へなちょこレーサーのブログを見て頂きありがとうございます。
本日は、S-FJの魅力をお伝えしたいと思います。
前回、S-FJは・・・レーシングドライバーを目指している人がレーシングカーの基礎を学ぶ
入門用フォーミュラカーとお話しました。
S-FJは、日本のモータースポーツの底辺を支えるカテゴリーです。
モータースポーツは、ピラミッド型でカテゴリーが表されています。
頂点は・・・F1
レーサーの多くは、F1を目指してレーサー人生をスタートします。
世界中の激戦レースを勝ち抜いた20名前後のドライバーしかレースに参加出来ません。
S-FJは、ピラミッドの底辺を支えています。
モータースポーツの世界へ飛び込むキッカケとなるフォーミュラレースです。
運転技術を身につけ、モータースポーツの知識を身につけ、S-FJを手に入れられれば
あなたもレーシングドライバーとしての人生が始まります。
F1は限られた人しか乗れませんが・・・
S-FJは、レーサーになりたいって意欲と強い意志があれば
必ず乗れるチャンスは訪れます。
続いて
S-FJの車体の魅力もお伝えします。
・シャシー
シャシーとは、フォーミュラカーのベースとなる物です。
S-FJは、パイプでフレームの形が造られていています(パイプフレーム)人間で言えば、骨格です。
大きな骨・小さな骨・太い骨・細い骨など・・・それぞれの骨があって人の形が出来上がります。
S-FJは、それぞれのパイプを溶接して組み上げて形を造っています。
その組み合わせ方は、様々でフォーミュラカー製作メーカーの腕の見せ所です。
パイプフレームの強度や捻れ剛性などで、S-FJの動き方に影響します。
こちらは、勉強してみると・・・奥の深~い事が分かります。
ちなみに、S-FJのシャシーメーカーは4社有ります。
・東京R&D様・・・RD10Vという最速マシンを製造しています。

・自動車工房MYST様・・・KKーS2という昨年の日本一決定戦で勝利したマシンを製造しています。
・ZAPSPEED様・・・F109というマシンを開発しています。F1の開発テストしていた企業の「童夢」様と自社で車両製作も行っている「フヂイエンヂニアリング」様との共同開発。
・WEST様・・・07Jや11Jなどの名機を製造しています。並のドライバーも、WEST様のシャシーで走るとドライビングテクニックが向上するそうです。乗れる機会が有れば乗ってみたい!!
底辺フォーミュラでも!!シャシー競争も激戦中です。
各社、専属ドライバーがテスト走行を繰り返して量産しています。
上級フォーミュラカー(F1やF3)のクラスになると・・・パイプフレームではなく
安全性や剛性を、さらに強化したモノコックという物が使われています。
・タイヤ
S-FJのタイヤは、横浜タイヤ様が製造する全車共通のタイヤです。
タイヤの種類は、レーシングスリックタイヤ(晴れ用)とレーシングウェットタイヤ(雨用)の

2種類が用意されています。
F1やGTのようにソフトタイヤやハードタイヤなどの硬さで種類は用意されていません。
S-FJ用に製造されたタイヤ性能を引き出すのがドライバーの腕です。
タイヤ性能を引き出すには・・・
S-FJでセッティング出来るサスペンション
前後ウィング、タイヤの内圧
そして!!ドライバー
すべてがベストな状態でタイヤの性能をフルに生かせると思います。
・エンジン
S-FJのエンジンは、ホンダ製で排気量は1500ccです。
エンジン型式は、「L15A」という乗用車では「フィット」と同じエンジンが使用されます。
FJ1600では、燃料噴射装置がキャブレターでしたが・・・
S-FJは、エンジンコンピューターが装着されていて燃料噴射が電子制御で行われる
インジェクションになっています。
エンジンコンピューターにより最適な燃料噴射が行われる為、出力の向上・燃費も良いです。
従来のFJ1600のエンジンは、燃費が悪くパワー感もないほどでした。
それに対して、ホンダ製1500ccのエンジンは低中速のトルクも有りエンジンレスポンスも非常に良
くSOHCとは思えないほど気持ちよく吹き上がります。
時代の流れ・・・21世紀らしいですね。
・ミッション
S-FJのミッション・・・変速ギヤについてですが
ミッションメーカーは、戸田レーシング製-前進5段・後退1段です。
クラッチを踏まずにギヤチェンジが行えるドグミッションという物が搭載されています。
犬の歯のように鋭くギザギザした歯車が変速時にガッチリ噛み合うようになっている為、クラッチを踏
まずともギヤチェンジは行えます。
しかし・・・無理なギヤ操作を行うと、ギヤは壊れてしまう為・・・やはり丁寧な操作が必要です。
シフトパターンはHパターンですが、ショートストロークのシフトリンケージの為、素早いシフトチェンジが可能です。
レーシングミッションの操作の基本を身につける事が出来ます。
・前後ウィング
S-FJになってから、前後にF1のようなウィングが装着されています。
実際に走らせてみるまでは、ただの飾り程度にしか思っていませんでしたが・・・
速いスピードでコーナリングすると、ダウンフォースを感じることが出来ました。
車体が地面に抑えつけられているのが分かる為、アクセルを踏んでいくことが出来ます。
S-FJでは、タイヤのメカニカルグリップとダウンフォースのバランス感覚を身につけ
風も味方にしないと上手く走れないと思いました。
ウィング形状の変更は、両端板の形状の変更が出来そうなので、レギュレーションを確認して
空力も勉強して、自家製作してみたいと思います。
以上
長くなりましたが・・・
S-FJの魅力についてお伝えしました。
次回は、自己紹介します!!笑
最後まで、ご覧頂きありがとうございました。
また見に来てください☆
へなちょこレーサーりつき