OTTOCAST OttoAibox E2 にてCarPlayの無線化を目的に使ってみました。
概要
OTTOCAST MINI から OTTOCAST OttoAibox E2 に切り替えて、音楽の切り替え速度の差を検証した
結果
変化はなく、次の曲ボタンを押してから1〜2秒のタイムラグが生じ、曲が切り替わる。
これは製品の問題ではなく、Bluetooth通信におけるレイテンシー(遅延)と思われる。
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以前は、コチラのパーツレビューのとおり、AI Boxではない、OTTOCAST MINIという製品を使って、CarPlayの無線接続を実現していました。
このときの気づきとして、Apple Musicアプリにて、曲のスキップに遅延が生じるというものがありました。
画面のタッチやハンドルに付いている次へボタンを押したときに、1〜2秒ほどのタイムラグがあって、曲が変わるというものです。
あとは、これは個別の問題なのかもしれないのですが、OTTOCAST MINI経由でCarPlayを表示させると、My PorscheアプリがCarPlayに出てこなくなるというものもありました。有線で接続しているときには My Porscheアプリは表示され動作もします。
そんなこともあり、OTTOCAST MINIの使用はやめて、有線接続でのCarPlay利用を継続していました。
日常生活では、充電はMagSafeを使っていること、MacとiPhoneの連携などはすべてBluetoothで実現できていることから、Carrera Tに乗るたびにiPhoneにケーブルをつなげるのが、やや面倒に感じておりました。
そのため、「動作遅延のない製品があればCarPlayを無線化したい」という気持ちはずっとありました。
そんな中で、OTTOCAST OttoAibox E2の購入に至ったわけです。
OTTOCASTの商品ラインナップはすごい数ですね。ジャンルも複数ありますし、旧製品も継続販売されていたりすると、なにがなんだかよく分からず、どれを購入したらよいのかも迷います。
分類としては大きく2つ
・無線化アダプター:CarPlayを無線化するもの
・AI Box:それ自体でアプリを動かせるもの(ついでにCarPlayの無線化もできる)
前回は無線化アダプターOTTOCAST MINIを使っていました。
比較的安価であることと、OSが非搭載であるからこそ、動作に遅延が出てしまうのかな? という想像をしました。
一方、AI Boxと呼ばれる製品はOSを搭載しているため、処理が高速にできて、遅延が生じにくいのではないか? という仮設を立てました。
また、ネットで利用者のレビューを拝見したところ、「遅延は気にならない」とか「動画と音声にずれはない」といったものもあったため、「AI Boxにしたら、MINIで生じていた遅延がなくなるのでは?それなら欲しいな」と思いました。
AI Boxどれにするか問題
OTTOCASTの製品ラインナップが豊富であることは先ほども述べましたが、AI Box製品にも複数の製品が取りそろえられています。とても積極的に新製品を出し続けているのだなと感心させられます。
AI Boxの製品ラインナップはこんな感じ
使ってみてどうだったか
操作内容
CarPlayでApple Musicアプリで音楽を流す。画面、物理ボタンにて次の曲へ進める、もしくは前の曲にもどす。
結果
その1 遅延
画面、物理ボタンともに、ボタンを押した瞬間に、曲の画面は切り替わる。ここに遅延はない。次の曲でも前の曲でも差はない。
ただし、曲(音の情報)に遅延あり。
ボタン押下後、画面は切り替わるが曲は流れたままとなり、その1〜2秒後に曲が切り替わる。
気にしない人は多いと思われるし、単に2秒くらい間をあけてから曲が変わるだけであり、運転にも支障はない。
ただし、有線状態でCarPlayを使っていた人は、違和感を覚える遅延と思われる。
その2 音質
これは正確に測定していないため、個人の感想というレベルだが、有線接続の方が音質がよかった。
結論
・ボタン操作に対して画面表示の遅延はないが、音の遅延がある
・これはOTTOCASTの問題ではなく、Bluetoothの仕様と思われる
・MINIでも、E2でも状況は同じ。なぜならBluetoothの仕様だから
・操作のダイレクト感を重視したいならば有線接続がベスト
以上です。
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Posted at
2025/10/11 13:08:32