
8月20日未明に広島市安佐南区八木地区で発生した土石流災害の現場に、同日、岡山県に接した広島県神石高原町にあるNPO・
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の災害救助犬訓練センターから、2頭の救助犬とスタッフが初めて出動して救助活動を行った。
残念ながら生存者を救出することは出来なかったが、2頭それぞれが、土砂や倒壊物の下から1人(計2人)を発見するきっかけを作った。
→
【広島土砂災害】捜索の様子(動画)(PWJ)
→
【広島土砂災害】災害救助犬とレスキューチームが活動を終了(PWJ)
その救助犬のうち、雑種の夢之丞(ユメノスケ)は、生後数ヶ月で捨て犬となり、殺処分されるところだったが、幸運にもPWJに引き取られて、救助犬として働くための訓練を行いながら育てられて3年目になる。
救助犬訓練中のユメノスケの成績は、仲間のエリート犬と比べると劣っていた。今回の初出動では、ご遺体の発見に至ったが、その時ユメノスケは吠えることはなく、倒壊した家屋のそばで立ち止まって、同行スタッフの目を見ただけだった。
ユメノスケは、倒壊物の下に人がいるとの確信までは、持てなかったのかも知れない。しかしユメノスケをよく知るスタッフは、彼の様子の変化に気づいたようだ。結果として、不明者のより早い発見に、ユメノスケも役に立った。
→
人に捨てられた夢之丞が人の命を救うために(PWJ)
PWJは、日本及び世界各地で人道支援を行ってきた実績がある団体です。その活動の支援には個人・団体からの継続的寄付が効果的です。PWJでは寄付金を常時受け付けており、領収証を添付して確定申告すれば所得控除の対象となります。私も、東日本大震災を契機にPWJへの寄付を続けています。
〔
土砂災害から身を守る3つのポイント:政府広報オンライン〕
ブログ一覧 | ニュース
Posted at
2014/09/07 17:20:59