• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2013年03月12日

東尋坊ナウ

東尋坊ナウ http://www.youtube.com/watch?v=hDs5XXTMnNg



































































 



石 徳 五 訓

































 

一、奇形怪状、無言にして、能く言うものは石なり。


石には丸いものもあれば突兀のもある。
白いのもあれば黒いのも赤いのも、菊の紋様を付けたのもある。
岩石もあれば細石(さざれいし)もある。
大盤石もあれば壁立万仞もある。
その形状もまた奇形怪状、種々様々なのがある。
ところで、その大小種々様々な石に共通の徳は「無言にして能く言う」ということである。
無言であるから何を言っているか分からないが、人間にしてよくその無言を聞くことができれば、その人にとって、石の一黙は雷の響をなすことであろうし、その人の前にはやがて「木馬よく嘶(いなな)き、石牛よく走る」底の活消息、「木人まさに歌い石女立って舞う」底の好風景が展開されるはずである。





















 




 
二、沈着にして気精、永く土中に埋れて大地の骨となるは石なり。 

沈着気精、これがまた石に共通の徳である。
「枕石道人」という雅号もあるほどに、古来、頭を休め心を落ち着けるために、石を枕に暫しの眠を摂ってきた。
また懐石という言葉もあるように、古来、石を温めて腹に当て、空腹を充たしてきた。
そのようにして石が藥石として使用されてきたのは、実に沈着にしてづっしりしている徳と、気精、即ち様々な藥素が凝り固まっていて、単なる鉄や鉛の重たさ冷たさではない徳が具わっているからである。
そして、千万年大地に埋もれていても不平一つ漏らさず、常に大地を支える骨の役目を果たしている。
人間たるもの、またその徳を学ばなくてはならない。

















 






 
三、雨に打たれ風にさらされ、寒熱にたえて悠然、動かざるは石なり。 

雨が降ろうが風が吹こうが、寒い雪の下でも、熱い炎天の下でも、悠然たる態度で不動の姿(すがた)をしている。
これがまた石に共通の徳である。
古来、「無根の樹」といわれるように、また「不動の雲」といわれるように、根の有る樹は枯れることもあるが、根のない樹、即ち石は枯れることがない。
雲は飛散するが、動かない雲、即ち石は飛散することがない。
それでいて、樹の如く、雲の如く生きているのである。
「八風吹けども動ぜず天辺の月」とか、「心頭滅却すれば火も又涼し」とかの名言は、人間がこの石徳現成の時節に発せられた語に外ならない。




















 
 
四、堅質にして、大廈高楼の基礎となり、よくその任務を果たすものは石なり。 

材としては堅質、これがまた石に共通の徳である。
この徳の故に石はよく大きな建物の土台として使用され、よくその期待に応えて、その任務を全うすることができているのである。
人間もこの石徳を生活の土台として、その尊い人生を、空しい砂上の楼閣にしないようにしなければならない。
それには三宝を信じ、三学を行ずることが第一である。
仏法僧の三宝に帰依し、戒定慧の三学に精進している身は、堅固なる石を土台に建てられた建物と同じである。













 




 
五、黙々として、山岳庭園に趣きを添え人心を和らぐるは石なり。 

しかし、堅いばかりが能ではない。
そこに面白味がなくてはならない。
石にはそれがある。
それがまた石の徳であるといってよい。
欝々(うつうつ)たる森林の一角に大羅漢のように立っている斷崖、静かな庭園の隅に虎が踞っているように潜んでいる石、潮騒の石庭の中に点々と島のように浮かんでいる石、大山を圧縮したような石、昨日まで生きていた誰かを化石にしたような石、声こそ聞こえないが、相い語り相い笑っているような石ども、どれもこれも黙々として光が堪えられている。
そのような石どもを前にして、誰も怒る者はないであろう。
人間も、そのような石徳を具えるに至れば、もう仏様であるといってよい。 


 













 
「雪菴廣録」天藤全孝編 永建寺発行より 


 





































 




























 





















 





















 
















 







































 
 
































 
 
























































  

















































 









































 





































































 



北陸最大級の景勝地。
最高25mもの高さを誇る断崖絶壁!!!

国の天然記念物にも指定されています。


















































  
 

足もすくむような絶景・・・・・・・。




























 











 









































































































































 



 









































































 







 
                    おしまい



ブログ一覧 | 福井の旅 | 日記
Posted at 2013/03/12 21:50:17

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

初めての帯広
ハチナナさん

真上から撮影
wakasagi29_さん

初洗車
2時パパさん

夏旅 ②飛騨高山の旅館が最高でした!
物欲大王さん

GT7 ウィークリーチャレンジ 試山
SALTmscさん

🥒精霊馬🍆進化
avot-kunさん

この記事へのコメント

ユーザーの設定によりコメントできません。


プロフィール

■絵画部門からの流れなので 写真技術は まったく初心者です。絵画感覚で表現することがありますが「伝わる」ものがあれば幸いです。....................
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

車検 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/09 06:41:07
神戸撮影旅行 -終章- 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/05/11 06:14:16
5月の名景 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/05/11 06:11:22

愛車一覧

トヨタ iQ あいぃ~チャン (トヨタ iQ)
2012.01よりiQに乗っています。長期単身赴任のため愛車セフィローエクシモは7年前に ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation