2006年04月22日
燃費向上計画12(完結)
コストパフォーマンスはどうなのか?
一番気になる事だと思います。私もこれが一番問題でした。燃費が向上しても、高くついてしまっては仕方が無い。
でも、これは個人毎に非常に微妙です。純正オイルを使用している人にとっては、少々高くなってしまうかも知れません。
私を例にしますと、以前、オイルは8千円程度の物、交換サイクルは4千Km、燃費は約9.5km/㍑。
これを、1万Kmを節目で計算する。
オイル交換代(2.5回):8000×2.5=20,000円
ガソリン代(130円で計算):10,000÷9.5×130≒136,842円
1万kmで掛かるオイルとガソリン代は156,842円となる。
これを、(超)高性能オイルへ交換して燃費が10.5km/㍑(11%向上)したと仮定する。
オイル交換代(1回):27,000~40,000円(グレードにより異なる)
ガソリン代(130円で計算):10,000÷10.5×130≒123,810円
になり、150,810~163,810円となる…
微妙だ非常に微妙…。+6,000円~-7,000円って…
かなり悩みました。値段の差の微妙さも、ありますが、初めから燃費が上がることを予測している事に危険を感じました。上がらなかったら、どうしましょう…。
こうなれば、賭けです。一度使うしかないでしょう。結局、一番高いオイルに交換。
結果は…大体、予測通りです。少々マイナスでは有りますが(-5000円)、交換後の性能を感じてしまえば、私は高いとは思いませんでした。
オイルはチューニングパーツと割り切ってしまえば、マイナスとは思えないです。距離を走るほど燃費も向上していますし、交換時期も1万2千kmまでは引っ張れるので、いずれ金額的にもプラスになることは時間の問題かと…。一番高いオイルを入れなければ初めからプラスに持っていくことも可能かもしれませんが…。
つまり燃費向上した分のガソリン代で(超)高性能オイルを買う。と言った感じです。今まで掛けていたお金を、増やすことなく(場合によっては、やや増加)エンジンの性能&耐久性をUPさせる事が出来る事になります。これでも、貴方は「高い」と言って敬遠しますか?
汚れるオイルは良いオイルか?
答えはNOです。オイルが短期間に汚れるのはオイルの性能が不十分だからです。潤滑が良好(油膜保持の良好)なオイルであるならば、オイルにカーボンが混入する量は減るので、オイルは汚れにくくなります((超)高性能オイルに交換直後は、それまで蓄積していた汚れが落ちる為、汚れ方は激しい)。そのため、フラッシングは必要無いと言って良いでしょう。
安いオイルをこまめに交換する方が良いのか?
私的にはNOです。潤滑性能が不十分であるので、交換初期の頃からでも、汚れが蓄積、エンジン内部を巡ることになるので、エンジンのダメージは蓄積していくことになります。
10万Km程度で買い換えるならば良いですが…コストパフォーマンスを考えても、(超)高性能オイルの方が、私は良いと思います。
油温が上がり易いエンジンの方へ
「俺の車、油温が厳しくて…オイルクーラー付けようかな。」なんて方へ、オイルクーラーを付ける前に(超)高性能オイルへの交換を、お勧めします。(超)高性能オイルに交換するだけで、油温が10~20℃下がります。
ミッション・デフのオイルについて
伝達のロスを低減するのも燃費向上には欠かせません。
この辺のオイルを高性能な物に変えるだけでも、燃費は向上するでしょう。
エアコンに添加するもの
夏場にエアコンを使用すると、ガクッとトルク感が減少する感覚は誰もが経験していることだと思います。エアコンコンプレッサにもオイルは使用されています。そこに添加する物が、いくつか出ていますが、効果があるものはあります。使用すれば、夏場の燃費向上に大きく貢献してくれるでしょう。
私は、エンジンオイルだけで、エアコン使用時のトルク減少を低減できる事を体感していますが…。
カタログに載っている燃費を、超えることは不可能ではありません。(実際に私の車は超えている。)
もちろん、高速は使用しないでです。都会の渋滞では流石に厳しいとは思いますが、郊外の一般道でなら、可能であると思っています。
因みに、私を例にしますと…
主に通勤で使用。片道16キロ。峠を1つ越えるので、ほぼ坂道。アイドリングは毎回10分程度。時々実家に帰省(片道50キロ)こんな使用状況で、特に一回の走行で長距離を走っているわけでもないですが、カタログの燃費は超えています。
結論:高性能オイルを手に入れろ
燃費は向上する。
オイルの交換時期は倍以上にのびる。
馬力・トルクの向上はパーツ交換よりも体感しやすい。
走行距離が20万キロ程度までなら性能は(燃費は)向上し続ける。
高性能オイルの恩恵は計り知れない…
オイルは私が話すほど簡単な物ではなく、もっと奥の深い物です。私は、読んで頂いている方に少しでも解って頂けたらと、かなり要約して書いたつもりです。少しでも興味がある方、(超)高性能オイルを使いたいと言う方には、メールを頂ければ、紹介します。必ず、愛車に合うオイルがあります。(メールの確認は週末しかしていませんので、返事が遅れることがあります。)
燃費向上計画は、これで終わりです。
読んで頂いた方々有難うございました。
私の偏見たっぷりの内容でしたが、少しでもお役に立てれば幸いです。
参考資料
・藤沢公男の提唱する進歩的メンテナンス術
・オートメカニック
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燃費向上計画 | 日記
Posted at
2006/04/22 21:05:07
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