独ＢＭＷ、12年に世界販売180万台に・経営計画

独ＢＭＷは２７日、中長期の経営計画を発表しました。

世界販売台数は、２０１２年に０６年比で３割増の１８０万台を目指すそうです。米国や中国で現地生産を拡大。他社の買収や共同開発などの提携事業にも積極的に乗り出す計画だそうです。

１年前に就任したノーベルト・ライトホファー社長は同日の記者会見で「将来の買収の可能性は計画に織り込んでいる」と説明。
英ローバー買収失敗で遠ざかっていた買収戦略を再開し、ＢＭＷ・ミニ・ロールス・ロイスに次ぐ四つ目のブランドを加える意向を示したそうです。

昨年に１３７万４０００台を販売した乗用車では、小型の多目的スポーツ車「Ｘ１」など新型車を投入。
２０年には２００万台の大台を突破する。
ユーロ高に苦しむ米国事業強化のため、米工場の生産能力を７割増の２４万台に拡大。中国での生産能力も３万台から４万４０００台に増やすとの事です。