
ご無沙汰しております。デリーの野郎であります。
フライホイールハウジング交換について
”後日”と書いてましたけどいつやるんだ?と、、、
それは今日なのでございます。 (^_^;)
まずはどーしてこうなっちゃったのかのいきさつおば、、、
さて、普段からクズメンバーはみんカラはせずとも電話はしょっちゅうしておりまして、結構カーライフを満喫しております。
そんな中、初期型を乗るワタシとコアラ氏と舞出のヤロー、自然と”初期型はこういう所がイヤよネェ~たとえばフライホイルハウジングとかね~”てな話になり、何故かコアラ氏が購入したフライホイルハウジングをワタシが譲ってもらって舞出のヤローが交換する、というよく判らない展開に、、、(-_-;)
近所迷惑となってる排気音よりも、ホントに鳴ってるのかど~かもハッキリわからんカラコロ音を無闇に気にするのもど~かと思うのですが、初期型のってる人にとってはコレも自然な流れかと思います。そこで普段からのチョッピリの義理でコアラ氏の部品を法外な価格で買い叩き、僅かな小銭を利用して舞出のヤロウを担ぎ上げて、、、う~んナイス。
そんなワケで盆休み初日から舞出ファクトリーにて早朝より作業開始~♪
朝の早くからチョッピリうるさいクルマをジャッキアップ。窓からローマは見えませんが~二柱リフトの柱が見えるのは何ともシュール。
早速アンダーカバーを外し、第2触媒をはずしにかかります。伊勢自動車道を飛ばして来た直後はかな~りホットな状態なので扇風機等で冷却するも、ケッコー時間かかりますね。(-_-;)
手で触れる熱さになればYパイプを外すまではあっという間。さすが舞出ファクトリー、この辺の作業は何度もやってるだけに手慣れております。
この時点ではガタを見てみようとも殆ど動かない。
外した状態を見てみると左側で排気漏れを発見。五月蝿いのはコレのせいじゃね?との指摘を受け、、、
ちなみに外から見たらこんな感じでした。
そしてドライブシャフトのブーツからもグリス漏れが、、、(>_<)
舞出さん曰く、こうやって作業する時に周囲の状態も異常が無いかをチェックするのが重要、との事。全くおっしゃる通りなんですが、フツーのオーナーさんは2柱で上げたりってしませんし、、、(;゜0゜)
更にはオイルフィルター部分から漏れが!(T_T)
これは先日自分でやった部分だけにショックでした。この状態で耐久レースとかやってたらホントにヤバかったかも。(T_T)
続いてカーボンプロペラシャフトを外しにかかります。最終的にはミッションからフロントへ行ってるペラシャも外しましたが、ど~やらコレは外さなくても行けるかもしんない。
そして第1ストレートパイプを外します。これにはちょっとしたコツがあるようで特にエンジンが乗ってるメンバーやマウントをいじる事も無く取り外しできます。ここまでの所要時間は約1時間。
O2センサーやカプラーも外して無事にとれました。(*^_^*)

パンツならぬタービン丸見え~♪
第1を外してしまえばフライホイルハウジングを固定しているボルトへのアクセスは比較的容易であります。(*^_^*)

なお、フライホイルハウジングには小窓が付いていて、この穴からハウジングとフライホイルを縁切りするためのボルトを6個外します。ちなみにこの締め付けトルクが判らなかったので、デジラチェで測定してみましたが、、、バラバラ。(T_T) 全く参考になりません、結局は6本の内で一番高いトルクで占めました。
しかし、、、ここからが地獄のはじまり。(-_-;)
まず、フライホイルハウジングの下にはエンジンマウントが設けられているのですが、、、これがフツーの状態ではまず外せない!(>_<)

マウントを横に抜くのに”これでもか!”ってぐらいにエンジンを傾けないとマウントが抜けないうえ、コレを抜かない事にはハウジング自体が外れない。(T_T)
バールを使ってエンジンを傾けなんとかマウントを抜いたら今度はハウジングをエンジンの乗ってるメンバーとセンタートンネル部分の間を通して外すワケなんですが、、、
これが絶望的にせまい。(T_T)

これは外した後の写真ですが、 メンバーに取り付けるマウントのベース部分が干渉して通常のままでは外れません。(>_<)
二進も三進もいかなくなったのでここで昼食に出かける事に、、、。
エサをやらねば馬は走らぬ。いたしかたあるまいと高級食堂(ガスト)で野菜ジュースをがぶ飲みして乾きと腹を満たす。初めてドリンクバーでモトを取った気がした。(笑)
さて、我々はただタダメシをおごるためだけにガストに来たワケではなく、隣にあるホームセンターがありまして~ェ そこで角材を購入。ピンポン押して店員呼び出し、丁度いい長さにカットしてもらいました。
写真の様に角材でエンジンを下から支えてメンバーを下から止めているネジを緩め、メンバーを下に落としてスキマを作り、ハウジングを3D映画の様に回したりひねったりしてなんとか摘出。(>_<)
だれが言ったか知恵の輪という表現がピッタリ合う気がします。作業に夢中になってそんときの写真が無いのが残念。(T_T)
外したところで
”獲ったど~!”と喜ぶ井端。
ここでヤツは勝利を確信したという、、、なんつって。(^_^;)
さて、その後はちょっぴり新旧の変更点を並べて見てみる事に~

左が新型のMY15、右が外した旧型のMY07です。
決定的な違いはこの部分。

旧型は軸から抜けない様にリングで止めてあるのですが、、、

新型はそういう止めがなくてスコンと抜けちまう。(;゜0゜)

抜けた奥はこうなってます。(^_^;) また軸受けベアリングがしっかりスナップリングで止めてあるのに対し、旧型は5万㎞走行してすり減ってしまったせいか、スラスト方向にはスカスカに動きます。5㎜以上動いてたかな。あまりよろしくないので、交換はちょうどいいタイミングだったのかも、、、。(-_-;)
あとは来た道を引き返していくだけ。どんな道かはわかっているので迷いも無く組み上げていって、全てのネジのトルクを合わせていきます。(*^_^*)
最後に下ろして外していたバッテリーを繋ぎ直してエンジン始動。緊張の一瞬~(>_<)

チェックランプも点かず、アイドリングでもスムーズなエンジン音、、、こりゃ~大興奮!(>_<)b
その効果と異常が無いかを確認すべく、早速試走に、、、いかざるを得ない!(^_^)v
乗ってみた感想ですが、、、排気漏れが原因だったのかハウジングが原因だったのか、、、あるいは両方なのかはわかりませんが、スゲー調子良くなった気がする!
シロートでこんなんやって大丈夫なんやろか?との不安はあったんですが、今のところ全く問題は無い感じ。長期的に見守っていきたいと思います。
朝の9時から作業を始めて終わったのが夕方6時ぐらいという、かなりの重作業になりましたが、途中”今日はこの返で、、、”を連呼しながらも最後までお付き合いいただけた舞出のヤロウとお手伝いいただいた谷繁監督に敬意を表しつつ、でかした!と言いたいのであります。
お疲れ様でした。
実は次の日はプラグ交換をしちゃってるんですが、このネタだけで疲れちゃったんでまた後日に、、、。(^_^;)