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2025年05月05日

【舗装林道?!】山越え棚田ツーリング

 激務!な本店勤務のH氏からお誘いを受け,原付2種ツーリングに行ってまいりました。以前からツーリングにお誘いいただいていたものの,休みの都合が合わなかったり,お天気に恵まれなかったりで実現していなかったのですが,念願かなっての日帰り旅です。
 今回のコースはH氏セレクトの北上ツーリング。鹿児島~熊本~宮崎~鹿児島と3県を股にかけたもので,日帰りルート(下道のみ)としてはなかなかのロングコースです。

【鹿児島】県道25号→県道40号→県道55号→県道53号→国道268号→県道422号→県道421号→県道15号→【熊本】県道15号→国道219号→国道445号→国道267号→国道219号→国道221号→【宮崎】国道221号→国道268号→【鹿児島】国道268号→県道55号→県道40号→県道25号

 目的地は、球磨村の棚田。H氏と自分がともに好きな狭隘クネクネ峠越えルートをたどり,山深い里を目指します。

 旅の相棒のバイクは...H氏の愛車はスーパーカブ110(JA07)!
 1966年発売の2代目鉄カブから43年の時を経てフルモデルチェンジを果たした完全新設計のスーパーカブです。


 (photo by Hossy)

1)フレーム
 それまでの丸断面の鉄アンダーボーン(バックボーン)フレーム+燃料タンク一体型の鉄プレス最中合わせフレームから,角断面アンダーボーンフレーム+鋼管フレームに刷新。
2)フロントフォーク
 それまでのボトムリンクサスから一般的なバイクに用いられる,テレスコピックサスに刷新。
3)リヤスイングアーム
 それまでの鉄プレスモナカ合わせから角断面パイプに刷新。
4)エンジン
 ピストンバルブ式の強制開閉キャブレターから電子式インジェクション(燃料噴射装置)へと大進化。
 1.排気量がそれまでの85ccから109ccと約1.3倍。
 2.馬力は7PSから8.2PSと約1.2倍。
 3.トルクは0.79kgmから0.86kgmと約1.1倍

と,クラシックバイクから一気に現代のバイクに大進化したモデル。
 一方でフォルムはC50からの伝統的デザインを守りつつ、現代的にリファインしたデザイン。誰が見てもスーパーカブ。だけどスタイリッシュでお洒落感がありますね。
 風防のスポーティーバイザー(ショートバイザー)とヘッドライトアクセサリーのライトバイザーがきまっています。また,リヤキャリアもウィルズウィン製とおぼしき大型のもので強化し,アイリスオーヤマ製RVBOXを搭載することで全天候型の積載能力を確保。完成形と言ってよいのではないでしょうか。

(追記)
 こうしてみると,カブはCVキャブ時代を経ずに,インジェクション化したのねぇ。。。まぁ小排気量はそうだよなぁと軽い気持ちで思ってググってみたら...
 あったのね。CVキャブモデル...びっくりしましたw
 1980年代初頭に,歴史上最高燃費モデル,最高出力モデルがあり,不思議に思っていましたが,そういうわけか。おそるべしホンダ...。

 自分はメインバイクのPCX(JK05)です。
 実に万能で、これ1台でほぼなんでもこなせてしまい,完全にメインバイクを喰ってしまうヤツです。


 (photo by Hossy)

 まずは鹿児島市街地から空港方向へ県道25号→県道40号とつないで北上していきます。その途中,県道40号線沿いの姶良市姶良町下名に山田という集落があり,「凱旋門」があるので立ち寄りました。


 (photo by Hossy)

 見事な石造りの凱旋門です。
 凱旋門の道路向かいの山田集落は「麓」と呼ばれる郷士集落だった地で,今でも石垣に武家門,石柱門を持つ家々が立ち並ぶ姿を見ることができます。


 (photo by Hossy)


 (photo by Hossy)

 凱旋門の奥には急な石段があり,上ると招魂社がありました。結構高さがあるので上り下りは要注意です。

 さて,今回のツーリングは目玉づくしの素晴らしいコースでしたが,クネクネ狭路好きにはたまらなかったのが,熊本県への越境ルート。
 伊佐市(旧大口市)市街地は川内川支流の羽月川が南北に流れていますが、そのまた支流の山野川沿いに県道421号線を駆け上り、県をまたぐ県道15号線で峠を越え,球磨川支流の芋川沿いの道を駆け下ります。


 (photo by Hossy)


 (photo by Hossy)


 (photo by Hossy)

 林業の盛んな地ですので,美しく伸びた杉林の道を駆け下ります。県道ですが,ほぼ舗装林道といった風情でした。


 日隠の棚田に到着。こちらは芋川の対岸側に橋で渡ったところです。
 田んぼには未だ水は張られておらず,田植えはもう少し先のようでした。
 しかし,谷に石垣を築き,細く狭い田んぼを段々に作っていった先人たちの努力を目の当たりにすると,すごいなぁと感動しました。現代の機械を入れるのは大変でしょう。それでも畦がしっかりと農政の事業でコンクリートで補強されているのを見て,現役なんだなぁと,そこにも感動しました。


 PCXとスーパーカブ110


 スーパーカブ110(JA07)


 スーパーカブ110(JA07)

 Hossy氏はSHOEIのフルフェイスヘルメット(QWEST?)を愛用されています。自分もスクーターに乗る際はAraiのフルフェイスヘルメット(XD)です。
 万一の際に頭部を守るのはヘルメット。安全装備は一流の製品を選ぶ。大事なことです。

 しばし,散策しまして,再び走り出しました。球磨川沿いの一勝地を目指します。水害で被災したJR肥薩線の一勝地駅があります。そこで昼食の予定でしたが,目当てのお店がお休みだったため,さらに歩を進め,人吉に向かいました。


 (photo by Hossy)
 人吉市の青井阿蘇神社(国宝)を参拝。
 茅葺の楼門があり,社殿も茅葺なのが特徴です。


 (photo by Hossy)
 こちらは神社の博物館(宝物殿)。

 食事処をどうしようかと二人で悩みましたが,グーグル先生に相談。するとループ橋で有名な加久藤峠に向かう途中に良さげな洋食屋さんを発見。


 (photo by Hossy)
 「赤い屋根」で遅めの昼食を済ませました。


 (photo by Hossy)
 まさにテッパンメニュー!熱い鉄板の「ハンバーグステーキ」です。ライス,スープ,サラダが付くセットメニューにしました。
 期待通り,いや期待以上に美味しかったです。

 食事後は熊本県側のループ橋をグルグル登り,国道221号の加久藤トンネル(1808.7m)の途中で県境を越え,宮崎県側のループ橋をグルグル下って,えびの市
に入りました。
 あとは国道268号線で鹿児島県を目指し,湧水町で往路で通った県道55号線に合流。往路をなぞる形で帰りました。途中ポツポツと雨に降られましたが,幸い本降りにはならず,なんとか合羽を着ずに帰宅することができました。

 走行距離約250kmと下道ツーリングとしては結構な距離を走りましたが,H氏のコース選択,休憩場所の選択が素晴らしく快適に走ることができました。
 とても楽しいツーリングでした。またご一緒させてください。
ブログ一覧 | ツーリング | 日記
Posted at 2025/05/17 09:03:44

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