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2010年10月03日

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 2日目(越後湯沢駅〜三国峠〜名胡桃城〜沼田城)

栃木 福島 新潟 群馬ツーリング 2日目(越後湯沢駅〜三国峠〜名胡桃城〜沼田城) 起床。
意外と涼しい。


ひとっ風呂浴びて、支度をする。
今日は帰る日なので、越後湯沢から南下して行く事になる。


湯上がりの火照りを外の景色を見ながら冷ますツレ。
三国峠の天気が心配だそうだ。



窓からの景色。
遠くに見える三国峠が白い雲に覆われている。
台風の時のビッグウェーブのようだ。
これはあの雲の下は大雨なんじゃないかと思う。
 


チェックアウトする時に、昨日のおじさんスタッフに、三国峠越えは大丈夫か確認すると、
曇ってるけどあれだったら大丈夫だとの事。

やはり昨日の「ラーメンどさん子」の事もあるし、地元の人の意見には従おう。



越後湯沢駅に朝飯とお土産を買いに行く。
無料駐車場にバイクを停め、駅2Fのフロア「がんぎどおり」にある、「CoCoLo(ココロ)」に行く。
ここは土産物や地酒、地元の特産品を扱う店舗と飲食店街がある。

この奥にあるのが「ぽんしゅ館」。
日本酒とお米のテーマパークと銘打ってるだけあり、100種類以上の日本酒が飲める、利き酒コーナー「越しの室」がある。
500円でメダル5枚を購入して、好みの地酒マシンにメダル1枚投入でおちょこ1杯分飲める。
電車だったら飲みまくりたいところだ。
 

そして、この隣に温泉「酒風呂 湯の沢」がある。
越後湯沢温泉の源泉にルコール度12度の酒風呂専用の日本酒を入れてるらしく、血行促進、美肌になるそうだ。
ここも日本酒を引っかけてから入りたいところだ。
電車の待ち時間が長い時はいいだろう。


地酒やお土産を売ってるところには、飲んだくれてグロッキーになってるお父さん人形が寝ている。
一昔前だとこんな人はけっこう見かけた。平和だったのか、飲んだ酒の質が悪かったのか。
でも「酒は飲んだら飲まれなきゃ」が酒の醍醐味であり、幸せな事だと思う。
 

お土産売り場の手前右奥に「うおぬま食堂 雪ん洞」がある。
ここでは一番おいしい米の産地(特A地区)の「南魚沼産コシヒカリ」100%のお米が食べられる。
それを自家精米・低温貯蔵し、大釜で一気に炊くと言う贅沢なご飯だ。

最近は「南魚沼産」→「魚沼産」→「新潟産」とコシヒカリのブランドエリアが広がってしまった感があるが、やはり旨い米と言えば「南魚沼産」のコシヒカリだ。

その「南魚沼産コシヒカリ」を使った定番人気の「爆弾おにぎり」を食べる。
20種類近い具材を選べる。
店内で食べると漬物、みそ汁がサービスで付いてくる。
 


酒バージョンの相田みつを先生っぽい銘が飾ってあった。
 



お腹がふくれたところで、R17で群馬を目指す。
関越道の方が早いが10kmも続くトンネルなので、バイクではやはりR17の三国街道で三国峠声が鉄板だろう。

神立高原、かぐらみつまたスキー場を過ぎると、貝掛温泉(かいがけおんせん)へ右折する道が出てくる。
貝掛温泉は眼病に効くと言われてる日本秘湯の会会員の宿だ。
上杉謙信が隠し湯とも言われている。
以前、スキーの際に寄った事があるが、ぬるいお湯の雪見風呂が幻想的で気持ちよかった。
今回は、さっき風呂に入ったばかりなので素通りする。

苗場になるととたんに町並みがリゾートっぽく拓けてくる。
雲がどんよりと灰色で今にも雨が降ってきそうだが、ホテルの人が言ってたように雨はふってなかった。

三国峠を越すと右側に以前行った「法師温泉」がある。


猿ヶ京、R17月夜野バイパス沿いの「名胡桃城(なぐるみじょう)」に寄る。(群馬県利根郡みなかみ町下津)
ここは豊臣秀吉の天下統一の総仕上げ「小田原攻め」の発端になった城だ。

利根川上流の右岸断崖部に位置していて、両側が切り立った天然の要害で、三の丸・二の丸・本の丸など主要な郭が一列に並ぶ連郭式の山城である。


この城は、大阪の陣や、猿飛佐助などの真田十勇士でも有名な「真田幸村(信繁)」の父「真田昌幸」の「沼田城」の支城であった。
「真田昌幸」と言えば、小大名でありながら徳川家康に2度勝った人物だ。というか負けた事がない。

北条と真田の領地トラブルを豊臣秀吉が調停し、沼田城は北条領に、真田氏の墓所があった名胡桃城は真田領として安堵された、にも関わらず、北条側が名胡桃城を奪取してしまう。
これが秀吉の出した惣無事令(私戦禁止令)に違反したとして怒りを買い、北条氏の居城の小田原征伐が行われる。
これによって大名としての北条氏は断絶してしまう。


と、言う話をボランティアガイドの人から聞いた。
とても丁寧に解説してくれた。
ここは隣の観光案愛所 兼 喫茶店が簡単な資料館にもなっていてガイドしてくれる。
蜂や蛇が出たり、急な崖などもあるのでガイドをお願いした方がいいかも。
今も調査をしていて色々出てくるらしい。



ちなみに真田家の家紋は、6枚の1文銭という小銭が並べてある有名な「六文銭(ろくもんせん=六連銭紋)」だが、この由来は、人は死ぬと三途の川を渡って冥土に行くが、その、三途の川の渡し賃が6文だったからだそうだ。

三途の川は、善人は橋を渡る・罪の軽い人は浅瀬を歩く・罪深い人は江深淵と呼ばれる難所を渡る、の、文字通り3種類の渡り方がある。

なぜ6文なのかと言うと6つの輪廻「六道(地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上)」があり
、「地獄の沙汰も金次第」ではないが、この中のどこから生まれ変わってもいいように1文づつ渡すので」合計6文になるそうだ。

この事から真田の家紋の六文銭には「死ぬ覚悟はできている」と言う、事にのぞむには死を覚悟してやる、という強い意志が込められているのだそうだ。

やはり歴史上の戦国武将の意気込みはすごいな。



沼田バイパスから月夜野バイパスを横切り、沼田市内に入り、名物の「フリアンの味噌パン」を買う。
「フリアン」がやってる時間なので、本店?(新上之町店)で、お気に入りの「味噌バター味」購入。(群馬県沼田市上之町)
よく行く浅草のもんじゃ(お好み焼き)屋の大将も好きなのでお土産に多めに買う。この大将は、朝はパン派らしく、鉄板でパンを焼くそうだ。



このあと、沼田公園(沼田城趾)近くにある、文政8年(1825)創業の「東見屋饅頭店(とうみやまんじゅうてん)」で「味噌まんじゅう」を食べる。(沼田市下之町)
沼田で「みそまん」と言えばココ。
アットホームな感じで、創業の古さを自慢せず、自分の店より全然新しい店が「元祖」を名乗っても気にしないところがかっこいい。


注文するとその場で焼いてくれる。
パリッとした熱々の表面に味噌と炭の香りを感じながら口の周りをベタベタにして食べるのが普通。
甘すぎないタレも美味しい。

この上州沼田の名物「味噌まんじゅう」は、イースト菌ではなく酒種で作る風味豊かな生地で蒸した酒まんじゅう(京まんじゅうだとあんこ入り)を竹串に刺して、黒砂糖や水飴で甘くした濃厚な秘伝の味噌ダレを塗って、炭火で焼き上げた物だ。


これは、親の実家が沼田なのでガキの頃から食べている好物だ。(好き嫌いは多いらしい)
焼きたてはとても旨い。と言うか、冷めると固くなって噛みちぎれなくなる。

なので、お土産用は焼いてなく、家で焼くスタイルで撃っている。

この秘伝の味噌ダレもボトルで買う事が出来て、パンやモチ、ソース代わりにしても美味しい。

ちなみに、沼田だけ「味噌まんじゅう」と言い、前橋市・桐生市・伊勢崎市・太田市・館林市などの中毛・東毛地区(県南部)では「焼きまんじゅう」と言う。



この後、近くの「沼田城」に行く。(沼田市西倉内町)
今は沼田城址公園となっていて桜の名所でもある。

沼田城は、利根川の支流「薄根川・片品川」の浸食による有名な河岸段丘で、この崖上の台地に築かれた城で、戦国時代は、周囲を、上杉、武田、北条の国境で囲まれた城で、北上野(北関東)をおさえるには重要な拠点だったそうだ。

沼田城は天文元年(1532)に「沼田万鬼斎(ぬまたばんきさい)」が築いたが、沼田家はお家騒動で滅亡してしまう。
このお家騒動は、池波正太郎先生の小説「まぼろしの城」に詳しく書かれていて、上杉謙信や当時、武田信玄側だった真田昌幸なども登場する面白い作品だった。

天正8年(1580)に真田昌幸が入城し城の規模を広げ、天正18年(1590)に昌幸の長男信幸が沼田領二万七千石の初代城主になり、その後5代91年間の真田氏の居城だった。

関ヶ原の戦い前の「真田信幸の妻・小松姫の奇計」でも有名な城だ。
これは、真田昌幸と息子・幸村と敵対することになった信幸の不在時に、昌幸・幸村親子は沼田城に立ち寄り、「本意ではないが、敵味方に分かれてしまった。休息と、一目だけでも孫の顔が見たいので城を開けてくれ」と城を守る真田信幸の妻・小松姫に訴えるが、徳川四天王の一人で猛将として恐れられた本多忠勝の娘でもある小松姫は頑として入城を拒んだと言う話だ。
昌幸は開城されたら入城して沼田城を自分のものにするつもりだっかも知れないので、夫・信幸の留守中を守る身として最善な処置だったと思う。
しかし、あきらめた昌幸・幸村親子が沼田城を出発し、近くの正覚寺で休息を取っていると、小松姫は子供を連れて現れ、昌幸の願いをかなえたそうだ。これにはさすがの昌幸、幸村親子も感心したと言う話らしい。
何とも情が深い良妻賢母なのだろうか。

今は公園としては整備されてるが、遺構としては石垣の一部などがあるくらいだ。
しかし、崖の上から見る景色は、戦国の山城での戦に思いをはせる事が出来る。


R17で、利根川と上越線と平行しながら南下し、渋川の「永井食堂」に寄り、お土産用のモツ煮込み「もつっ子」を買う。(群馬県渋川市上白井)

日曜はお土産だけで食べられないのが残念。


赤城PAから関越道に乗る。
途中のSAでカツカレーを食べる。
 

箱崎PAに到着し、お互いの無事を喜び、解散して家に帰る。


2日間の走行距離 664.9km


●お土産もろもろ
フリアンの味噌パン
東見屋饅頭店の味噌まんじゅう
うおぬま食堂 雪ん洞の爆弾おにぎり
越後湯沢駅の魚沼自慢会の越後もち豚の味噌漬け
ぽんしゅ館の魚沼御菜の健康豚の生姜焼き
永井食堂のもつっ子
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Posted at 2013/09/30 17:56:45

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