
徳島県の大塚国際美術館に行ってきました。三連休ということもあり、高速を降りてからの道路は渋滞していましたが、到着してからは思いのほか快適に過ごせました。駐車場から美術館まではシャトルバスがひっきりなしに運行しており、待ち時間もほとんどありません。事前にオンラインでチケットを購入しておけば、到着後もスムーズに入場できます。
館内には多くの人が訪れていましたが、美術館自体が非常に広いため、人の流れが分散し、窮屈さをあまり感じません。トイレも各所に設置されていて困ることはなく、飲料の自販機も館内のあちこちに置かれており、一般的な美術館とは少し違った印象でした。
展示作品は本物ではなく陶板に複製された名画ですが、その再現度は非常に高く、色彩や質感まで忠実に表現されています。陶板は耐久性が高いため、作品が色あせにくく、長い年月にわたり鑑賞できるのも魅力です。さらに、失われてしまった作品や公開されていない作品までも展示されており、幻の名画に出会えるのはここならではの体験でした。特にダ・ヴィンチの「最後の晩餐」を修復前と修復後で並べて展示している空間は圧巻で、時間を忘れて見入ってしまいました。
また、この美術館の特徴は“環境展示”にあります。スクロヴェーニ礼拝堂やシスティーナ礼拝堂などを空間ごと再現しており、まるでその場にいるかのような没入感が味わえます。作品がガラスケース越しではなく間近で鑑賞できるため、写真映えするスポットも多く、旅の思い出として残すのにもぴったりでした。さらに屋外にはモネの「大睡蓮」が展示されており、自然光や実際の睡蓮の池と調和して季節や天気によって表情を変えるのも見どころのひとつです。
展示数は圧倒的で、すべてをじっくり見ると軽く一日かかるほど。次回訪れるときは、ここで一日ゆっくり過ごしてみたいと思いました。館内にはカフェやレストランも複数あり、訪れるたびに違った楽しみ方ができる点も魅力です。音声ガイドや館内マップを利用すれば効率よく鑑賞でき、時間が限られている方でも主要な見どころを押さえられます。
今回の訪問で非常に満足度が高く、行ったばかりにもかかわらず、すぐにまた行きたいと思える美術館でした。本当におすすめできる場所です。
ブログ一覧 |
ドライブ
Posted at
2025/09/15 13:18:25