首都圏高速料金大幅改定！

来る4月1日。昨年後半から密かに怪しい動きを見せていた首都圏の高速料金改定のお達しが国土交通省から3月1日発表されました。


報道にあるとおり、ポイントを簡単に挙げると
・圏央道、横浜横須賀道路、首都高短距離→値下げ
・第三京浜、横浜新道、京葉道路、千葉東金道路、首都高長距離→値上げ

これら「有料道路」の料金水準を「高速自動車国道」の大都市近郊区間並に揃えるというもの。


首都高の新料金が検索出来るので試しに仕事での利用が多そうな区間を試算してみましたが、29.6km 720円→1,110円なんて結果。衝撃を受けました。
第三京浜は260円→390円、横浜新道は210円→320円。元が激安なだけに50%アップのインパクトは強いですね。


ところで、今回料金改定される道路群を「有料道路」と表現しましたが、一般的に「高速道路」のカテゴリに属するであろう圏央道や横浜横須賀道路は、東名高速道路や中央自動車道などと同じ「高速自動車国道」ではなく、正しくは「一般国道の自動車専用道路（一般有料道路）」にあたります。
なので、圏央道の一部区間にわざわざ「100」と書いてあるのは、高速自動車国道ではない故に何も書かなければ60キロ制限になっちゃうっていう単純な理由なのですが、2年前に関越トンネルや本四連絡橋といった長大トンネル・長大橋のコッソリ割増が廃止されてもなお、圏央道は高速自動車国道とは異なる独自の料金体系をとっていました。

今となっては懐かしい1000円高速時代、例えば関越の渋川伊香保から乗って圏央道の入間で降りようものならば、地方区間1000円乗り放題に東松山〜鶴ヶ島と圏央道の都会区間利用分が上乗せされて請求されるところでしたが、圏央道を使っても都会と地方の境目に設定されてた中央道八王子ICを経由すると関越→上信越→長野→中央経由の地方区間オンリーでの計算がなされ、八王子で降りれば1000円、高井戸まで行っても＋αという不思議な料金設定になってました。
そういう時代を送って感覚がおかしくなってしまったし、高い圏央道なんかよりC2開通でなかなか快適になったし、神奈川〜東京〜埼玉区間の連続利用で寧ろ安くなった首都高突っ切った方が安近短でええやんになっていたのも事実。

海老名JCTのことは置いといても容量にまだ余裕があるとされる圏央道。外方から来て首都高の渋滞回避でアミダ状に連続利用するなら全額免除となる外環。
建設目的達成そして利用促進のため、そして昨年事例第1号に向けて業者が決まった首都高喫緊の課題である「建て替え」費用捻出のための措置と理解していますが、圏央道東北道⇔常磐道の全線開通が来年に控える中、しかも消費増税の兆しも見えるし、なぜこのタイミング？とは思います。
尚、首都高最大1,300円は「当面の措置」ということなので、外環の中央・東名接続のタイミングには本則どおりに改めるのでしょうね。


プライベートで首都高を使う機会はあまりありませんが、西湘バイパスがこの輪から外れてお値段据え置き250円なのはウレシイところ。気分を晴らしたい時、海をずーっと眺めながらのんびり流せる「高速道路」は最高ですから♪


最後に、友人と温泉目指して北関東方面へ東京脱出に要する高速代は…
46.5km 930円→1,300円（旧東京区間のみ）
48.3km 830円→1,300円（C2迂回割引廃止）

FM802のためならネットラジオの月額費用は厭わないけど車検費用は値切ってでも抑えたい！な友人の反応が楽しみです(^_^;)
安いうちに並木〜さいたま見沼をドラレコネタで走っとこうかね！？（My地図に線はほとんど増えませんが…）