
もう、はるか昔の事のようだが、3月1日に車検が切れる予定だったわんわん号の車検を、2月の最終日に通してきた。
その辺の手続きは知ってるので自分で車検を取りに行く。
まず用意するのは、
1.車検証
2.自賠責保険証書
3.納税証明書
加えて、三文判を持って行く。
うちから最寄りの陸運局は品川だ。
まずは案内板を見て、手続きの順番を見る。
まずは窓口に行って、自賠責保険の延長をする。次の車検までの24か月分の料金を支払う。
そして車検手続き費用を支払い、専用の用紙に印紙を貼ってもらう。
そして車検に通すための書類に車の情報やら何やらを記入する。
印紙を貼った車検の手続き用紙をもって、ユーザー車検受付窓口に行き、車検ラインを通す予約をする。
予約と言っても大したものでは無く、予約用紙を貰うだけである。
(「午前中の受付は終了しました」と看板が立っているその窓口でもらうw)
予約が済んだらいよいよ車検ラインだ。
手順の説明が急にふわふわし始めたのは、記憶が飛んできたからだw
事務手続きはいつでも面倒だ。
さて。

車検ラインでは、まず検査員の人に車を見てもらう。
1.前照灯(ヘッドライト)の上向き、下向き、車幅等(スモール)、左右ウィンカー、ハザードランプ、フォぐランプ(付いてる場合)、ワイパーの作動、ウォッシャー液、クラクション、ブレーキランプ、テールランプ、ナンバー灯、バックランプ、バックフォグ(付いてる場合)が、正しく動作して切れてたりしてないかを確認する。
2.ホイールの締め付けの確認
3.走行距離と申告した走行距離の一致の確認
4.車体番号の確認
などなどを行う。
「などなど」とは、車内外で車検に通らない仕様(タイヤのはみ出しやその他安全装置の不備など)を、我々が気付かないうちにさりげなくチェックしてるからだ。
そこでOKが出てハンコを貰ったら、いよいよ検査ラインに突入する。
しかし! そこで わんわん号にエラーが発生!
どこで測ったのか、車検ラインに乗せて動かした途端に「最低地上高」でアウトの表示!
ぶっちゃけ、車検ラインは何度も通してる私であるが、こんな表示は初めて見る。
車を停めると、検査官が渋い顔をしてこちらに寄ってくる。
「地上高? あーそれなら1番のラインに行って詳しく見てもらってね」
ギリギリで通る車高にしていたつもりが、まさかのアウトである。
この車高では速度測定等のローラーに乗せられないので、それ以外(排ガス、サイドスリップ、下回り)の検査だけをして1番ラインへ。
1番ラインは、妙な改造車や特殊車両を通すためのラインだ。
そこで地上高を測ってもらうと、
フロントメンバーを止めているボルトの頭だけが地上高9cmを下回っていた!
測ってみると、そのせいでほんの1cm弱足りないとの事。
ちくしょうボルトをそのまま引っこ抜いてやろうか!
とも思ったが、車高調を入れてるので、簡単にその辺のショップで車高くらい上げられるだろうと判断し、そのまま車検場を後にして
事前検査を行った整備場へ。
しかし……
私「すいませーん車高を上げてほしいんですけど」
工場の人「車高調? うーんうちでは車がいっぱいでちょっとやれないなぁ」
私「そうですかすいません。どこならやってくれますかね」
工場の人「近くに同じような整備場があるからそこならあるいは」
私「わかりました行ってみます」
最初に行った整備工場では対応できないらしい。
というわけで
教えてもらった整備工場へ。
私「すいませーん車高を上げてほしいんですけど」
工場の人「車高調? うーんうちではそういうのはやってないんですよ」
私「そうですか……(´・ω・`) やっぱりこういうとこでは出来ないんですかね」
工場の人「オー○バッ○スみたいなとこはやってると思うけど」
私「分かりました行ってみます」
そういや私もその手のショップに勤めてた頃はよくそういう事もやっていた。
というわけで
最寄りのオート○バック○ス蒲田店へ。
私「すいませーん車高を上げてほしいんですけど」
店員「はぁ、ちょっと待ってください。すいませーん「しゃこちょう」ってやつですけど、うちでできますか~?(アホ面)」
別の店員「はぁすいません、うちじゃ出来ません(アホ面)」
私「え、この程度も出来ないんですか?
(ー"ー)」
別の店員「はぁ。
やったことないもんで(アホ面)」
私「そうか仕方ないなあ。じゃあやれるお店はどこかある?」
別の店員「
川崎にあるスーパーオートバッ(略)ならやれると思いますよ」
私「仕方ない。そこに行くか」
この時点で3店でお断りされた。
私が居た頃なら、
「はいはいやりますよ~♪ 手数料で16000円になります~♪」
と快く
商売っ気丸出しのボッタクリ値で受けた所だが、今の子はそんな機転は利かないらしい。
ていうかやった事無いて。
ほんまにカーショップの整備担当者か?
思わず心の中の関西弁でツッコむ私。
まあぼやいても仕方ないので、
川崎にあるスーパー(略)に行く。
私「すいませーん車高を上げてほしいんですけど」
エラそうな店員「あーこれじゃ車検通りませんねぇ。ほら、こんなに車高が低い。通すためには
3cmくらい上げないとダメですね(きっぱり)」
私「いやなに言っちゃってんの今さっき
車検場で1cm上げればおkって言われたんだけど」
エラそうな店員「でもほらこれ見てくださいよ(TEIN製の車高を測る定規みたいなやつをちらつかせながら)。これで測るとこんなに引っかかるでしょう。これが通らないとダメですね」
私「
その定規、明らかに10cm以上の高さ有るじゃない。テインが作って配ってるやつだよね、私も以前こういうとこに勤めてたから知ってるけど、それ
11cmくらいの高さがあるから当てにならないよ」
エラそうな店員「いやでもここに「9cm」って書いてあるし。うちはこれでやってますんで。 それに車高を上げたら、ロードスターの場合タイヤがはみ出る可能性が高いから、あなたの車ヤバいですよ。
もしはみ出たら
車検に通るタイヤとホイールも一緒に買ってくれないと、一度リフトに上げた車を下すわけにはいかないんですよ、うちは指定工場だから(ドヤ顔)」
ここで
2013年9月11日のブログを思い出す
私「あーそうなんだー(棒読み)。それはたいへんなことだねー(棒読み)。こっちもそこまでの手持ちはないし、諦めて他のとこに行くよ(もう来ねえよ
ウワァァァン!。・゚・(ノД`)・゚・。)」
こいつら、モータースポーツのスポンサーとして色々な活動をしてるわりには改造車に対する態度は厳しい。
まるで純正以外には乗るなと言わんばかりだ。
何か営業方針とやってる事がちぐはぐに思えてならない。
正直、これならディーラーの方がまだ懐が深い。
4店舗で完膚なきまでに叩きのめされた私は涙目で
ノガミプロジェクトに電話をする。
私「うわぁぁぁぁんノプロえも~ん!! みんなが僕の車なんか触りたくないっていじめるんだよ~~!!」
野上社長「仕方ないなぁ、なぎ太くんは。 はい、車高調整~~(効果音)」
一瞬で解決(笑)
というわけで、品川、蒲田、川崎と店を回ってるうちにいつの間にか
ノガミプロジェクトに近づいていた私は、その勢いでノプロがある葉山まで赴き、一瞬で車高を上げてもらったのである。

これなら最初からノプロへ直行すればよかった……orz
そして意気揚々と車検場へ戻ってみると……
時間切れで閉まってました(笑)
ま さ に 完 全 敗 北 !
泣きながらその日は家に帰り、翌日改めて検査場へ。
そして改めて車検を予約し、再チャレンジ。
http://youtu.be/yIawQLNFtwk
今度は昨日の苦労が嘘のようにあっという間に車検に通り、えらくあっさりと新しい車検証をゲットできたw
皆さん、私は車高でえらい目に遭いましたが、本来車検は意外と簡単に自分で行ける物です。
指定工場とか銘打ってる工場は、正直過剰整備な所が多いです。
そしてきっちりしてるようで、実際は私が遭遇した例のように、本当の知識を持ってる人は少ないです。
そんな所で高い高い整備代を払って人に頼むくらいなら、自分で行くのもいいかもしれませんよ?
もし、格安で! というなら、大抵の車は整備付き車検で格安で通すツテがありますので、私を知らない人でもお気軽にご一報くださいね。
あ、闇とかペーパーとかじゃなくてちゃんとしたところですよ、念のためw