本人主張

最近、通勤中にとある光景を目にします。

某県道の歩道で…
毎朝、「本人」というタスキを肩に掛けたおっちゃんが、
目の前を走り抜ける車に対して、
深々と頭を下げているんです。

「本人」としか書いていません。
誰かわかりません。

それでも、
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、
耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び、
毎朝、朝早くから「本人」のタスキを肩に、
頭を下げ続けているのです。

正直、見てる分には罰ゲームにしか見えないわけですが、
調べてみると、選挙活動の一環みたいです。
公示前は、実名や政党名を宣伝しちゃうと、
公職選挙法を犯してしまうんで、
「本人」というタスキを肩に掛けて活動を行うというわけです。

まさに選挙法のスキを突いた見事な作戦だと思います。
誰が最初にやったか知りませんが、
これを考えた人は天才だと思います。
策士としか言い様がありません。

ただ…
やはり、何も知らない人から見れば、
不思議なおじさんというコト以外、
何者でも無いでしょう。

例えば…
こんな会話が車内で繰り広げられてると思うんですよ。　

ギャル「ねぇ！！アキラぁ～！！　また、あのおっさんいるよー！！
　　　　 マジ、キモいんですけどぉ～！！」

ギャル男「しかも、本人ってわけわかめじゃね？」

ギャル「キャハハハｗ　本人とかマジウケるぅ～！！」

ギャル男「オレっち、知ってるぜ！！あれ、選挙なんだぜ！！」

ギャル「すごぉ～い！！アキラ頭良すぎじゃん！！」

ギャル男「だろ？オレっちも立候補しちゃおうかな？」

ギャル「えっ！？選挙出ちゃう的なノリぃ？」

ギャル男「おう！マミの旦那候補として立候補しちゃお～かなぁ！？」

ギャル「キャハハハｗ　マジ濡れたんですけどぉ～！！」

全国のアキラさん、そしてマミさん…
本当にごめんなさい。

と、いうわけで、
久しぶりに社会派なブログでした。