長野北西部への道の駅巡り。
白馬ではもうひとつのイベント、「
ペンション・クヌルプ訪問」があった。 1994年、SFCで発売されたゲーム「
かまいたちの夜」の舞台、ペンション・シュプールのモデルとなったのがこのクヌルプ。いつか行ってみようとずっと思っていたが、ついに実現した。
「かまいたちの夜」は、我孫子武丸原作、脚本のゲーム。ジャンルはサウンドノベル。映像と音声が付いた小説といった感じでとても斬新だった。プレーヤーは、画面に現れる文章をひたすら読んで考え、いくつも出てくる選択肢を進んで行って事件を解決を目指すというシンプルなもの。選択肢によって、事件が解決したり、しなかったり。推理サスペンスで、時折グロテスクなシーンもあるが、他のホラー系のゲーム、例えばバイオハザードなどとはちょっと違う。その点こそが自分がこのゲームに惹かれた理由だと思う。
主人公とその彼女(?)の名前を決めることができるが・・・(´-`;;;)

そんなシンプルなゲームの中で、色々な要素がプレイヤーをかまいたちの世界に引き込んで行く。
ペンション内の風景が背景として使われ、「雪山のペンション」での事件を想像させる。登場するキャラクターが実写ではなくシルエットとして画面に出ることで、今どんな格好をしているのか、どこを見ているのか、どんな表情をしているか、どんなことを考えているのか、自由に想像できる。BGMも現場の雰囲気にバッチリ。効果音はたまにしか出てこない。だからこそビックリするし記憶に残りやすい。グロいシーンは、ほんの一瞬だけカラーで表現される。それが一瞬だからこそ印象的で・・怖い。
怖いのはもともと苦手なのだが・・・ハマってしまった。中学、高校の頃にリメイク版も含め何度も遊んだが、そういったゲームの作り方に感心してしまったことが、怖さを超えてしまったんだと思う。そんなこんなで、この「かまいたちの夜」は好きなゲームの中のひとつ、それもかなり上位だ。
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ペンション・クヌルプの映像
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ゲーム内のクレジットに撮影協力としてクヌルプの名前は入っていたため、白馬に実在するということ自体は知っていた。でもなかなか行けるもんでもないし・・・。今はネットで色んなことが調べられるようになったので、かまいたちファンの人のクヌルプ訪問レポートも気軽に見ることができる。 自分も行ってみたい! というわけで今回の訪問に至った。
R148から奥に入って、背の高い木々の中を進むと、一軒のペンションがあった。真冬ならほんとにスタックしかねない感じの道。ゲーム内でもいかに忠実に再現されていたかが良く分かって嬉しかった。オーナーの方に挨拶をして、中へお邪魔させてもらった。クヌルプでは、雪山グッズやTシャツ販売にもかなり力を入れているようだ。ガラス工房もあるらしい。
最初の印象は、明るい!ということ。ゲームの映像を思い返すと、なるほど、雰囲気作りって大事だなと感じさせられた。フロント、談話室は思っていたよりこぢんまりしていた。劇中で、ソファが宿泊客で一杯になり、階段に腰を下ろしたシーンを想像してみたりしながら、色んなところを見学。個人的にとても印象的な階段を見上げる映像。逆に2階廊下から談話室を見下ろす画など、ゲームと同じような感じで撮ってみた。客室は、いつか宿泊客として再訪した時の楽しみに。2階奥のあのジェニーの物置もあったが、そこまでは近づかずに階段付近から見るだけにしといた。ゲーム内であった地下室は、実際はないらしい。スタッフがミニチュアのジオラマを作って撮影したとか。

食堂で、ミシシッピ・マッドケーキを頂いた。
このケーキ、実在する一般的なケーキだったとは・・・。気づいたらちょうどおやつの時間。濃厚なチョコが美味しかった! ごちそうさまでした。クヌルプは料理がかなりの評判のようだ。ちなみに料理担当はオーナーさん、ではないらしい。突然押しかけてしまい、申し訳ありませんでした&ありがとうございました。
宿泊客として来るなら、できれば冬が良いけど・・・うーん(´-`;;)
遅れたり、チャイムを何度も鳴らしたりしないようにしよう。
香山「あかん、携帯は・・・。なんや、ちゃんと通じとるやないか」
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当時と同じ内容のオリジナル版は
WiiのVCでプレイ可能。
最新作は、PS2用「
かまいたちの夜×3」。過去の1と2のメインストーリーもプレイできます。
■フォトギャラリー
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10/05/09 戸隠、白馬と道の駅巡りのドライブ "特別篇1"
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10/05/09 戸隠、白馬と道の駅巡りのドライブ "特別篇2"
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10/05/09 戸隠、白馬と道の駅巡りのドライブ "特別篇3"
10/05/16:
×安孫子 ◎我孫子 修正しましたm(_ _)m がそんし、がそんし。
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あそびの杜 | 日記
Posted at
2010/05/12 18:41:09