yossui'sカタログギャラリー⑧
投稿日 : 2009年02月28日
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昭和44年(1969年)にで発売された、初代S30型フェアレディ「Z」のカタログです。
昭和47年(1972年)1月版。
言うまでも無く、日産(ダットサン)自動車の、デビュー時から現在そして未来までシンボルたる、世界的スポーツカーブランドです。
2000年代に入り、日本の自動車創世期からのビッグネームが相次いで廃止されたり(レビン、セリカ、ローレル他多数)、名称変更(コロナ⇒プレミオ、セドリック/グロリア⇒フーガなど)されたり、コンセプトが変貌(スカイラインなど)されてりしていく中、このフェアレディZは、(途中2年ほど休止期間があるが)いつの時代も名車であり、人々を惹き続けています。
今回は、その永遠の名車であるフェアレディの、最も衝撃的で輝いていた初代S30型のカタログです。
多分、所有しているカタログの中では、一番古いモノだと思います(簡易版なら、もっと古そうなのがありますが)。
他に2タイプの初代フェアレディZのカタログもありますが、それらはまた後日に紹介いたします。
シミや黄ばみこそありますが、比較的状態がいいので、その筋で売却したら、それなりの価格がつくんじゃないかと思います(絶対に手放しませんがw)。
オイルショック直前なので、辛うじてあの4バルブDOHCのS20型エンジン搭載の「432」と、通称Gノーズの「240ZG」という、Z史上最高のモデルがラインナップに連ねている黄金期のカタログです。
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これが「Gノーズ」の240ZGグレードです。
この独特のマルーン色と合わせて、1970年代最高傑作車の一台といわれています。
なんと言っても「Gノーズ」と言われる、フロントエンドの滑らかなデザイン処理が目を惹きます!
空気抵抗を少なくするためにデザインされたものですが、元々長いボンネットがさらに長く美しく見えるので、Zの中でも現在も含めて一番人気のモデルといえます。
オーバーフェンダーも、また魅力たっぷりです。
L24型エンジン搭載で、グロス値150馬力、トルク21kgmのスペックですが、当時の国産車の中では最もトルクフルなエンジンだったので、レースベースの432グレードよりも、条件によっては速いと当時から言われていたそうです。
車重がMT車で985kgで、150馬力(ネット換算なら120馬力程度)なので、当時としてはかなり速かったのですが、現代の基準なら1.3~1.5Lクラス程度の性能といえるでしょう。
それでも、当時の日米のクルマジャンキーは、狂喜したのです。
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こちらは、標準ノーズ、オバフェン無しのグレードです。
これでも、申し分ないカッコよさが備わっています!
ちなみに、標準ノーズのボディサイズは、全長4115mm、全幅1630mm、全高1285mmと、現代のクルマで言えば、長さは旧型になってしまったホンダモビリオ(3列シート)並み、幅は日産マーチよりさらに狭く、高さはマツダロードスター並みと、ビックリするくらい小さかったのです。
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リアビューです。
このカタログの時には、2シーターモデルのみでしたが、この数年後に「2by2」と称する、リアシート付きのモデルが追加されます(補助席程度ですが)
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再び、Gノーズの「240ZG」グレードです。
個人的な意見ですが、このS30系Zが、日本製クーペ史上で、最も「妖艶」なボディだったと思います。
ちなみに、この写真は「特殊フィルム使用の為、実際とは違って見えます」との事(笑)
(続く)
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