阿佐海岸鉄道(阿佐東線)
投稿日 : 2009年07月05日
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四国東部、JR牟岐線の末端・海部駅から甲浦駅を結ぶ、
全長8.5km(!)を結ぶローカル私鉄。
駅名を挙げても、「海部」「宍喰」「甲浦」の3駅のみ。
線路も分岐なく一本道を往復する、模型みたいな鉄道線。
過去、JR四国・牟岐線との相互直通も行なっていましたが
慢性的な赤字で直通をやめたため、現在すべての列車は
海部駅で乗換になります。
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で、その海部駅。
JRとの結節点ですが、拠点性はなし。
駅前に店舗ゼロ、駐車場も草の蒸した空地に3台分くらい?
パークアンドライドも夢のような駅前。
それでも立派なのは高架駅であることでしょうか。
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でも、高架駅のくせして、
駅には「構内踏切」があります(汗)
地上から階段で駅に上がり、
駅内で向こうのホームへ行くのにまた階段。。。
バリアフリーとは無縁?な光景が。。。
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海部駅時刻表。
JRよりも海岸鉄道のほうが本数が多いんです。
年間3~9千万の赤字を出している割には
本数は多いほうでしょうか。
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JR牟岐線の列車が徳島からお客さんを運んでくるので
だいたいの列車に接続します。
右側が阿佐海岸鉄道の〝虎の子〟ASA101形(しおかぜ号)
もう一両、ASA201形というのも存在しましたが、
2008年に事故廃車になり、いまは一両しかありません。
つまり、検査以外のときはかならずこの車両に乗れますw
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切符。
全線乗車で270円。
ワンマンカーですので整理券発行機と
運賃表示機・運賃箱もありますが
乗客少なく、JR直通もないので、運転手さんから手売りで
購入するシステム。
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車内はこんなかんじ。
中央部分が、「海岸鉄道」らしい車窓風景を
楽しめるように、大窓になっており、
たしかに海岸線の車窓はたのしいかもしれません。
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終点、甲浦駅。
計画上は、この先室戸岬を目指し、
さらに高知へ向かうという壮大なものがありますが。。。
沿線人口も希薄で現状大赤字で当面延伸はなさそう。
駅からは室戸岬方面のバスもでていますが
バスでも40kmほどあるので岬までもけっこうな旅。。。
ここから乗車するひともあまりなさそうです。。。
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