いまどきガス溶接

先日、ガス溶接用の酸素が無くなったので、詰め替えに持ち込んだ際、そこで薄板用の溶接セットを買った。

というのも、その前日、溶接棒とかを買う機械屋さんでガス溶接のセットを買おうと思ったら、切断用のセットしかないという。多分に、ガスを詰め替えるとこでなら売っているのでは？と、言われたからである。

きょうび、薄板の溶接は半自動で付けるのが主流で、ガス溶接なんぞ、誰もしないというのである。

え？そうなの？？0.8mmの薄板とか板金屋さんが使うんじゃないの？？？

いやいや、いまどきの板金屋はガス使わないとか。まあ、絞りハンマーとカーボンパテで、ことは足りるもんな…

しかしである。溶接の基本は、母材と母材を溶かし合わせて、繋ぎに少しの溶材で付けるのが本道ではないのか？


なんて考えながら、ガスの詰め替え屋で、セットを買おうとしたら、ここでも何年かぶりに売れたとかで、一番の古株の方しか、詳しいことは分からないという。(;^_^A

奥から年配の方が出てきて、何ミリ位の材質で、何を付けるのか？とか聞いてきたので、大体1~2mm位の厚さで、ステンか鉄ですねというと、ノズルからボディまで選んでくれた。ちなみに溶接用のボディだけでも5種類あった。一つのメーカーでそれだけあるので、他にもたくさんあるだろうに、今はあまり使わないのかと思うと、長期在庫品を買った感じである。

それにしても、ボディは美しい。♪
で、実際に使ってみても、炎の大きさの調整がやりやすい。今まで、切断用のボディとノズルでやっていたので、比べるまでも無いけど、やはり専用品。自分の腕が上がったのかと勘違いする程である。(笑)

今回は、トラックのマフラー作成。エキマニからタイコまでの1.5m位の曲がりくねったピース。買えば10万円強と言われたので、アメ車のマフラーの雑品から3個イチで作った。
画像は、トラックに仮付けした状態で、数カ所溶接し、外してやり易い角度で付けようとしているところ。

因みに溶材はステンレスの細い棒状のもの。これ、何か分かりますか？

実は…

ワイパーの芯ですww

古いワイパーをバラして見ると、大抵なかに二本入ってます。これをキープしておく。
結構使い易いんです。棒程溶けるのに時間かからないし、マフラーとかなら実にちょうどいい。

何よりタダに近いし♪(^ ^)

今回のマフラー制作。ガス溶接のボディセット(1.3万)は実費だが、他はタダ。

一回で元とったでぇ！（＾ω＾）