キューベルワーゲン

キューベルワーゲン(独:Kübelwagen または Kübelsitzwagen)とは、第二次世界大戦中にドイツで生産された小型軍用車両である。フェルディナント・ポルシェらにより設計された。構造的には先行してポルシェが設計していたフォルクスワーゲン・タイプ1の軍用車ヴァージョンというべきものであり、不整地走破性を高めるため、軽量・低重心なタイプ1の特長を生かしながら、可能な限り最低地上高を高めるように設計された。ドイツ語では Wagen は「ヴァーゲン」と読まれるが、本項では日本でのフォルクスワーゲンの前例に倣い「ワーゲン」と表記する。1938年、ポルシェ設計事務所は、陸軍兵器局の要請に応じてフォルクスワーゲン・タイプ1を軍用車に応用する研究を開始した。陸軍兵器局の設計要件は、下記の通りである。
• オープントップであること
• 総重量950kg、うち車輌自重550kg、積載量(乗員3名と貨物)400kg
• 生産性が高いこと
• 大量生産が可能であること
• 軍用車輌だが、民間用にも簡単に転用できること
要件に沿った最初のプロトタイプは、1939年の終わり頃に完成した。角形車体の発展型試作品はTyp 62(62型)と名付けられた。数十輌が試作されたが、うち少なくとも18輌はリア・アクスルのハブリダクションギアがない形で作られた。試運転が繰り返され、地面への追従性改善とトルクの増加などの改良が施された。Typ 62の評価試験の結果を受けて改良型のTyp 82(82型)が採用された。制式名称は Leichter geländegängiger Personenkraftwagen K1(4x2) Volkswagen Typ 82、大体の意味は「不整地走行形軽乗用自動車 K1 (4輪、2輪駆動) フォルクスワーゲン 82式」。 量産は1940年からKdF市(「歓喜力行団車市」の意。現・ヴォルフスブルク市)のフォルクスワーゲン製造会社で開始され、10万台の製造が指示された。また、他の用途に発展させるための基礎として、Typ 87(87型)の試作も開始された。
ウィキペディアより転載
御殿場市内にある某自動車修理工場 社長のコレクションである。
砂漠色に塗られたキューベルワーゲンは約20%が当時の部品である。他は新しい部品で構成されている。
電源は12Vで、油圧ブレーキとなっている為、メンテナンスは国内部品で調達出来る。
※通年一般公開は、しておりません。
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