Metal Gods!!

とてつもなく、壮大にして荘厳、そして、難解にして哲学なアルバムだ。

「鋼鉄神」JUDAS PRIESTの16作目のニューアルバムが先日発売された。
39年のバンド人生で初のコンセプトアルバムにして2枚組の超大作・・。

私も彼らの偏執的ファンになって、20年経つが・・・。

本当に、凄いねぇ・・。JUDASは・・！！

伝説的な人物「ノストラダムス」の生涯をメタルオペラで演じてるのだが、
ハッキリ言って、初心者は厳禁ダゼ！！コイツは！！

ファーストからの歴代のアルバム。
はたまた、バンドが抱えた様々なトラブルから伝説的ライブまで・・。
永きに渡る、彼らの栄光と挫折の歴史を理解し、共に戦ったファンでないと、
この、ニューアルバムは聴きこなせないだろう。

シングルカット出来そうなキャッチーな曲も一切ナシ！
チャートインも狙って無いだろうし、
ロブのヴォーカルもグレンとK・Kのツインリードも
全盛期には遠く及ばないかも知れないが、

とにかく、凄まじい程に緻密で哀しくも美しいのだ！！
ノストラダムスのコトを歌いながら、
実はJUDAS自身のコトを詠ってる様な気がして、私はならないのだ。

歌詞を読みながら聴いてると、余計にファンなら解るハズ・・。
そんなフレーズが満載である♪

100分を曲間無しのぶっ通しで構成される楽曲群は、
コレで一つの作品なのだ。

最近のチャラチャラした、偽りだらけで、
中身カラッポの若造共が造る音楽は、ただの遊びだっ！！

ベテラン勢共がレコード会社やプロモーターの言いなりになって、
時流のニーズに合わせた売れ線狙いの音楽にもウンザリだっ！！

腐りきったHR/HMシーンに鋼の鉄槌を下す為、
新たな聖典を授ける為、
「神」は降臨する！！


Keep The Faith!!