生。
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同梱のゴム部品。恐らくセットスプリングの受け(ステム)とピストンに装填するシールリングかと思います。
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上記部品の反対側から。今回は前述のピストンやスプリングとともに、これらのゴム部品は交換しないで完治。
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今回の交換ターゲット部品、シールリング(仮称)。この部品の経年劣化でブレーキフルードの滲みに至る。
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さあ!新旧比較です。経年37年でシール機能を失った劣化品との比較。金属の円環が内蔵されていると判明。
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セットに同梱のスナップリング。セットスプリングで外側に押されるピストンの位置を規制する役割です。
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セットに同梱されている6つの構成部品を順に並べたところ。次の画像(パーツリストより)もご参照。
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パーツリストより。記載の価格は平成1年時点のものであり、現在の価格ではありませんので、念のため。
定価 | 2,607 円 |
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購入価格 | 2,607 円 |
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入手ルート | 実店舗 |
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