日常の移動をツーリングにするクルマ

本家ドイツ人よりもバウハウスの考え方に忠実だった香港人デザイナー、ピンキー・ライによる虚飾を廃したシンプルなラインのエクステリア。

コーナー進入時にはっきり判るMRらしい挙動の操縦性。
MY08に適用された2007年末の2.7Lエンジン最後の改変、バリオカム可変タイミングシステム（バルブタイミングだけでなくリフト量も制御）の採用によりパワーが240→245PSに向上、低中回転域のトルクも厚くなりさらに乗りやすくなっている。
（M97/20エンジン・型式ABA）

スポーツカーとしての乗り心地は最上クラスだが、ケイマンと比べると不整路面でのオープンカー独特のワナワナした上下動、ドタバタ感がある。

911の様にリアシートはないものの、フロント以外にリアにもトランクを持っていることでかなりの量の荷物の積載が可能。

2.7L、6発としては秀逸。

内容を考えると正にバーゲンプライス。
特に購入した4年前はほぼ底値で大変なお買い得だった。