お昼からボトル3ユーロ(360円)のワインを飲んでおりますが、ボトル1/3(250mm)飲んでも120円、つまり缶コーヒーと変わらない、この世にジョージア(エメラルドマウンテンブレンド)と250mmのこのワインしか無かったらどちらを選ぶだろうなどと思案に暮れているほろ酔い加減のミラネーゼでございます。
さて、本日より新テーマ「イタリアの世界遺産を巡る旅」を恐らく3回(増える可能性あり)に渡ってお送りいたしたいと思います!
ところで何故この企画に至ったかと申しますと
1) 私のブログでイタリア国内をご紹介したものがほぼ無し(涙)
2) つい最近、イタリアが世界で一番世界遺産登録の多い国と知る(これまた涙)
3) 旅行を企画した週のイースター三連休は雨の予報、スイスなど北に行くと
雪になる可能性大
4) カリオストロの城にまつわる場所も含まれる
5) その他(笑)
という理由からなのです。イタリアに14年も住んでいて世界遺産登録が世界一であることも知らなかったなんて、お恥ずかしい限り....とほほ....
今回のルートはこちら。三連休中の総走行距離は1580km、一日平均500km、もう慣れました(笑)。
地図のど真ん中に「イタリア」と言う文字が堂々と書かれてます(笑)。皆様は「おお、イタリアがやっと登場したか」などとお思いになられるかもしれませんが、私はこの地図を「仕事」で数え切れないほど見ておりまして、実は辟易しているのです。例えばフィレンツェですが、竹之内豊が主演の映画でフィレンツェが登場する「なんちゃらかんちゃら♡」ってありましたよね、私にとってフィレンツェはそんな
ような所ではなく、皮革製品、銀製品、クラシック家具、などのメーカーが点在する地方工業都市なのです(涙)。ミラノから南東に伸びる高速道路A1のボローニャまでの区間はプライベートでは出来るだけ通りたくはありません...
が、が、しか~し、しかしです、帰還途中ののどかな風景に何度となく癒されていることも事実。そんな風景に出くわすと、「いつかはクラウン、あ、いや、いつかは旅行で訪れたいものだ」などと思っておりました。今回の旅のテーマである「世界遺産」が、イタリア国内旅行になかなか踏み切れなかった私を後押ししてくれたのだと思います。
朝8時にミラノを出発し、今回最初の世界遺産となるラヴェンナの初期キリスト教建築物群を目指します。ミラノからは凡そ300km、雨でしたが思ったより交通量が少なくストレスを感じませんでした。
途中モデナのパーキングで休憩
ガスコンロなども売ってます。こちらではトラックの横で自炊をしている運ちゃんを良く見かけます。
出発の前日、エアフィルター、オイル交換をしたおかげか、18km/ℓまで燃費が伸びました。(走行中の撮影は控えましょう)
あっという間に300km走破、午前11:00過ぎに最初の目的地ラヴェンナに到着しました。早速車を止めてキリスト教建築物の見学に向かいます。このラヴェンナという町はカリオストロの城とも関係があると思わせる場所で、「ゴート札」より連想させる「東ゴート王国」の首都だったのです。
こちらは、6世紀前半に建設されたサン・ヴィターレ聖堂、珍しい8角形の教会です。モザイク画が素晴らしいですね。
このモザイク画は、隣接するガッラ・プラキディア廟堂の内部です
こちらは、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂です。モザイク画の良いところは、荘厳ではありながらディテールが柔らかく、空間に穏やかさを与えるところでしょうか。人の手が加わった証がはっきりしていて温もりに包まれているようです。
ラヴェンナで見つけた一台
日本料理店(外国人経営)、富士山はそろそろ世界遺産になるかな
ラヴェンナを2時間程見学しまして、次の目的地C地点のサン・レオに向かいます。
山の尾根を走ります、ようやく雨がやんできました
こんな山奥にまで!
出発して凡そ1時間半でサン・レオに到着しました。
サンレオ城砦です。実はこの町、世界遺産では無いのですが何故訪れたのかと申しますと、
「Cagliostro」の文字、ここはカリオストロ伯爵が投獄された地なのです。カリオストロの城に及ぼした影響は少ないと思いますが、ファンとしては訪れておきたい場所の一つです。
ここでワルサ―P38を見るとは!本物見るの初めてじゃないかな。城内は兵器に関する資料館になっておりまして、拳銃や機関銃などが展示されておりました。
「カリオストロの井戸」、牢獄から墓地へ運ばれる途中、ここで彼の体を横たえたそうです
サン・レオは2時間程見学しまして、次の目的地D地点のウルビーノに向かいます。うう、急がないと暗くなってしまう...
急いだので写真の数が少ない(笑)。山道を激走しまして凡そ1時間で今回2つ目の世界遺産、ウルビーノ歴史地区に到着!なんとか暗くなる前にたどり着きましたが美術館などは閉館、街の散策のみとなりました...
落ち着いた雰囲気の綺麗な街で非常に気に入りました。高低差のある街は景色が変化に富んでいて心地がいいですね。国立マルケ美術館を見ることが出来なかったので、もう一度リベンジしたいと思っています。このウルビーノがあるマルケ州は観光客も少なく、食べ物は安くておいしい、また宿泊代も安いので私は気に入ってます。
散策を終えたのは夜6時半、さてホテルに向かいますか、とナビをセットしたらホテルまで200km!
まだそんなに走らないといけないのですか...(涙)。
夜8時半に目的地Eに到着、さすがに疲れました。ちなみに本日の宿泊代は35ユーロ!今までで一番安い宿かもしれません。「カプセルかっ!」と思われるかもしれませんが、ホテル検索サイトで10点満点中9.5点をたたきだしている素晴らしい宿なのでした。
それではおやすみなさい
Ciao !
Posted at 2013/04/08 05:29:53 | |
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