
ちょうど手元に
50年くらい前の
nikkor-s auto 35mm f2.8
40年くらい前の製造番号だと多分38年前
nikkor 50mm f1.8
現行の
AF-S DX nikkor 18-55mm f3.5-5.6
の3本があったので公園で比べてみた。
使用しているのはD7000です。被写体は花。
見出し画像は50/1.8の撮って出しをみんカラの仕様でリサイズしたもの。
ちなみに撮影すると、現行の標準ズームは夕方には暗すぎてiso100では当たり前ながら手持ちできる状態でなかった。
最新の物なら全オートが良いだろうと、Pモードで撮影。
残りの2本は当然Mモードで撮影しました。
実は私は全自動というものがどうにも自分の感性とずれるので苦手です。もちろん、カメラに限らず洗濯機も電子レンジもPCのデフラグツールとかコピーソフトまで大抵のものは苦手なんです。神経質なので(別に繊細ではないので、実は写真の良し悪しはあまり分からない事を先に言っておきます)
もちろん、カメラでもPモードとかAモードなんてまともに使ったのが今回が初めてかも。
結論から言えば全体的にくっきりとした綺麗な画が撮れました。
やはり現行のレンズは良いです。ただし、明るくないレンズの宿命、被写体深度が深すぎて主題がはっきりせず、こりゃ動植物には向かないやと思いました。
色は明るく、いわゆる記憶色のよう。緑は青々と繁り、全体のディティールも良いので旅行の撮影には間違いなさそうです。
35mm単焦点は流石に古くて、開放では甘くて使えないかな〜と、そもそもライブビューも上手く働かなくてピントが全然合いませんでした。5.6まで絞ったら多少は改善されますが、鈍感な私にも分かるレベルでボケてます。クモリやカビはなさそうですがコーティングの劣化でしょうか?一応、主題はハッキリするのでl版なら標準レンズよりたいていの人は良いと感じると思います。
ただし、甘すぎるので旅行のお供には向きません。せっかくの35mmですが現行も安くて良いレンズらしいのでそちらを選ばない理由はないと思います。
オールドの味を楽しむ、個人的な作品なら良いでしょう。そもそもaiですらないので1000円以下で買えます。
50mm単焦点は素晴らしい出来です。開放では美しくボケてくれるので一眼の作品という感じになりますし、5.6まで絞ると中心の解像だけなら現行を超えていました。具体的には雄しべの花粉が分かるレベル。ただし、花弁の葉脈などは標準ズームの方が分かりやすく、昼に8まで絞れば多分何とか勝てるんじゃないかな〜位のものですが。
軽くて小さく使いやすいのでお勧めできますが、現行のaf-s50/1.8は安いくせに非〜常に評判が良いので、せっかく10万超のカメラを買うなら、間違いなくそちらでしょうね。中古で古いニコンのデジ一を買うなら、こちらでも良いのかも。一応一万円は切りますし。
なんて、書いてて気付きました。現行が安い焦点距離なら間違いなく現行が良くて、しかも遠望は古いとダメダメなので、結局オールドレンズはオールドレンズとしてしか遊べなさそうです。残念です。
安いので、気軽に扱えるので私はいつも50/1.8を付けてますけどね。
Posted at 2014/01/04 17:04:53 | |
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