私の職場は、障害のある方が働く場所で「通所授産施設」です。なかなか、精神年齢が3歳くらいの方に「お給料貰ってるんだから、仕事しないと。」と言っても、難しいところです。まぁ、私なんかは契約職員ですので、彼らが仕事をしようがしまいが関係ないのですが。多くの職員の方は、「ちゃんとやらないと。」と、義務だから。といった感じで頑張っています。私は違います。「やりたくないなら、やらなくていいっ!」切って捨てます。(もちろん、相手にもよります。)すると、再びやりだします。押してダメなら引け。気分が乗らなくて、ぼーっとしているときには、他利用者の物真似を少しやったりして、気分を盛り上げます。「物真似やって。」とお願いされますが、「だって仕事しないじゃん。やだ。」というとバリバリやり始めます。酒井さんのときだけ仕事してズルイ。と他の職員は言いますが、私も何もただ座っているだけではなく、あの手この手でやる気を引き出しているので、その辺りは勘違いされると困ります。一方的に押し付けるのではなく、引いてみたり、何故出来ないのか、原因を突き止めることも大切です。作業の中には、職員が手助けしなくてはならない部分もあります。しかし、少しのアドバイスや、それぞれ障害にあった自助具を作成する事で、できなかった事が出来るようになり、自信にも繋がります。さらに、手助けをしなくても良いので、職員も楽になります。アドバイスをしただけで、半日3枚程度の仕事量が、半日多くて10枚できるようになり、本人も大喜びです。今まで、途中で寝転がってしまった人も、自分で出来る工程が増えたために、最後まで飽きずに出来るようになりました。先日も自助具を作って、手を貸しながらですが、今までとは比べ物にならないくらい仕事がはかどって、本人は大満足。ただ作るのではなく、「あなたの為に作ったんだよ。」という事も、きっと嬉しかったのだと思います。授産施設は、仕事を通して自信と、仲間との関係を築く役割もあるんだなぁ、と最近感じました。