アウディのV6エンジンは、バンク角が90度です。
この、広めの谷間に、すっぽりと収まるスーパーチャージャー。
90度バンクだったから、SCが採用されてのでは無いか…
と思うぐらい、すっぱりと収まっています。
ちなみに、90度のV6となった理由は、アウディのV8が90度だから。
生産設備やパーツの共有、効率を重視して90度となったようです。
ところが、90度はV8は理想的(均等間隔の爆発)なのですが、V6となると振動の面で不利。
そこで、振動回避のためにクランクとコンロッドの取付角度をオフセットしているそうです。直6ほどの気持ち良さが感じられないというのが、正直な感想。
それでも、このSCとの組み合わせのエンジンは、パワーの出方が好きです。
この後、このエンジンはさらに進化して(SCに電磁クラッチ付きにして使わないときは空転、パワーアップしてSCの性能を引き出す、燃料噴射は直噴に加えてポート噴射も兼用)
(1)SCは、機械損失があるので、ある程度の排気量がある剰余馬力があるエンジンの方が適している
(2)SCが発する音と振動がどうしても消しきれない
(3)通常の走行は3リッターV6の燃費優先、ここぞと言うときは燃費に目をつぶってV8以上のトルクとパワー(SCが必要ないときは、バイパス通路で吸気を循環させ、SCが仕事をしない設計)
V8よりSCの方が速いです。
(4)ターボよりSCの方が、低回転からのトルクの出方が気持ちいい
(5)ターボも、SCには敵わないが、ターボラグのデメリットが感じられなくなった
ということで、SCは無くなってしまいました。残念。
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2025/04/14 22:05:17