映画『桜田門外の変』オープンロケセット

映画『桜田門外の変』を鑑賞し、翌年オープンロケセットの見学に行きました。ロケで井伊直弼ら登城中、降りしきる雪は石鹸の泡を送風機で飛ばしたと聞く(笑)。授業で習わなかった人物、水戸藩士 関鉄之助 を知ったのは吉村昭氏の小説。
徳川斉昭らの言い分が分らぬでもないが、井伊直弼がおらねば充分な武器も無いまま暴走し、戦争になっていたかもしれぬ。
安政七年三月三日早朝、直弼の元に『登城すべからず。』の投文があり家来が引きとめるものの直弼は『ほおっておけ。』と言い登城する（負け戦の中、ラバウルで戦死した山本五十六に重なるものがある）。
井伊直弼暗殺事件によってタガが外れ二年後には生麦事件が起こり倒幕へと一気に流れが変わる。
今は世界同時情勢不安、先の見えぬ不景気、領土問題、内戦、親子間の殺し合いetc実に世も末と嘆き悲しむ人達が多い、が、今現在だけではない、歴史は繰り返す。事実いつの時代にも人々が世も末と思う出来事が何度もあったのだ。やたら悲観する事もないと思う反面、基本的に人間は学習能力なし、とも思う・・・などと偉そうにぼやく親父であった。

※当オープンロケセットはロケ終了後の平成22年2月より一般公開。
当初1年間の予定だったが、平成25年3月31日に閉館された。
3年間の来場者は30万人を超えたそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=YRc5ZDO6zng