逝く店･来る店②来る編

セルフでない一般店なのにうどんの出てくるスピードがセルフより早い。作り置きとかではなく、客がのれんをくぐった瞬間から仕込みがスタートするからだ。
うどんを食べ終わるか終わらないかのうちにコーヒーが出てくる。食べ終えた饂飩の器はすでにそこには無い。飲んだコーヒーのカップもすぐに下げられて追い出されるように店を後にするのに、不快感は一切なく、むしろ心地良ささえ感じる。


そんな大好きだった店｢小麦畑｣が突然閉店したのは一年くらい前だっただろうか。


恋い焦がれていた同級生が、夏休み明けにいきなり転校していなくなっていたような、胃にぽっかり穴が空く程のショックを受けた記憶が今でも残っている。



その跡地に新しいうどん屋が今月オープンした。



『セルフうどん壱番ヤ』


…カレー屋？(T∀T；)

中はいたって普通のセルフうどん店。
花輪に仲西うどんの名前も見えたけど何か関係あるのかな？

かけ小が200円。ちょっと前までならセルフで200円というとかなり挑戦的、というか、二度と行かないリストに入っていたものですが、小麦の値段の高騰を受けて今では平均的な金額設定か。
一玉は少し少なめでした。