数あるクリスマス映画の中で、私のお薦めはこの一本だ。一見すると軟派な恋愛映画の様だが、ストーリーは意外と奥深い。映画の内容もさることながら、使われる音楽が最高にイイ。中でも「青春の光と影(ジョニ・ミッチェル)」は、哀愁をそそる。劇中でエマ・トンプソンは彼女の歌のことを、「不感症だった英国女性たちを目覚めさせた」と表現している。また同じく劇中で流れる「God Only Knows(The Beach Boys)」も、なんとも意味深な歌詞の楽曲だ。男女の様々なラブストーリーが描かれた映画であるが、その根底にあることはただひとつ。All You Need Is Love(愛こそはすべて)ということだ。