先日、総合病院受診の帰り道のことである。総合病院に面した片側2車線の国道で、約1.5mの歩道もある幹線道路だ。いつも通りバスが来たが、「C」が邪魔でバス停の所定の位置(○印)に停まれない。仕方なくバスは少し手前で停車し、利用者は乗降した。バスに気付いた「Cは」慌てて発進。病院の駐車場から出てきた「B」と衝突しかけたが、「B」が停止したため、回避された。「B」は車道へ合流しようとしたが、停車している「A」が邪魔だ。またバスが邪魔で右側視界が不良である。バスが右ウインカーで発進の合図を出したにもかかわらず、矢印の様に奥の車線へ合流しようと急発進した。バスのウインカーに気づき、慌てた「B」は急ブレーキ。バスが道を譲り、「B」が発進し左折。バスを追い越そうと車線変更してきた「D」が来て、またまた「B」は急ブレーキ。巻き添えでバスも急ブレーキ。今回は事故にならなかったが、もしも事故が起きていれば、各ドライバーはこう言うだろう。「A」ちょっと停めて、用事を済ませていただけ。「B」国道に合流しようとしただけ。「C」患者(病人・高齢者)の乗降のため、ちょっと停まっただけ。「D」停車中のバスを追い越しただけ。さらにこう言うに違いない。「A」俺は無関係だ。「B」邪魔なところに停めている奴が悪い。「C」バス停以外は車道と歩道の間に植え込みがあり、乗降が出来ない。「D」後方確認もした。交通法規に違反していない。客観的にみてこの場合、「A」制限区域(駐停車禁止)での駐停車違反「B」歩道、車道両方の手前で一時不停止「C」駐停車違反、前後方不注意「D」前方不注意だろう。少しの譲り合いと、気配りで、事故は未然に防ぐことが出来るはずだ。事故が起きてから「ちょっと~しただけ」「あいつ(相手)のほうが悪い」と言い争っても仕方がない。バスの窓ごしの出来事だが、自分の運転所作にも気を付けなければ、明日は我が身となりかねない。