サンドバギー修理

久しぶりにサンドバギーの修理をしました。

このバギーはフォルクスワーゲンの空冷フラット４、ビートルをベースとしたもので１９７０年代ごろからアメリカなどで人気となったものです。
そして今でもアメリカでは根強いファンがいるらしくキットパーツや補修パーツ改造パーツが沢山販売されています。

実はこのエンジンの排気管にはサイレンサーがつけられていなかったので４ストカート用のサイレンサーを取り付けてみるとパイプの径がピッタリと一致して差し込むだけで装着できました。
とりあえずこれならこれならご近所の騒音対策にはなりそうです。

次にキャブレターを取り外し壊れていた加速ポンプを修理しました。
部品はソレックスのオーバーホールキットを使用しましたが、シングルキャブなので安価でした。

そして以前応急修理したポイントはディスビアッシーで交換。
実は以前苦労した部分ですが、今回は単なる部品交換なのですぐエンジンが始動できました。
調子を見るためにエンジンを軽くレーシングしていると、隣の家からもバイクのエンジン音が聞こえます。
音で負けてなるものかと、こちらも更にエンジン回転を上げ空ぶかししていると間もなく、お隣の家の住人とその友人らしき茶髪の人物が現れ、「何やってんだ？」と言ってくるではありませんか。
文章では伝わりにくいかもしれませんが、こちら茨城県の地元住民のイントネーションはこの時通常の疑問形より語尾が上がりまるで喧嘩を売っているかのようにも聞こえ、ちょっと怖いです。
いや、もしかすると私も調子にのって回転を上げすぎたので爆音を怒っているのかもしれません。
とりあえずは何をしていたか？という質問に対し杓子定規に答えておきましょう。
「これは１９７０年代アメリカでブームになったフォルクスワーゲンビートルをベースとしたバギーで～後略」と入手に至った経緯や修理の経緯、そして今何をやっているかまで淡々と説明してやりました。
これを挑発と受け取ったのかどうかわかりませんが、お隣の住人はしばらくバギーを眺めた後、自宅から金属のパイプのようなものを持ってすぐ戻ってきました。

持って来たのはバイクのサイレンサーでお隣の住人によると１０００ｃｃ位の排気量に対応しているしアダプターを使うことで排気管の径にかかわらず簡単に装着できるから使ってみろとこことでした。
もちろんありがたく頂戴しました。おわり。