
5月5日(火)
午前4時00分頃起床。
私が来た時よりも車中泊をしている車の台数が増えているなぁ。
そうそう、今日の空の様子はどうかな。
あれ?雲に覆われている・・・。
早朝に生月島農免道路を走る予定にしていたけど、天気どうかな?
平戸の市内を過ぎた辺りから段々と空が明るくなり始めますが、どうも靄のような雲に覆われています。
しかし、生月島が見える海岸沿いの道までくると生月島大橋より先、生月島は一切雲はなくワクワクしますね。
そして、段々と夜が明けていく生月島農免道路を走ります。
(午前5時40分頃)
薄暗かった空も随分と明るくなりました。
早朝のひんやりとした空気を感じながら、往復していました。
この後、東から太陽があがってきますが、島の西側にあるこの道路はずっと影のまま。
けれど、崖の上からは太陽の光がピカーッと差し込んでいます。
この光がこの道路に差しはじめると一体どうなるんだろうとワクワク感が増します。
(午前6時50分頃)
水田の見回りに来ているであろう軽トラを数台見たので、ちょっと休憩がてら内陸に行ってみます。
長瀬鼻灯台から生月島農免道路を挟んですぐの道を上っていきます。
すると、ずらっと石垣が並んでいるのが見えここは一体何だろうと思っていると、遠くに牛がいるのが見え、放牧場であることに気づきます。
停車し石垣の近くをウロウロしていると、牛がぞろぞろと私の方へ集まってきます。
おいおいおい、私は飼い主ではないよ!と心の中で思いつつ、うれしいものです。
私が停車した場所にはこの放牧場の出入口があります。
牛達はいつもここからこの道に出てどこかに移動するんでしょうか?
うーん、しかしこの石垣の高さって絶妙じゃないですか?
間近で見ていると飛び越えてきそうな高さなんですよね。
高さが80cmくらいで幅が50㎝くらいでしょうか。
考えてみると、囲いの私のイメージって柵なので、このパターンは初めてかも。
再び生月島農免道路へ。
(午前7時30分頃)
いやー、素晴らしい海の青さでした。
この時間帯の崖付近はまだまだ影に覆われていますが、光があたり始めた海は太陽が出てくる前とは別ものでした。
今回走ったこの道の一部区間は通行止めになっています。
そのため、途中迂回路を経由して走らなければならず、一発でズバッと走り抜けることができたらなとすごく残念に思いました。
けれど、迂回路は迂回路で海に飛び込んでいくような区間がありこれはこれで好きだったりします。
(午前8時30分頃)
農免道路に流れてくる車が増えてきたため、迂回路での離合が難しいと判断し、朝食にしようと島内にあるファミリーマートへ。
そして、港でのんびり朝ごはんにします。
目の前には見たことのない機器を取り付けた船がありましたね。
釣りをしている人もたくさん見かけました。
この後は、平戸島の散策に行きます。
生月大橋を渡りすぐの長崎県道19号線を西へ。
棚田があったり、白い砂浜が記憶に残っています。
そして、風力発電所の看板を見つけ、もしやここが平戸発電所かなと坂を上っていくと、鮮やかなつつじが出迎えてくれます。
うれしかったですね、こっちも写真撮っておけばよかったなぁ。
その後、宮ノ浦まで走ります。
そして、大志々伎町から早福町に抜けていく道で、
さきほど平戸発電所で見たあの突出した崖の部分の反対側?が見えているのだと思います。
近くにいけば存在感すごそうだな。
そして、早福町に到着。
港まで来ると、海岸沿いの崖の下の部分が浸食され弧を描いている様子や、鯉のぼりもこの地域のものっていう感じがよかったです。
駐車場の横には小さな鳥居と祠があり、似たような感じのものが島根県の猪目海水浴場の近くにもあったなと思い出したりしていました。
そして、昼食を買おうとマルセイショッピングセンター南部店に寄ります。
店内を歩いていると、まさかまさかのブルドック中濃ソースが安く販売されており、お弁当と一緒に購入してしまいました。
その後、さきほど通り過ぎた根獅子海水浴場でお昼ご飯にしているとあっという間に潮は引いていきました。
お腹を満たした後は広域基幹林道平戸中央縦貫林道へ。
平戸に本当にいるのかと思わせるほど展望できる場所がありませんでした。
唯一、二ヶ所だけ北側の海、南側の海を見ることのできる場所があり、やっぱり島にいるんだなーと。
その後は、長崎県道60号線のある南岸を走ったり、内陸をウロウロしながら、川内峠へ。
上に行く歩道が見えたので、展望がいいのかなと登ってみます。
この写真の場所からだと周囲270度見渡せますが、インパクトに欠けました。
こういうところに来るとなぜここだけ木がないのか気になります。
そして、我慢ができなくなったので生月島農免道路に向かい、再び走ります。
早朝に走った感じとはまた違いこれはやばいなぁと思いながら楽しんでいました。
最初は迂回路込みで往復していましたが、早く戻りすぎたようで迂回路の離合が大変でした。
そのため、崖側の区間(生月大橋~崖~通行止め箇所)のみを走ることに。
(午後5時00分頃)
早朝は影だったこの崖の区間もこの時間になると強烈な西日が差し込み、海の照返しがとても綺麗です。
トンネル内はライトが点灯しておらず真っ暗なので、トンネルから出た瞬間眩しすぎて、おーっ!てなります。
そして、影の時は暗くて気づかなかった道路脇に黄色の花と白色の花が咲いていました。
これに気づいた時はうれしかったですね。
さらに、この先の橋の左前方に見える石の上に2頭の山羊が立っていたのもよかった(笑
カーブ毎に見える海も最高によかったですね。
生月島大橋が見える区間はこの時間帯、影になっているのですが、大橋はスポットライトを浴びているかのように西日によって輝いていました。
(午後5時30分頃)
崖の前の駐車場に車を置き、しばし休憩。
巨大な崖をよくよく観察していると5本ほど小さな滝があるんですね。
そして、海の方へ向かい、石の上に腰を下ろしぼーっと波の音を聞きながら西の空を眺めていました。
夕陽が沈むまで、もう一走り行こうと車に乗りこみます。
沈みゆく太陽、空の変化を眺めながら走ります。
(午後7時00分頃)
通行止めの手前に停車し、ドキドキしながら暮れゆく空を眺めていました。
手も小刻みに震えてましたね。
夕陽を見届けた後、車に戻り20分くらい車の前でへたりこんでいました。
帰りたくないと思いましたし、次にどこ行こうかなんて考えられませんでした。
今まで走っていてワクワクすることはあってもここまでドキドキした気持ちになるのは初めてじゃないでしょうか。
ここにいては危険だと思い、生月島大橋方面に逃げるように走り出します。
そして、トンネルを出た先の海沿いの区間だったと思いますが、灯台の明かりと漁火が見え、生月島大橋が見える区間でも右の海を見ると漁火がいっぱいなんです。
まだネタがあるのか!勘弁して下さいと思いました(笑
途中、イノシシ?が横切らなければもう一往復してたかもしれませんね。
でも、そんなことしてたら道の駅で車中泊する事態になっていたかも(笑
とりあえずもう直帰する方向ですぐにでも高速に乗ろうと佐々ICを目指し、久しぶりに走るよなこの長崎道もと思ったほかは無心で走ります。
鳥栖JCTから九州自動車道に入ると車が多すぎます。
明日もう一日あるし無理せずに基山PAにて今宵は車中泊とします。
5月6日(水)
昨日のダメージが残っており、ヘロヘロ、頭も真っ白な状態。
ガラガラの九州道の左側車線をひたらすら進みます。
関門橋を渡り、中国道に入ると自然と体力、気分が回復します。
そのまま帰れよって話なのですが、米山トンネルを過ぎたあたりからまだ時間あるな、どこか行こうって気持ちになります。
そして、戸河内ICで高速を降ります。
国道191号線、広島県道11号線と北へ進みます。
国道186号線辺りまで来ると、季節が少し遅れているようで若葉が多かったように思います。
広島県道40号線、79号線と走っているとちょうど道沿いでワイヤーを使って人工林を宙吊りにし木を出しているところでした。
上の写真に少しワイヤーの影があるのですが、ここから見学させてもらっていました。
国道261号線、島根県道6号線、293号線、31号線、55号線と北東方向に走って行きます。
島根県道55号線(島根県邑智郡美郷町村之郷)を走っていると藤がバッと見え、なかなかいいなーと思い寄ってみます。
電線の関係でこちら側から無理やり撮ったけど手前の桜?がかなり邪魔してますね。
やはり走りながら見た藤の方がよかったなぁ。
電線が入ってもいいからそちらから撮ればよかった。
そういえば、この辺りはまだ木造校舎があったように思います。
中国山地のほのぼのした風景によくマッチしていましたね。
先ほどの藤のあった場所から少しいったところになるのですが、
草刈りアートが約500mにわたって続きます。
読みながらゆっくり走りましょう。
そして、江の川へと下りていく連続カーブ区間で一枚。
山地内を走っていて大きな川を見ることは少ないので、風景がガラッと変化するのがよかったです。
川沿いまで下りると堤防の高さにびっくりです。
住宅の2階の窓辺りまでありますから。
江の川沿いはまた今度走ってみたいですね。
何か新しい物が発見できそうな気がします。
この後、松江道の雲南吉田IC付近まで県道と国道を交互に走っていたのですが、さすがに帰りが遅くなると思いここからは一気に直帰しました。
最終日はいつものドライブだなという実感を得られ、またいつもの自分に戻れたように思います。
クールダウンには最適でした。
今回のドライブの走行距離2,628㎞。
その中でも中国山地を走っている時がバランスの良い、楽しいドライブだったと思います。
九州は平戸島と生月島を除いて生憎の天気だったため、次回に期待したいと思います。
おわり