１１９番！！

夢を見た…。


ひどく雨が降り、
各地で土砂崩れなどの影響が有ったのも、
もう数週間前になる…。

両親が隠居用に購入した山(北側斜面の竹やぶの敷地)に
両親の様子をみに行ってみた…。

麓の道路に多少竹や木が崩れたものの、
幸いに両親の敷地は豪雨の影響は無かったらしい。


そこにお客様が来られた…。

５０代後半のウールのスーツを来た男性。

お茶を始めた母のお客様らしい…。

茶室に案内する様に言われたので、
少し斜面を下った茶室に行ってみた。

茶室は父が敷地の竹や蔦を上手に大きなボール状に編んで、
竹で床と天井を組んだものだ。

茶色の大きなマリモが山の斜面ににょきと生えている様だった…。

案内をおえて茶室を出ると、
ちょうど上から降りて来た女性がなにか言っている。

聞き返そうと顔を上げたら、
その女性が足元の大きな木の枝に
足をのせているが見えた。

その枝が体重でゆっくりと下がる…。


てこの原理で右に有る茶室が、
ゆっくりと斜めに…。


軽くて丸い茶室は客人を載せたまま
山の斜面を軽快にかけ降りて行く！

宮崎アニメを見ている様な勢いでつっ走っていった茶室は
５０ｍ程行ったところでパーンと弾けて客人が飛び出した。

上から「救急車は？！」と声が有ったので、
「ちょっとまて、様子を確認してからでも遅くない！」と返事し、
まだ多少ぬかるんだ斜面をかけ降りた。

「怪我は？」と声を掛けると客人は手足をふってみせる。

「取り敢えず大丈夫そうだ！」と上に言った後、
客人の救助に斜面を降る。

それにしてもひどくぬかるんで…。




！！




ずるっ！


ずっざざざさー！


Σヽ(ﾟДﾟ;)ﾉ

やべっ、まだ８ｍ位高さ有るぞ！



１１８番じゃない！


１１９番！！




ｵｼｯｺﾁﾋﾞﾙｶﾄｵﾓｯﾀ… (((ﾟ◇ﾟ;)))ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ